そこに彼は一人で立っていた
雨の日も風の日も関係ない
ただ毎日ひたすら立ち続け
心が壊れていることにすら
気付かずに立ち続けていた
いつか歩き出せると信じてか
柔和な笑みを浮かべながら
いつか来る日を待ち続けていた
ふと我に返れば足は棒
こんな足では踏み出せないと
泣く彼の頬の筋肉は
既に笑みしか刻まれず
途方に暮れた彼は自ら
心を手放すことにした
だから今日も彼は一人で
あの場所に立ち続けている
雨の日も風の日も関係ない
ただ毎日ひたすら立ち続け
心が壊れていることにすら
気付かずに立ち続けていた
いつか歩き出せると信じてか
柔和な笑みを浮かべながら
いつか来る日を待ち続けていた
ふと我に返れば足は棒
こんな足では踏み出せないと
泣く彼の頬の筋肉は
既に笑みしか刻まれず
途方に暮れた彼は自ら
心を手放すことにした
だから今日も彼は一人で
あの場所に立ち続けている