難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者の聞き間違い

2006年04月28日 16時24分45秒 | 生活
060427_1454~001.jpg出張の前に早めの昼食をとることにした。
上司が「サンジェリーで」と言ったと聞こえたが、駅の近くにそんな店あったかな、まあ探せばわかるかと思い聞かなかった。
ATMで用を済ませて、店を探したがない。「サンジェ○」という郊外型レストランかと思い近くに行ったが「ガ○ト」という違う店だった。
電話がかかって来て、「サンデラ」という。場所を聞くとATMの近くの「マ○ダヤ」という蕎麦屋だった。

何でそんな聞き間違いをしたのかわからない。大抵は言われるだろう言葉を類推するのだが、年輩の方のお昼のファストフードと言えば蕎麦だが思い付かなかった。

出張先の会議は社長に対する説明で緊張した。説明は上手くいったが他の部長の質問が分からなかった。自分が作成した表なので、どの言葉を言われても補聴器と口元を見て、どの部分かは分かる。
しかし、内容が分からなかった。聞かれることはその業務が必要かどうかということか誰がやるかのどっちかだ。そう考えて聞いたが違っていた。印字のずれで文字が見えなかったのだ。

その会議は議論が白熱し、私にはポイントがわからないまま終わった。議論の中で、会議のポイントが事前の準備した内容と違ってきてしまったからだ。何が議論の焦点か聞けばよいが、分かったところで所属業務の問題だけに、上司の考えもあり、自分だけの意見は言えないので聞けない。残念だ。

職場にはメールもグループウェアもあるので、文字による連絡はたくさんある。しかし、生きたコミュニケーションには文字はなかなかない。日頃のコミュニケーションがあって文字によるコミュニケーションが成り立つのではないか。
昨夜、同僚から前に退職した人の理由を聞いたが多分文字にはならない、できない情報なので口頭で話したのだろう。そういう情報は多い。それが伝聞でまた違って伝わっていくのだが。

難聴者は毎日コミュニケーション不全の連続で、ストレスが残る毎日が続く。

ラビット 記





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