難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

補聴器装用と人工内耳装用

2009年03月18日 22時06分16秒 | PHSから
090318-074828.jpg補聴器は、どのメーカーのどの機種を用いても、その聞こえには限界がある。

感音性の重度難聴者ならなおさらだ。人工内耳は補聴器と全く違う仕組みで「聞く」。ダイナミックレンジも格段に広い。

補聴器のメーカー、機種を代えていっときより聞こえるようになって喜んでいたが、聞こえると言っても日常生活、それも職場の会議やうるさいところの会話が出来ないことを確認した。
加齢化すればより聴力が低下するのは目に見えている。視力も筋力も低下している。

補聴器が聞こえなくなったから人工内耳をするのではなく、人工内耳により、今の補聴器の限界を超えた聞こえが得られることを期待した。

装着後から1年3ヶ月半だが、ようやく聞こえているなと感じる時もある。
人工内耳は時間とともに聞こえ方が変わってくる。この変化に合わせて人工内耳のマッピングも変えるが補聴器側も調整が必要だ。

しかし、補聴器側は病院のSTでは調整できず、補聴器店かメーカーの技術者のフィッティングを受けなければならない。人工内耳に合わせた補聴器のフィッティングは今後ますます求められると思うが出来る人がいない。

補聴器のフィッティングの技術を持った人工内耳装用者がマッピングをすれば、また違った視点が得られるのではないか。


ラビット 記




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