難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

手話を学ぶ難聴者が増えている。

2011年07月03日 08時49分05秒 | エンパワメント
手話を学ぶ難聴者は増えています。東京では毎週東京都主催の中途失聴・難聴者対象手話講習会が7クラス、協会主催の同講習会が4クラス、合計11クラスも開かれています。他に難聴者の手話サークルが4つ以上。地域の難聴者手話サークルはもっとあります。70代、80代の受講生が大勢います。

難聴者は講習会で手話を学ぶのではなく、手話を学ぶことを通じて自分のコミュニケーションの(障害)状態を知り、失われた社会との関係性をクラスメートと復活させていきます。そのことが自信となって社会とのつながりも回復していきます。

自立の支援が目的ですので個々に評価をします。難聴者対象の手話講習会では手話の表現技術は評価基準にならず、毎週通ってくる、相手の視線を見ることが出来るようになる、分からない時に分からないと言える、手話が通じなければ筆談をするようになる、表情が明るくなるなどの変化を指標として評価します。
手話を使っている時にコミュニケーションの成立に気を使っているかどうかが大事です。
手話を新しく言語として学ぶのではなく、コミュニケーション方法として学ぶことがポイントです。

ラビット 記

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