難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

夜も続く要約筆記事業研修会

2006年09月07日 22時05分47秒 | 要約筆記事業

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060805_1906~001.jpg全要研の委員の下出隆史氏からは、要約筆記がこれまで本当に難聴者等の権利保障としての役割を果たしえていたかという真剣な問いかけから30年近い活動の総括を行ったこと、要約筆記者を育てるには介入してはだめだとか話し言葉を要約して書く研究を深める必要があること、これからの要約筆記に求められることは何かなど、淡々とした話し振りながらもとても力の入った講義をされた。そのため、身体中汗びっしょりで、講義後すぐ立てなかったほどだ。

東京都登録要約筆記者の会の会長でもある三宅初穂氏からは、夜間の講義になった。東京都登録要約筆記の会は社会福祉基礎構造改革の行われた2000年に学習会を行い、この時に専門性を持った要約筆記の確立の必要性に気が付き、その後検討チームを立てて、2004年に「要約筆記の専門性」を発行する成果をあげたこと、東京都の要
約筆記者の養成と派遣がどのように行われているのか、要約筆記者として活動せざるを得ないことなどが語られた。

二日目午後のパネルディスカッションも、高岡芳江氏から要約筆記の介入をしてきたが要約筆記を利用して自分の力を発揮できた体験から、要約筆記に身を委ねること、要約筆記を読み取る力が必要なこと、要約筆記の専門家よりは社会に説得力のある講師になることなどが実感とともに話された。

ラビット 記



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