Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その98

2009年03月14日 | 制作裏話
制作裏話「ミレゴジ 新宿決戦バージョン」編 Part.1

 今日から昨年発売を開始した「ミレゴジ 新宿決戦バージョン」の裏話を書きます。

▲「ミレゴジ 新宿決戦バージョン」好評発売中!! のこりあとわずかです!!

■「オルガナイザーG1」の表現

 この「新宿決戦バージョン」は、昨年2月のワンフェス08冬から発売した商品です。
 いろいろと今だから言える事を書きたいとは思いますが、今回は特別大袈裟なエピソードはありません。
 とは言っても、かなりいろいろな部分でこだわった所は多々ありましたので、その辺は2008年2月8~12日に書いた「こだわり」をご覧いただければと思います。

 前にも書きましたが、この「新宿決戦バージョン」の企画テーマは、「オルガナイザーG1」の表現と「ミレゴジ」独特の熱線放射の表現です。それがそのまま商品としての大きな特徴にもなっています。

 シリーズとしては5つ目のカラバリでしたし、お客様からのリクエストもあったので「そろそろクリアのミレゴジもほしいなぁ」という事から企画は始まりました。
 そこでクリア成型のミレゴジに合うシーンやシチュエーションを探すべくDVDを見直し、「オルガナイザーG1」の表現がどうにかできないかと思いました。
 ちょうど少し前に「新春ゴジラ福袋(08)」を発売し、在中している「デスゴジ メルトダウンバージョン」が好評をいただいたばかりです。その「メルトダウンバージョン」はクリア成型にモール内蔵と言うパターンを最初に行なった商品です。
 同じくモール内蔵で「オルガナイザーG1」の表現ができないかと考えたわけです。
 ですからモール内蔵のソフビゴジラとして「デスゴジ メルトダウンバージョン」の成功があったからこそできた商品でもあります。

 実際に劇中では、外見上ゴジラの身体そのものには、「オルガナイザーG1」をダイレクトに表現してはいません。敵であるミレニアンや怪獣オルガが吸収しようとCG表現で描かれているシーンがあるだけです。
 ですから商品化する場合、露骨にはっきりとモールが見えてしまっては、イメージとしても「らしく」ありませんし、選択する色によっては意図が曖昧になってしまいます。
 クリアそのものの成型色と内蔵するモールの色の組み合わせが大きなポイントとなりました。

(2009.6.21更新)
「ミレゴジ 新宿決戦バージョン」(追加販売分)は完売致しました。ありがとうございました。

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