今朝の出来事

今朝、ラッシュの横須賀線に乗り、普通に奥へとつめようとした。ふと背中にかかる圧力。後ろの人が動こうとしない。前からは人が乗ってくる。だが、後ろに下がろうにも下がれない。

私は振り向いてみた。男子高校生が踏ん張っていた。睨んだら少し下がってくれたので、私は下がろうとした。次の瞬間、今度は足がつっかかった。カバンが床においてあったからだ。

じゃまだった。しかも危ない。私は高校生に注意した。「混んでるんだからカバンを持ちなよ。」（半分脅しか？）

実は私も高校時代に同じことを大人から注意された。全く同じ状況だった。それ以来、私は床には荷物を置かない。もちろん、肩にカバンをかけたりしないし、背中にも背負わない。混雑の中、極力周りの人に迷惑にならないように心がけている。

高校時代に注意された一言、その一言で多分、私の周りにいた多くの人が多少は助かったいると思う。私も助かっていると思う。小さな一言だが、この３０年間大きく影響してきた一言だ。私は注意してくれた大人に感謝している。

いつしか、電車内で騒ぐ中学生を怒鳴ったこともあった。レストランで走り回る子供に注意したこともあった。自宅のマンションでもしばしばいたずらっ子を注意してきた。私はこれでも少しは子供を注意できる大人だと思う。

小さな一言が、注意した相手を通じて、少しは世のため人のために役立っているだろうか？いや、役に立ちたいと思う。

自分を育ててくれた社会・この世への恩返しだ。

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