開放（２）

先週の美人主婦TANさん、JNT整体研究会の宝刀により、密になった気を開放して帰ると、その後すごくすっきりしたと言う。

この１週間、体も軽く、気持ちも軽く、そうなれば主婦の力の見せ所、家事がトントン進み家の中もピカピカになったと言う。

「家の中がピカピカになるなら、うちの奥さんにも同じことをやろうかな」などと頭の中でつぶやきながら、TANの元気回復を喜ぶ。

まだ治っているわけではないので、その日も施術をちゃんと行う。自律神経系とロイヤル１ブロック、そしてクラニアル、これも開放作用のあるものだ。

取り巻く状況は同じでも、受け取る側が変われば、ストレスも軽くなる。要は処理能力が上がれば、何の問題もなくなるのだ。

TANさん、明らかに処理能力が上がってきた。少しづつ間隔を開けてやっていこう。何の心配もない。

JNT整体研究会の技術は、心までも探求する。



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開放

ロイヤル１のTANさん、３０代主婦。肩首背中痛～頭痛、疲労感などに悩まされている。

これまで４回ほど、まじめに施術に通ってきた。もうだいぶ楽に１週間を過ごせるはずだと、私は思っていた。たしかに、以前ほどの頭の激痛はなかったが、これといった痛みもなかったが、全身がだるい日が続いているという。

私はそんな報告をしてくるTANさんの目を見て、感じたままに質問をした。
「ひどいストレスありますね？何か辛い思いをしていますね？」

次の瞬間、目に涙を浮かべてTANさんは話し始めた。２歳の娘の子育てと、ご両親の介護の狭間に立たされていた。

およそ２０分間、話を聞いた。最後にこんな結論だけ言った。

「事実は事実で受け入れて、自分とかわいい子供と、理解のあるご主人との家庭を一番に守るのがいいでしょう。」

「で、ご主人の年は？」
「２つ上です」
「よかったね～、これが１０才とか下だったら・・・」
「頼りにならないですかね～」

本題だが、施術がいまいち効きが悪いと思ったら、何か原因がある。とりわけ過度のストレスや疲労、マイナスの思考などは施術の妨げになるケースもある。

私の力で外部からのストレスを取り除くことは、ほぼ不可能だ。だが、患者さん自身の気持ちを高揚させ、身体的不具合を排除し、ストレスなどに対する処理能力を上げることはできる。

そして、そんなケースでは”気”が密の状態にあるので、サッと余分な気を開放する。

気功などと大げさなことではない。JNT整体研究会ならではの療法の一部である。


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