自分のペースで

朝、出勤してみるともう患者さんが待っていた。お昼を食べていると、もう患者さんがやってきた。なんてことがたまにありませんか？

決して自分が遅刻してきたとか、昼食を取るのがいつもより遅いとかでなく、患者さんの来るのが極端に早いというケースです。

そんな時、慌ててませんか？

急いで看板出して、ＰＣ電源入れて、さっさと白衣を着て「お待たせしてすいませ～ん」なんて。

昼食の弁当も残り半分を引き出しにしまい、お茶を一口飲んで、白衣を着て「どうぞ～」なんて。

結論から言います。慌てないでください。自分のペースを守ってください。必要な心の準備、自分の習慣を守ってください。ただ、ダラダラはいけません。シャキッと。

お菓子屋さんであれば、シャッター半開きでお金とポテトチップを交換しても、ポテトチップの品質に何の変化もありません。

施術となると、そんな状態で取り掛かっても、最大の効果を出すことは出来ません。
出来る人は出来ると思いますが、その人は話、会話の最中、カルテの確認中に事を済ませています。そのくらいできるといいですけどね。

必要なことは、気、心を整えることです。念・呼吸・気のＪＮＴ３要素で考えてもいいでしょう。

要は、決して相手のペースで物事を運ばないということです。仮に対応できても、基本的には、予約時間近くまで待っていただく方が良いでしょう。患者教育にもなりますから。

あわてて５分早く施術開始したところで、患者さんは喜びません。それより、お祈り・・・だと誤解を招きそうですが、体操したり、気功をやっているところでも、チラッと見せて下さい。

昼食はしっかり食べるべきです。私は、あえて食後の一服までして、一息おいてから施術にかかります。絶対に慌てるところを見せません。

自分の遅刻でも、謝罪した後、少しだけ優先順位を考えたうえで、あくまでも自分のペースで進めるべきです。

朝、出勤したら患者さんが待っていた。一見ピンチですが、逆に立派な堂々たる先生を演じるチャンスでもあります。



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接骨院の不正請求（朝日新聞）

先日の朝日新聞に接骨院・整骨院の横行する不正請求に関する記事が載っていました。
不正請求の事例は次の通りです。（抜粋）

＜水増し・不正請求＞
・通院日数を実際より多くする
・治療した部位数を増やす
・過去に治療した患者の健康保険を無断使用

＜保険請求可能なケガとして振り替え請求＞
・はり、灸、マッサージなど
・健康食品の代金

＜無資格者による治療＞
・アルバイトに治療させる
・スポーツトレーナーに治療させる

ざっとこんなことが載っていました。

全部の接骨院ではないでしょうが、やはり横行しているのでしょう。

この現状、どう思いますか？

そもそも、治す気はあるのか？と問いたいです。患者さんは単なるカモではないですか！

行政の怠慢も原因のひとつだと書いてありましたが、その前に、ルールを守るという意識はないのでしょうか？

ＪＮ整体スクールには何人かの柔道整復師（接骨院の先生）、経験者が所属していますが、皆さん、そういったことに対する違和感を覚え、自由診療で患者さんの症状を治せるようにと、整体・カイロプラクティックの勉強に励んでいます。

接骨院に雇われていた某先生は、良心の呵責に耐えかねていたと言います。

不正請求だけでなく、いわゆる壊してしまったケースも私は見ています。腰の痛みで接骨院に行ったら、帰り際ぎっくり腰になったとか、おまけに足がしびれ始めたとか、おかしな事例が後を絶ちません。

手段は違えど、人様の体に接し、本来健康と幸せに貢献するはずの職業者として、憤りを感じるのは私だけではないはず。

行政による摘発と、不正を行ってきた先生方の更生を望みます。

もちろん、我々整体師も違法にマッサージや指圧、診断、薬の処方・服用指示などは、決してやってはいけません。

ルールを守って、世のため人のために貢献していきたいものです。

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もう少し安くても・・・

先日、過去の日記にコメントが入っていた。２年位前の「整体は高いか？」と言う日記だが、「もう少し安くてもいいんじゃないですか？」みたいなコメントだ。

めんどくさかったので、「安いところを探してください」とだけ返事しておいた。

さて、実際のところはどうだろうか？高いか安いか？

わがグループ内でも値段が違うし、地域も違うので一概に得ないが、とりあえず、鎌倉近辺でも私の施術料６０００円は高い方だ。

値段はどう決めるべきなのか？はっきり言って適当でもいいんだが・・・。それでは話にならないので、一応考えを書いておく。

ようは、患者さんに買ってもらえる値段か、こちらが売りたい値段かである。このどちらかを設定するかで、主導権が変わる。

施術から何から完全に主導権をとるのなら、こちらが売りたい値段に設定すべきである。

すると患者さんは値段を求めるのでなく、質を求めてくる。正確に言うと、質を求める患者さんが来る。だから、多くの場合いい患者さんが来る。

買ってもらえる値段に設定し、主導権を渡すとなると、患者さんも値段を求めてくるし、わがままな患者さんが多くなる。

「もう少し安くてもいいんじゃ？」と言うコメントを書いた患者さん（？）、その人の言いなりになって、「では４０００円にしときますから是非どうぞ～」などとしようものなら、それは、今のマグロ漁業である。

結局、漁師の元が取れないような値段でしか流通させられないから、漁に出るだけ赤字で、休業ということになる。

燃油代があがっているのだから、ちゃんと値上げして、元が取れる値段で流通させればいい。システム的に簡単には行かないようだが、我々の施術代はどうにでもなる。

だから、もう少し安くてもいいんじゃ？と言う人には、安いところに行って貰うしかない。それでも、治ることを祈るだけだ。

来てくれる値段にするのか？提供したい値段にするのか？施術者の意識がここに問われる。



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「心と体の本当の関係」から

心と体の本当の関係という本を読んだ。心が体を変える、健康を変えるということが書いてあるが、私はそれなら、人生を変えられると思った。

人間の体には６０兆個に及ぶ細胞が存在し、それらは、死んではまた新たに生まれ、いわゆる新陳代謝を繰り返している。

そう考えると、生まれて数十年、すべての細胞は完全に入れ替わり、親からもらった細胞というのは、かけらもないことになる。

そして、そんな中、体中ではいくつもの奇跡が起きている。骨から血液を造ることも、妊娠・出産という過程もそうだし、母乳が出ることも、怪我が治ることも。

意識して血液を造ったり、母乳を作ったりしているわけではない。無意識の中で、奇跡がたくさん起きているのだ。

では、意識をすればどうなるか。一個一個の細胞をああして、こうしてと細かいことは意識できないが「病気よ治れ！」くらいは意識できる。

じつは、人間の体は意識である程度どうにもなるという。よ～く考えて見れば、今日会社に行きたくないという朝は、おなかの調子がおかしくなる人は結構いるだろう。毎日「嫌だ、嫌だ」と考えていれば、本当に何らかの病気になるであろう。

私は会社員時代、年に２回、２～３日間風邪で休んでいた。しかし、整体院をはじめてからは、風邪薬を飲んで治療にあたったことはあるが、実際に仕事を休んだことはない。偶然休みの日に風邪で発熱したことはあるが、休み明けの仕事には一切影響したことはない。

好きでやっている仕事、人々を健康にしたいという意識でいると、こんなに健康でいられるのかと日々感じている。

（もっとも、この仕事に就き、使命を全うしつつ、繁栄していくという今の状態も、過去からの意識の積み重ねのような気もしているが。）

そういう環境から作らなければいけないのかも知れないが、それも意識の積み重ねであるし、健康をつかさどることができるのは、やはり事実である。

意識で健康を変えられるのなら、美貌も手に入るし、成功も幸福も手に入るであろう。

将来を意識して、お参りに行けば叶うだろうし、勉強すれば身につく。「だめだな～」と思ったら、自分の意識を点検しよう。マイナスの方向を向いていないか？

原点はそこだ。

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