HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

皇學館大学で講義してきました

2008-01-26 13:45:30 | 講演・視察
15日(火)に、センターの専門員である皇學館大学板井先生の依頼で名張校へ朝から行ってきました。
同じ三重県内といえどもやっぱり名張は寒いです。
3回生たちに、これから卒業論文を作成するにあたってツアーセンターが推奨する「現場主義」を熱く語ってほしいというリクエストです。

私は大学に行っていないので、卒論を作成したことありませんが、ツアーセンターには毎年卒論相談にくる大学生が何名かおります
しかし、そんな簡単には協力しませんよ。(笑)

「現場主義」な私たちは、センターに来て話を聞いていくだけでは受け付けません。
大学生たちにもバリフリー調査に連れて行き、手伝ってもらいます。
実際チェアーウォーカーたちと調査に同行して発見すること、気づくことがありますから。

ということで、今年度も2名の大学生を引きずり込みました。
もし、卒論のため話を聞いてみたいわって思う学生さん、ぜひ一緒に調査に行きましょう!

講義の内容は、型にはまったテーマにとらわれず、バリアフリーや福祉の視点で行くなら、まずは、「自分の好きなこと」を考え、そこから福祉の視点の「どうして?」「なぜ?」を追求してみましょうという提案をしてきました。
その方が現場に行こうという気持ちになれます。

ようするに、音楽が好きなら、
「そういえば、自分たちが行くライブハウスって地下や2階あるけど、チェアーウォーカーたちはどうやってライブハウスに行くのだろう?実際バンドしている障害者たちもいるだろう?」
ってなったら、ライブハウスのバリアフリーはどうすればできるか?
バンドをする障害者の人たちに会いにいってみようってなるでしょう。

ファッションが好きなら、
「服は人間が立ってきれいに見えるデザインになっているけれど、車椅子に座ってもきれいに見えるデザインってどんなんだろう?」
となると、チェアーウォーカーの服を選ぶポイントを聞いたり、片麻痺の人の脱ぎ着しやすくなおかつオシャレな服を探しをしてみたり…。
いろいろ膨らんできます。

とにかく、自分の「好き」なことを、どんな人でも楽しめられるんだろうか?を考えてみればいいです。

ツアーセンターもそもそもそこから始まっていますからね。

旅行も、食べ歩きもして楽しんでいる私たち。
でもはたして、障害者の方たちはそれらを同じように楽しんでいるのだろうか?

何があれば、楽しめるのだろうか?

信頼できる情報と相談できる場所バリアフリーツアーセンター

ね。


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