- 2022年7月20日
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- 米韓通貨スワップ 韓米財務相が会談 通貨スワップ協定の再締結に含み-結局、どうなった?結論は米韓スワップは現時点でなし!
米韓通貨スワップ 昨日、韓国にイエレン米財務長官が訪れたわけだが、その中で注目されていたのが米韓通貨スワップについて再締結されるかどうかだ。
それで、管理人は昨日と今朝で、このニュースがどうなるか韓国メディアを10紙ぐらい調べていたのだが、現時点でわかったことをまとめておく。
1.現状において米韓通貨スワップが再締結されたという事実はない。
2.聯合ニュースのみが通貨スワップ協定の再締結に含みとある。
3.20日の朝の6時過ぎ現在、韓国メディアの聯合ニュース以外、米財務長官との会談内容のニュースを伝えていない。
4.そもそも米韓通貨スワップは財務長官が決めるものではなく、FRBの管轄
5.会談前に米財務長官はスワップについて言及されたらスルー
6.結論、米韓通貨スワップは現時点でない。
7.昨日の時間外の動きはウォンニャス速報をお待ち頂きたい。
以上の6つだ。順番に突っ込んでいこう。最後の7はただの宣伝である。
まず、1だが、韓国メディアは速報性を重視するので、仮に米韓通貨スワップが締結されているなら、一斉に取り上げているはずだ。
だから、現時点で大きな動きは発表されてないと。
では、2だが、聯合ニュースのみが通貨スワップ協定の再締結に含みと報道しているのか。
これはいつもの為替対策のフェイクニュースだろう。
アメリカ側のソースを確認できてない。他のメディアが報道してない時点でおかしい。それについて後で記事を見るのでそこで具体的に追うつもりだ。
3については事実のみである。今、7月20日の7時前なのだが、管理人が韓国語で米韓通貨スワップと入れてニュースを漁っても、韓国メディアの聯合ニュース以外、米財務長官との会談内容のニュースを伝えていない。
つまり、他の韓国メディアは報道するのに迷っていると解釈している。
先ほど述べた通り、速報性を重視する韓国メディアが米財務長官の会談を記事にしないのはおかしい。
もちろん、今日で会談の内容を報道するかもしれないが、米韓通貨スワップの再締結という欲しいニュースはなさそうだ。
次に4だが、そもそも通貨スワップというのは国の中央銀行同士が取り決めるものであって、米財務長官が管轄ではないという話。
米国政府とFRBの権限はかなり分かれているので、米財務長官に要請しても、できるのはFRBにこんな話がきていますよと伝えるぐらいではないのか。
だから、こんなニュースが以前にあった。
両国間の通貨スワップが財務長官会議で深い議論がなされるには限界があるものと見られる。
チュ副首相は去る16日、G20財務長官会の出席のために訪問したインドネシアバリで「米国財務当局者は通貨スワップが連邦準備制度(Fed)の権限であることを言及した」と議論が容易ではないという趣旨で話した。
このように米韓通貨スワップはFRBの権限なので、米財務長官と会談しても深い議論はできないと。
そもそも、このニュースでも米韓通貨スワップが締結されたからと安心するなと突っ込んでいたりするのだが、そこも紹介しておこうか。
ただし、過去とは異なる経済状況と米国ドルと常時的に通貨スワップを締結している通貨の流れを見たとき、韓米通貨スワップ締結が外国為替市場安定の「万病統歯磨き」のように扱うことは警戒しなければならないという指摘が出ている。
ソースは上と同じ。
よくわからない独特な表現だが、要は米韓通貨スワップは為替レート安定で万能薬ではないといったところだ。管理人もそう考えている。
仮に米韓通貨スワップを結んだところで、韓国に置かれている現状は交換するドルが数百億ドル増える程度。
しかも、アメリカは韓国だけ特別視する理由がない。
仮に韓国だけ米韓通貨スワップ結べば、通貨安に困っている新興国はアメリカに対して不信感を持つのは必至。
そもそも為替介入に使うドルをFRBが提供するというのは本末転倒だ。FRBが韓国の為替介入を容認するはずないんだよな。
次に5であるが、訪韓したイエレン米財務長官が会談前に記者の米韓通貨スワップは議論するかの質問にスルーしたことである。
韓国人だけが必死に米韓通貨スワップに注目しているのが見て取れるだろう。
当然、会談する内容を事前に漏らすようなことはまずない。そもそも財務長官に決定する権限がない。
それで、最後の6だが、現時点で、米韓通貨スワップの必要性について議論された可能性があっても、再締結は現時点ではないと見ていい。
後は米国側の会談内容で通貨スワップについて出てくるかに注目だろう。おそらく出てこないと思われる。
せいぜい、出てきて、韓国が置かれているウォン安の現状を憂慮程度ではないだろうか。
ああ、7時過ぎたな。ウォンニャス速報作成しようか。少しお待ち頂きたい。
ということで作成してきた。それでは続きを書いていく。
現時点では、米韓通貨スワップの締結はない。
ただ、締結するかもしれないと複数のメディアが報道したことで、ウォン高にもっていったと。韓銀の作戦勝利といったところ。
でも、その効果は短時間だろう。今日の動きでわかるとおもう。
では、財務会談の内容を見ていこうか。
両氏は対外的な要因により、韓国の通貨ウォンが対ドルで大幅に下落したものの、韓国の外貨流動性は過去の危機の際とは異なり、安定しているとの認識で一致した。
これよくわからないが、過去の危機とは異なり、ウォンの流動性は安定しているとの認識で一致したそうだ。1300ウォンまで投げ売りされて安定とはなんだろうな。
また両氏は外国為替市場に関連した協力に合意し、必要に応じて米ドルの供給など多様な協力を実施する余力があるとの認識で一致した。
直ちに通貨スワップ協定を再締結するというよりも、必要があれば推進するとの余地を残したものと受け止められる。
これは韓国メディアの解釈がおかしい。
必要があれば推進する余地ってなんだよ?つまり、米韓通貨スワップの再締結はないんだろう?
そもそも、あれほど韓国メディアや専門家がすぐに必要だとのべているのに、必要であればってなんだよ。
もう、記事の書き方が苦しいよな。受け止められるとか。ただの記者の感想じゃないか。
これは、5月だったかな。アメリカのバイデン大統領が訪韓したときの共同声明で、通貨スワップに準ずるチャンネル構築とか、出てきたが、本来なら、そのチャンネルで議論すればいいだけなのに、なんで訪韓した米財務長官にまで米韓通貨スワップを要請しているんですかね。
この時点でチャンネルそのものが本当にあるかも疑わしい。
そして、今回も含みとか書いてあるが、似たようなものなんだろう。
含みならなくても問題ないからな。
イエレン氏はロシア産石油の取引価格に上限を設ける必要性を強調し、韓国にもこの動きに加わるよう要請。
秋氏は「参加する用意がある」とした上で、国際原油価格と消費者物価の安定に寄与する形で効果的に実施される必要があると指摘した。
参加する用意があるね。そういっておけばごまかせるといった感じだな。
イエレン氏は韓国が参加する意思を示したことに謝意を伝え、韓国が具体的な制度の設計に積極的に加わることを希望すると述べた。
イエレン氏は騙されたかもしれないが、管理人は韓国が積極的にロシアに喧嘩を売るような動きに加わるとは思えない。
両氏はサプライチェーン(供給網)の混乱を含め、ロシアによるウクライナ侵攻などで世界が複合的な危機的状況に置かれている中、韓米間の戦略的経済協力がこれまで以上に重要との認識で一致した。
認識で一致というのは便利な言葉だよな。お互いの考えがまるで同じような思えるものな。
でも、韓国は米韓通貨スワップがいますぐ必要だから議論したのに、必要であれば推進するとか、アメリかに軽くスルーされているよな。もっとも、イエレン米財務長官からすれば、そんなことはFRBに直接要請しろよ。
管轄外の話を持ってくるなといったところだろう。
大体、この会談では何も具体的なことは決まっていない。
これではユン氏の支持率は回復しないだろうな。
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