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世耕・参院自民幹事長「衆院に挑戦 トップ目指す」

2022-01-07 17:35:33 | 日記

 

世耕・参院自民幹事長「衆院に挑戦 トップ目指す」

自民党・世耕弘成参院幹事長=2021年12月24日午後、国会内(矢島康弘撮影)
自民党・世耕弘成参院幹事長=2021年12月24日午後、国会内(矢島康弘撮影)

まさか自分がこの世界に来るとは思っていなかったところからスタートして約23年。

与えられた持ち場で自分の主体性を発揮するという人生観でがむしゃらにやってきたら、ここまで来たという感じですね。

結果として、多くのやりがいある役職を経験させていただいた。

特に、この8年ほどは安倍晋三政権の官房副長官として、政府全体を動かす安倍さんや菅義偉官房長官の手法を間近で見ることができた。

安倍さんと各国首脳との数々の交渉に同席して外交を学び、私自身も経済産業相在任中は、貿易交渉の責任者として外交を担いました。

そして参院自民党の取りまとめ役を何とか2年余り務めてきた。

非常に充実した政治家人生を送りながら、還暦を迎えることができました。

政治家である以上は、トップを目指していきたい。

それだけの経験は積ませてもらったと思っています。

安倍元首相を近くで見ながら、これを務め上げるのは本当に大変だと感じましたが、一方で今、候補に挙がっている人たちには負けないという思いは、はっきり言ってある。

自分の方がうまくやれるんじゃないか、国民のためになるんじゃないか、と。

今、政治家に求められるのは危機管理も含めたコミュニケーション能力です。

閣僚も、説明能力のない人は務まらない時代になってきている。

私はNTTの広報時代からこの分野に人生をかけて生きてきているので、誰にも負けない自信があります。

まだ首相を出したことがない和歌山県の有権者の皆さんも期待してくださっていると思うので、それにも応えたい。ただ、参院議員だと非常にハードルは高い。

地元を割るわけにはいかないので、しっかり理解をいただいて衆院で挑戦するチャンスをなんとかつかみたいと思います。

今年は、次のステップを目指して頑張っていくスタートの年になるだろうと考えています。

国民を貧しさや飢えに直面をさせてはいけない。

戦争に巻き込んではいけない。

政治家として私の絶対に譲れないこの二つの軸を達成するために、一番重要なのは経済が成長していることです。

経済成長がない限り、国民は貧しくなっていくし、外国が日本に手を出しても無理だと考えるほどの防衛力を維持することもできなくなる。

今や日本は物価も安いが、給料も安い国になってしまった。今後5年ぐらいで成長の種を見つけて反転攻勢に出ないと、いよいよ日本は貧しい方向に行くのではないか。勝負の時期が来ている。いくらでも巻き返せるとは思っていますが、私の世代が現役の間がラストチャンスでしょうね。

夏の参院選は、岸田文雄政権が長続きするかどうかの最大の関門です。首相がすぐ交代すれば日本の国際的なプレゼンスは低下しますし、衆参の(与野党の勢力が逆転する)ねじれ状態が生じたら政治が不安定になる。日本のために勝っていかなければならない。

ウィズコロナかポストコロナの経済が国民生活に密着した一番のテーマだと思いますが、憲法改正については世論も熟している。

コロナ禍で浮き彫りになった危機管理の問題を解決するためにも、憲法で緊急事態条項を定めると明確に打ち出した方がいい。

自民党が訴える主要5政策の中の一つに、憲法改正は入れるべきだと思っています。

(原川貴郎)

せこう・ひろしげ 早大卒業後にNTT入社。本社広報部の報道担当課長を務めていた平成10年、伯父の世耕政隆氏の急逝に伴う参院和歌山県選挙区補選に出馬し初当選。現在5期目。首相補佐官、官房副長官、経済産業相などを歴任し、令和元年9月から自民党参院幹事長。

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寅年の令和4年、年男・年女となった注目の国会議員に、一年の抱負や決意を聞いた。


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