文在寅が「身内びいきの好き勝手」と大騒動…!
文在寅大統領の退任の人事交代作業が本格化している。
大統領府をめぐっては、5月に就任する尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏がソウル市の中心部への移転を公約に掲げていることもあり、移転の是非や与野党間の対立といった不安材料も抱えている。
革新左派政権が終わることで、新たなリセットを期待する声も多いものの、文在寅政権が行なってきた数々の政策の失敗の後始末を行なっていく尹氏にとっては前途多難なスタートを予感させる。
© 立つ鳥跡を… photo/gettyimages赤坂に高級マンション、日本製品大好き…文在寅政権の「ニセ反日ぶり」が続々明らかになってきた!
そして、みずからの責任については「知らぬ存ぜぬ」でこのまま静かにフェードアウトしようとしているかのように見える文在寅氏であるが、そのウラでは相変わらずの“身内びいき”による好き勝手が行われていたことが明らかになってきた。
文在寅氏の「身内びいきによる好き勝手」とは、文在寅氏と親しい人々の文在寅氏の退任後の再就職先の多くが有名企業であることが明らかになり、疑問の声や波紋が広がっているということである。
「引き継ぎ」の中で次々発覚!
先月、韓国の大手造船会社の大宇造船海洋の社長に、文在寅氏の実弟の友人(大学時代の同級生)が任命されたことが明らかになった。
これは、現在行われている文在寅氏から尹氏への引き継ぎ中で明らかになったものであり、これに対して次期政権の政党「国民の党」は文在寅氏の人事に関する介入ではないかと指摘したうえで、「非常識で厚かましい」と強く批判している。
大統領府側は「人事や優遇には関与していない」と反論し、早くも現政権と次期政権の間で対立の様相を見せている。
大統領府側は否定をするものの、前述のように大統領府に勤務していた職員たちの再就職先が「クーパン」や「CJ大韓通運」、「HYBE」といった錚々たる企業であることから、文在寅氏や「共に民主党」による働きかけがあったのではないかと指摘されているのだ。
しかも、再就職といえど、その先での役職は当然、一社員としてではなく、厚遇されて迎え入れられるケースも少なくない。
「目に余る温情主義」と…
たとえば、クーパンに再就職する大統領秘書室に勤務だった職員は「専務」として、また、同じく大統領府の国政室や政務主席室での勤務歴がある職員はHYBEで「アーティスト開発総括」という肩書になるとのことである。
この二人については、大統領府勤務以前にはいずれも「共に民主党」の議員たちの補佐役として働いていたという。
日本以上に交友関係や顔の広さなど人脈がモノをいう韓国であるが、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の友人で「国政介入」の罪で朴氏とともに逮捕、起訴された崔順実(チェ・スンシル)の娘が特別待遇で名門大学に入学し、物議を醸していたこともその一例ともいえる。
特に韓国大統領ともなればその権力が集中することから、露骨にそれにあやかろうとする人も多くいるというのは想像に難くない。
国民は苦しい生活を強いられ、報われないことが多い中で、余計に“身内への目に余る温情主義”だと見える面もあるのだろう。
「反日」を謳いながら日本からどっぷり恩恵
大統領府職員の再就職について注目すべき点はこれだけではない。再就職先とされた企業の多くが、じつは日本との関わりが深いということも注目されている。
たとえばクーパンは、日本のソフトバンクから投資を受けていることでも知られ、「韓国のAmazon」と呼ばれ韓国最大のオンラインショッピング企業としてその地位を不動のものとしている。
また、サイト内では日本製品のラインナップも多く、特にそんな日本の食品や雑貨などは人気を集めている。
文在寅政権ではあれほどまでに「反日」を謳っていながら、最終的には「親日企業」とも評されている企業に続々と再就職を決めている現状には滑稽さと矛盾を感じるというわけだ。
日本にとっては非常に迷惑な話だろうが、ウラを返せば文在寅政権と「共に民主党」が「反日」を世論を煽動するだけの道具して利用してきたものの、実際の彼らのプライベートでは日本との関わりや恩恵を受けていることが多いというのを実感させられる出来事だともいえる。
赤坂の一等地にマンション
このことから思い出されるのが、昨年4月に行われたソウル・釜山の2大都市の市長選挙において、「共に民主党」から出馬した朴宣映(パク・ソンヨン)氏の実態である。
朴氏は「慰安婦問題」や「徴用問題」での日本に対する批判や、「日本製品不買運動」や「親日派の排除」など文氏の側近として活発な活動や発言を行なってきた。そして、ソウル市長だった朴元淳(パク・ウォンジュン)氏が一昨年に急逝したことにより、後継となるべくソウル市長選挙に立候補した。
しかし、選挙戦の途中で朴氏の夫が東京に高級マンションや日本の優良企業の株式を保有していることが発覚し、しかも、保有しているマンションが一等地の赤坂にあり、さらにその目と鼻の先には「靖国神社」まであるという事実に国民からは驚きと失笑の声が上がったのだ。
結局、朴氏は対立候補で「国民の党」の呉世勲(オ・セフン)氏に大敗を喫した。
今回の大統領選挙は僅差での決着となったものの、やはり、すでにこの頃より、国民の気持ちは文在寅氏から離れ、政権交代を切に望んでいたと言えるかもしれない。
最後の最後まで…
このように、国民にはいかにも味方であるかのような素振りや発言をしながらも、その実情は自分たちの立場を利用していかに身内だけで美味しい思いをしてきたのではないかという疑心暗鬼が再び深まっているわけだ。
© 何も解明しなかった photo/gettyimages赤坂に高級マンション、日本製品大好き…文在寅政権の「ニセ反日ぶり」が続々明らかになってきた!
文在寅氏やその周囲には数多くの疑惑が持ち上がりながらそれらが解明されたためしはほとんどない。やはり、次期政権にはここをしっかりと検証、追及してもらうことを願うという声が高まっている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます