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(09/17)サムスン業績不振で水原・華城に「税収ショック」

2019-09-17 18:32:56 | 日記

韓国経済.com

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サムスン業績不振で水原・華城に「税収ショック」
 
世界的な半導体不況と日本の経済報復でサムスン電子の業績が不振となり、水原、竜仁、華城、平沢の各市など京畿道南部の地方自治体が集団ショックに陥った。
 
サムスン電子本社と事業所が南北に連なり、「サムスンベルト」を形成しているこれら自治体は毎年、地方税収のうち数千億ウォンをサムスン電子に依存している。
 
ところが、来年は税収がこれまでに比べ半分以上減少すると予想される。
 
このため、緊縮予算の編成が避けられず、さまざまなイベントの廃止、一部事業の中断、優先順位の選別など財政構造の見直しに苦慮している。
 
来年からは予算縮小で市民が不便を体感することが懸念されている。
水原市などによると、4市はサムスン電子からの法人地方所得税の税収が今年の8354億ウォン(約762億円)から来年は3084億ウォンへと63%減少する見通しだ。
 
サムスン電子の発表によると、今年上半期の業績は売上高108兆5100億ウォン、営業利益12兆8300億ウォンで、前年同期の売上高119兆5000億ウォン、営業利益30兆5100億ウォンへとそれぞれ8.9%、58%減少した。
 
下半期も楽観は難しいとみられている。
サムスン電子はこれまで増収を続けると同時に、4市の法人地方所得税収の半分以上を占め、財政を支えてきた。
 
今年の場合、華城市では67%(4932億ウォンのうち3292億ウォン)も占めた。
 
水原市では77%(3685億ウォンのうち2844億ウォン)、平沢市では55%(1664億ウォンのうち916億ウォン)、竜仁市では51%(2561億ウォンのうち1302億ウォン)といった具合だ。
 
下請け会社を含めれば、税収規模や割合はさらに高まる。
 
しかし、サムスン電子が来年収める法人地方所得税は華城市が1374億ウォン、水原市が844億ウォン、平沢市が386億ウォン、竜仁市が480億ウォンで今年の半分に満たない見通しだ。
 
このため、サムスン電子が7月末に上半期の業績を発表した直後から4市は対応に追われている。来年も税収確保や事業推進に大打撃が避けられないからだ。 http://www.chosunonline.com/
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京畿道の調査では、昨年の韓国の半導体輸出額は1,267億ドルで、その約半分の548億ドル(43.3%)が京畿道となる。
 
韓国の半導体企業の64.3%が道内にある。韓国半導体産業協会の資料では、韓国の半導体企業252社のうち京畿道に住所を置く企業は162社で、2番目に多いソウル50社の3倍を超える。
 
京畿道には、現在サムスン電子器興・華城工場、平沢高徳国際産業団地にあるサムスン半導体平沢第1工場、利川にあるSKハイニックス半導体団地がある。
 
サムスン器興・華城工場では10ライン4万1千人、平沢1工場では1ライン4千人、SKハイニックス利川工場では2ライン1万8千人が勤務している。
今回確定されたSKハイニックスの龍仁工場、来年3月に稼働予定のサムスン半導体平沢2工場、SKハイニックス利川M16工場が加われば、2030年に最大19ライン8万4千人の人材が働く世界的な半導体生産基地「京畿半導体クラスター」が誕生する。

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