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下馬評ではナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏が本命視されている

2020-07-25 10:43:10 | 日記
WTO事務局長選、候補乱立 8日締め切り、本命ナイジェリアか


2020年07月04日20時42分
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 【ロンドン時事】

世界貿易機関(WTO)のアゼベド事務局長の退任に伴う次期事務局長選挙は、8日に立候補の受け付けが締め切られる。

3日時点で5人が出馬を表明し、さらなる立候補も予想される乱立模様だ。

貿易問題で日本と対立する韓国も候補を立てたが、下馬評ではナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏が本命視されている。

 アゼベド氏は8月30日で任期を1年残して退任する。

米中貿易摩擦が激化する中、後任選びは各国・地域の権力闘争の様相を呈している。オコンジョイウェアラ氏は財務相、外相を歴任し、世界銀行の幹部を務めた経験もある重量級だ。
 
韓国の兪明希氏も出馬を表明。しかし、国際機関での目立った実績がなく、日本を含むアジアの票を取りまとめられるかも未知数だ。


メキシコのヘスス・セアデ氏はWTOの事務次長を務めた重鎮だが、経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長がメキシコ出身とあって、「国際機関トップを一国が独占することに異論がある」(関係筋)という。
 
このほか、エジプト、モルドバが独自候補を擁立した。一方、有力視されていた欧州連合(EU)のホーガン欧州委員(通商担当、アイルランド出身)は出馬を断念。

締め切り前に駆け込みで出馬しようとする動きもある。
 
締め切り後、加盟国が候補者に対して所信聴取、質疑を行う。過去の事例では複数回の絞り込みの末、最終的には全会一致で選出される。
 
8月末までにトップが決まらなければ、4人の事務次長のうちの1人が暫定的に代行する。ただ、米国と中国出身の次長はいずれも米中対立を背景に双方で反対があるとみられ、その場合はナイジェリアかドイツの次長のどちらかとなりそうだ。

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