2010年の秋シーズン、『時効警察』と同じテレビ朝日系列の金曜深夜「金曜ナイトドラマ」枠で放映された、全8回の連続ドラマ。
脚本・監督=三木 聡、主演=オダギリジョー。明らかに『時効警察』から派生した企画です。
南熱海市という架空の町を舞台に、広域捜査官のオダギリジョー、栗山千明、田中哲司らが、三年前に起きた女子高生失踪事件の謎を解いて行きます。
地元警察の署長に松重 豊、婦警にふせえり、ヤクザ組長に松尾スズキ、高校教師に藤谷文子が扮するほか、三吉彩花、二階堂ふみ、相楽 樹、染谷将太、山崎賢人etc…と、後にブレイクする若手俳優たちが、実に初々しい演技を見せてくれます。(二階堂さんは既に小悪魔キャラ全開!)
ヒロイン=栗山千明さんの三枚目ぶりは『時効警察』の麻生久美子さんや『トリック』の仲間由紀恵さんの路線を継承。謎が謎を呼ぶ展開、全ての登場人物が事件に絡んでそうな怪しい世界観は、デヴィッド・リンチ製作のカルトドラマ『ツイン・ピークス』を彷彿させます。
これが一体どういう作品なのか、最後まで観続けないと把握出来そうにないのも『ツイン・ピークス』っぽいし、実際、最後まで観ても把握出来ないんだろうと思いますw
だって、オダギリジョーくんが謎解きに使うのが「YES/NOランプ」ですからね。青球が光ったらYES、赤球が光ったらNOって、ただの占いですやん!w 本気で謎を解く気が無いとしか思えませんw
まぁ、そんな作品ですw ストーリーじゃなくて、世界観とキャラクターと小ネタを楽しむドラマ。
しかもボケっぱなしで、ご親切なツッコミは入らない。私好みかも知れません。
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