ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「七曲署捜査一係’82」ー1

2024-02-07 21:21:08 | 刑事ドラマ'80年代

ジプシー登場からロッキー殉職&長さん転勤まで(#494~#520)の藤堂チーム=七曲署捜査第一係のメンバーは、以下の通り。

☆☆☆☆☆


ボ ス=藤堂俊介(石原裕次郎)


ドック=西條 昭(神田正輝)

ジプシー=原 昌之(三田村邦彦)

ロッキー=岩城 創(木之元 亮)

ラガー=竹本淳二(渡辺 徹)


ゴリさん=石塚 誠(竜 雷太)

長さん=野崎太郎(下川辰平)

ナーコ=松原直子(友 直子)


山さん=山村精一(露口 茂)


☆☆☆☆☆


藤堂チームにとって激動の1年であり、我々ファンにとっては衝撃の1年でもありました。

その中で最も私にとって衝撃的だったのは、この人の変貌ぶりかも知れません。



↑2月5日放映(#494 ジプシー刑事登場!)



↑3月19日放映(#500 不屈の男たち)


前回の記事に「ジプシーは(ネアカな本性を表すまで)2ヶ月近く我慢した」って書きましたけど、正確には1ヶ月半。せめてワンクール(3ヶ月)は我慢して欲しかった!




↑ジプシー登場編に続く#495『意地ッ張り』は(スコッチ退場により)タイトルクレジット2番手に格上げとなったドックの活躍編で、西部警察を卒業して交番巡査に格下げとなった井上昭文さんがゲスト出演。そう言えば杉サマの『大捜査線』でも神田さんと絡んでおられました。


↑女性ファン待望のスリーショットが観られた#496『ジプシーとラガー』。表面的なクールさはキープしつつ、早くも根の優しさを見せてしまうジプシー。

↑輪の中には加わらない孤高さを表現してるけど、実は必死に我慢してるだけ。距離を置きながらも一緒に乾杯してますからね。



↑#497『ゴリさんが拳銃を撃てなくなった!』では、なぜか指がシビれて精密射撃が出来なくなってるゴリさんを、容赦なく追及していくニヒルなジプシーが観られました。

↑のちの警視庁捜査一課長(内藤剛志)に対しても令状なしで手荒な扱い。

つまり登場時のキャラに戻ったワケで、ブレてるんですよね。だから我々視聴者は「どっちなのよ?」って戸惑っちゃう。これは明らかに制作サイドの迷いによる混乱で、振り回された三田村さんが気の毒です。

   「松田聖子ちゃん(ニコッ!)


↑#498『600秒の賭け』ではロッキーが真面目すぎるがゆえの暴走をやらかし、愛妻=令子さん(長谷直美)をハラハラさせます。そんな性格が半年後に災いし、いよいよ彼女を未亡人にしちゃう。とんでもないロクデナシですw

↑そして長さんも半年後にお別れ。演じる下川さんは“殉職”を熱望されたらしいけど、さすがにダメでしょう。同じ年にスコッチ、そしてロッキーが亡くなってるのに! 思い留まってくれてホント良かった。

↑と思ったらまさか、この人が!

ちょっと前に三田村さんが参加した番組で“全員殉職”っていうムチャな前例はあるにせよ、『太陽にほえろ!』の殉職は言わば別格なんだから、もうちょい重く扱って欲しかった。そういう意味じゃ非常に残念な1年とも言えます。


↑#499『こわれた時計』は長さんとナーコのダブル主演作。さすがに“お茶汲み”さんが1人で主役を張るワケにはいかず、前任者=アッコ(木村理恵)の時はロッキーが、そして今回は長さんが、つまり女性視聴者にヤキモチを焼かせない刑事が相棒役を務めるワケです。

↑ナーコが主役を務めたのもトピックだけど、長さんの息子=俊一(石垣恵三郎)が久々に登場してくれたのも長年の番組ファンには大きなトピック。

実の親子にしか見えないだけじゃなく、石垣恵三郎さんは下川さんにも負けないぐらい演技が上手い! 確かこれが最後の出番なんですよね。もっと出て頂きたかった!

で、こないだニヒルさを取り戻した筈のジプシーは、今回こんな感じ。

なんか、フツーに馴染んじゃってます。服装もラフになってるし、この辺りで制作サイドが「一匹狼キャラ、中止」を決断したんでしょう。

次の500回記念作『不屈の男たち』では冒頭から捜査会議の輪に(当たり前みたいな顔して)入ってます。



そしてラスト、1982年最大の衝撃シーン。

   「おいジプシー、お前なんか仲間に入れてやんねーからな!」

   「松田聖子ちゃん(ニコッ!)」

「ダメだこりゃ」

 

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『太陽にほえろ!』#500

2024-02-04 22:00:15 | 刑事ドラマ'80年代

放映500回目の記念すべきエピソードだけど、それよりも登場編から6話目にしてジプシー刑事(三田村邦彦)のキャラが完全に崩れてしまった(と私は思う)回として、一生忘れられないエピソードです。

すでに前回レビューした#494『ジプシーとラガー』で崩れ始めてたけど、あれどころじゃない衝撃シーンが今回待ち構えてます。さて、一体なにが起きるのか?


☆第500話『不屈の男たち』(1982.3.19.OA/脚本=長野 洋/監督=竹林 進)

パリに潜伏してた国際的な殺し屋“J”が交通事故で死亡したんだけど、その“J”がやはり国際的なピアニストであり音楽大学の教授でもある吉行(北村総一朗)の写真とデータを記した手帳を所持していたと、治安当局から警視庁に通報が入ります。

すなわち“J”は、事故死さえしなければパリに滞在中の吉行教授を暗殺する予定だった。“J”が死んでも他の殺し屋がその任務を引き継ぐ可能性は充分にある。

教授が命を狙われる理由は不明だけど、帰国する彼の自宅が七曲署管内にある為、我らが捜査一係=藤堂チームがボディガードを務めることになります。



教授本人にも命を狙われるような心当たりは無いんだけど、空港から自宅へ向かう道中で早速トラックが突っ込んで来て、クラッシュした警察車輌内でロッキー(木之元 亮)が負傷!



同乗してたジプシーが民間人のバイクを奪って追跡するも、今度はトラックがクラッシュし、刺客はあの世へ逝っちゃいます。



ケガして入院するのが持ち芸みたいなロッキーは心配ないにせよ、国際的な殺し屋を雇うほどの黒幕が、このまま引き下がるとは思えない。

けど、身に覚えのない教授自身には危機感がなく、慈善団体からの依頼に応じてチャリティーコンサートの開催を勝手に決めた上、それに備えた体力作りとして毎朝ジョギングすると言い出し、藤堂チームの面々を困らせます。

で、やむなくジョギングに付き合うことにしたラガー(渡辺 徹)が、ナイフで襲撃してきた初老の男から教授を庇い、やや膨らみ始めてるお腹を刺されてしまう!



その男=杉田はゴリさん(竜 雷太)に取り押さえられ、山さん(露口 茂)の取調べを受けるという地獄……いや、ある意味「誉れ」とも言える接待コースを満喫するんだけど、吐いたら吐いたで雇い主に命を狙われる地獄が待ってるから、簡単には口を割りません。



しかし山さんは見抜きます。杉田が藤堂チームを油断させる為の“オトリ”であることを。そう言えば、杉田らしき男が若い女と一緒にジョギング(つまり教授の動きを偵察)するのをラガーが目撃していた!

さらに、教授と知り合いだった土地開発会社の社長で、倒産を苦に焼身自殺したとされる人物=宅間が、実は別人だった疑惑も浮上。

そして自殺の件を知らなかった教授は、パリのホテルで宅間を見かけ、声を掛けたのに完全無視されたと言う。

そう、宅間は資産隠しを目的に倒産を偽装し、さらに殺し屋を雇ってホームレスの男を焼死させ、自分の身代わりにした。ところがパリで吉行教授に姿を見られてしまい、慌てて“J”を雇ったに違いない。

これで命を狙われる理由がハッキリ判ったのに、慈善団体に迷惑をかけたくない吉行教授は、コンサートの中止を頑なに拒否します。



「教授、お気持ちは解ります。しかし他の場合とは違います。あなた自身の命が懸かってるんです」

「それを護るのがキミたちの仕事だろ?」

「そんな言い方は無いでしょう! あなたの為にすでに2人の刑事が!」

「よせ、ドック」

「ゴリさん!?」

納得できないドック(神田正輝)は、一係室に戻っても不満をぶち撒けます。



「まったく話になりませんよ。自分のために刑事がどうなろうと知らないって態度ですからね!」

そこで、今や指令塔の役目を山さんに譲って名誉会長化してるボス(石原裕次郎)がビシッと締めます。

「文句があるんならデカ辞めるんだな」

「え?」

「オレたちの仕事は何だ? デカが割の合わない仕事だってことは最初から知っててやってるんじゃねえのか」

「ボス!」



「教授がピアノを弾くと言うのを誰にも止める権利はない。オレたちは黙って教授の命を護ればいいんだ」

そう。それがプロフェッショナルであり、仕事の流儀。私もあらためて肝に銘じなきゃいけません。

というワケで教授のチャリティーコンサートは予定通り開催され、病院を抜け出したロッキーとラガーも駆けつけて、名誉会長を除く藤堂チーム全員が警護にあたります。(正確に言えばドックもいないけど)

で、ホール内を隈なく探ったジプシーが、大道具部屋で美味しそうな素足を見つけ、鼻息荒くカーテンをめくったら……



本来なら下着姿でなくちゃ辻褄が合わないけど、そこは永遠の童貞番組『太陽にほえろ!』だから仕方ありません。

緊縛された女の子はどうやら、コンサートを手伝いに来た音大の学生さん。彼女が担っていた役割は……!



すべての演奏を終えて、観客に一礼する吉行教授。ちなみにラガーの隣にいる教授の奥さん役の女優さんは、のちにトシさん(地井武男)の奥さんとなる吉野佳子さん。奥さんと言えば吉野さん!っていうぐらい奥さん役がハマる女優さんです。



で、スポットライトを浴びる教授に花束を渡すべく、舞台袖に現れた女を見て、ラガーが叫びます。

「あの女だ!」



間一髪! 女学生から話を聞いて駆けつけたジプシーとゴリさんが、花束に小型拳銃を忍ばせたその女を、物音ひとつ立てずに取り押さえます。

そんな“不屈の男たち”の決死行には眼もくれず、アンコールの拍手を浴びてご満悦そうな吉行教授ですが……



「あ、乙女の祈り!」

教授がアンコールに応えて弾き始めたのは、一緒にジョギングしたときにラガーが好きだと言った楽曲なのでした。

「ラガー、お前の為に弾いてくれてるんだ」

「いえ、僕たちみんなの為にですよ!」



というワケで黒幕=宅間もパリで拘束され、厄介な事件もなんとか解決。ここまで観る限りだとジプシーは、キャラが崩れたとまで言われるような言動はしてません。問題はここから。定番のコントチック・ラストシーンです。

“乙女の祈り”に感動したラガーからクラシックコンサートに誘われ、みんなが口々に「俺はロック派だから」とか「ニューミュージックがいい」とか言って敬遠する流れを受けて、ドックがジプシーに尋ねるワケです。

「お前はどうなんだよ?」

するとジプシーが澄ました顔でこう答える。

「松田聖子ちゃん」



それで全員が吉本新喜劇ばりにズッコケる。もう既に登場編で見せたニヒルさはすっ飛んでるけど、ここで終わってたらまだ救いはあった。とぼけたジョークで質問をかわし、あくまで周りのノリには合わせない孤高さが、ギリギリ成立しなくはなかった。

完全にキャラが崩れたのは、その直後。この顔です。



もう何も言いますまいw 元からジプシーはネアカな人だった。けど、藤堂チームがとんでもない猛者揃い、あるいはスコッチと呼ばれた前任者がめっちゃニヒルな奴だったと風の噂に聞き、必死でキャラを作って来たけどすぐにバレちゃった。そう解釈しておきましょう。

三田村邦彦さんは、役柄に合わせて共演者たちと徹底して距離を置くつもりだったのに「3日目で崩れちゃった」とインタビューで仰ってます。ジプシー刑事は2ヶ月近くも我慢したんだから立派なもんでしょう。

ちなみに件の質問をジプシーに振ったドック=神田正輝さんが松田聖子さんと結婚されるのは1985年、これより3年後のことです。


 

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「MODEROID マジンガーZEST」

2024-02-03 16:55:07 | コレクション

今週、勤め先の介護施設で職員から1名、利用者からも1名コロナの陽性者が出て、感染対策しながらの業務で大変バタバタしました。ただでさえ(家族がコロナだったりインフルエンザだったりして)複数の職員が休んでる=人手不足に拍車がかかってるのに!

1年前(私がまだいなかった頃)にはクラスターまで行っちゃったらしく、冬場は毎年こんな状況になるかと思うとゾッとします。

もしクラスターになったら私自身も感染は避けられないだろうし、それを90歳の母に移しちゃうことを想像すると更にゾッとします。

昨日朝の検査では陰性だったけど、同じ建物内で陽性者が2人出たんだから既にウイルスを貰ってるかも知れない。

全国の施設で同じようなことが起こってるようで、本当にもう、地球は人類が住めない星になりつつある、その可能性がどんどん高まってるのは間違いないでしょう。

そんな日々の中で私は、ヘロヘロになって帰宅してメシを食ってから、コーヒーを飲みながらブログを書く時間だけを楽しみにしつつ、書かない日はグッドスマイルカンパニー社が最近リリースしてくれたプラモデル「MODEROID マジンガーZEST」を少しずつ組み立ててました。



以前、「マジンカイザー」のプラモに追加発売された武装パーツを着せて「ゴウヴァリアン」に変身させる課程をブログに載せましたが、あれと同じカテゴリーの商品です。

今回の「マジンガーZEST」は現在連載中のマンガ『破獄のマジンガー』に登場する主役機だそうで、マジンガーZを令和に相応しいデザインにアップデートさせたようなルックス。



マンガは単行本の第1巻が発売済みだけど、私は読んでません。複数のマジンガーどうしが互いに理由も解らないまま戦うっていうストーリーに魅力を感じないし、そもそも“兜甲児”が登場しないマジンガー物には興味ないんです。



けど、マジンガーZの流れを汲むスーパーロボットのフィギュアにはコレクター魂をくすぐられちゃう。先のゴウヴァリアンがその典型で、マジンガーっぽくてカッコが良けりゃ何でもいいワケです。

MODEROIDシリーズは全高15cm程度のミニマムさで、コレクションには適してるけど(老眼に鞭打って)組み立てるにはチマチマし過ぎて少々きつい。

そこを配慮してくれたのか、最も複雑なフェイス部分はすでに細かく配色されてます。(マジンカイザーもそうでした)



あとは接着剤も塗装も要らずニッパー1本でサクサク組めるので、老眼鏡とヒマさえあれば私でも2〜3時間で完成可能。



ただし、シールの細かさ&小ささには苦戦し、ちょっと辟易しました。別に貼らなくても成立するモデルだけど、元祖マジンガーZとは違ったアクセントになるから私は頑張って貼りました。

が、途中で息切れして背面は全部オミット。どうせ見えない部分だし。



そして完成。サイズが小さい上にド素人(しかも面倒くさがり屋)が造ったもんでパーティングライン等の粗が目立つけど、それでもカッコ良く仕上がるんだから昨今のプラモデルは本当に凄い!

やたら冠がでかい頭部デザインは好みじゃないけど、マッシブなボディは悪くない。

付属のエフェクトパーツと「スーパーロボット超合金」用の台座を使って、お馴染みの“ロケットパンチ”ポーズ。



ちなみにプロが造って塗装を施せばこんな仕上がり。



昭和時代に活躍し、引退したスーパーロボットを令和に造り直した“アップデート版マジンガーZ”として見れば(マンガは関係なく)愛着も湧いてきます。

アップデートと言えば、バンダイさんがまだ「ポピー」だった頃のウルトラヒット玩具「無敵の王者ジャンボマシンダー マジンガーZ」が今年の夏、ルックスはそのままに旧作の弱点を改良したアップデート版として復活!



ホビー誌にその特報記事が掲載されるとすぐに予約が殺到、発売は半年も先なのに各ショップでもう売切れ状態。Amazonでも既に定価より1万円近く高い“プレミア価格”になっちゃってます。

まあ「売れないことは無いだろう」とは思ってたけど、ここまでの勢いは予想外でした。”マジンガーZ“というキャラクターと“ジャンボマシンダー”というブランド、そして子供の頃に買ってもらえなかった昭和世代の“執念”とも言えるパワー!

プレミア化を待って転売するだけの浅ましい輩も大勢いそうだけど、私なんか足元にも及ばない愛を持ったコレクターが世界中にいますからね。まさに無敵の王者! もちろん私も予約済みですw


 

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「人生初の◯◯」

2024-02-01 21:50:10 | 日記

こないだの休日に、同じ施設で働いてる2人(ひと回りほど歳上のKさんと、ずっと歳下のFくん)と3人で、食事に行く予定がなぜか競艇場に変更となりましたw 私とFくんにとっては人生初の競艇です。



今の職場に就いてから明らかに頭髪が薄くなった私に、面と向かって「ハゲて来たんと違うの?」とハッキリ言ってくれた唯一の人がKさんで、「ストレス発散せなあかん。今度、競艇に連れて行ったる」とは以前から言われてたんですね。

で、FくんがまずKさんを食事に誘い、「だったらハリソン君も」という運びになり、満場一致で食事よりも競艇を選んだワケですw

ギャンブルなんて私は(ちょうど今のFくんぐらいの)若い頃に何度かパチンコをやった程度。

世の中が色々と大変なときに何だか申し訳ない気持ちもありつつ、この歳になって“初めての何か”を体験できるのは新鮮で有難く、少なくとも気分転換にはなるだろうって、ちょっとワクワクしました。



Kさんにノウハウを教えてもらいながら、5レースを(一口100円とか)小さな賭け金で楽しみました。小さいと言っても5レースやるとそこそこの出費になるんだけど、最後の最後に一口当てて、総じて500円程度の負けで済みました。

もし1回も当てられなかったらストレス発散どころか虚しかっただろうし、逆に大当たりしたらハマっちゃう危うさもあるから、ちょうど良い塩梅で良かったです。

ちなみにFくんも私と同じレースで一口当てて、師匠であるKさんだけが一度も当てずじまいw けっこう知識と計算を要するギャンブルで、経験値が物を言う筈なのに、いわゆる“ビギナーズラック”ってヤツでしょうか。

私はとにかく女性レーサーを1位か2位に据える予想を貫徹し、最後のレースで大阪出身の上田紗奈選手が頑張ってくれたお陰で当たりました。



で、Kさんに「ハリソン君はよっぽど若い女が好きなんやな」と言われ、しまった!って思いましたw

オリンピックなんかでも女子バレーや女子卓球しか観ない私にとって、女子選手ばかり応援する(言い換えれば男子選手にまったく興味がない)のはごく自然なことなんだけど、ハタから見ればただの変態かも知れない。違うのに。

誤解も甚だしいんだけど、女性が大半を占める職場でそれがバレると大変やりづらくなるので、内緒にするようお願いしておきました。



そんなザックバランな遊び人のKさんと、人懐っこいスポーツマンのFくん、そして変態オタクの私という、タイプも世代もまったく違う3人が一緒に往復2時間ほどのドライブをし、競艇を楽しんで「じゃあまた職場で」と言って解散する。なんとも言えない不思議な感覚だけど、面白かったです。

ところで競艇と言えば、蛭子能収さん。まさに「我、我道をいく」を実践されてる蛭子さんのエッセイを、私は3冊も持ってますw



特に、どんな深刻な悩みでもすぐ競艇の話に結びつけちゃう、あまりに無責任な“ゆるゆる人生相談”シリーズは傑作!

軽度の認知症を公表され、メディアでお見かけしなくなって随分と経ちますが、現在は介護施設で暮らされてたりするんでしょうか? もしそうだとしても、私が勤めてるのよりずっと豪華な施設でしょうけど、お元気だといいなあ。


 

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「やるせない訃報」

2024-01-30 21:11:32 | 日記

『セクシー田中さん』の原作者さんが、その連ドラ化の舞台裏でテレビ局側と相当な激論を(正確にはマンガの出版社を介して)交わされたらしい……っていう内容の記事をアップした2日後に、原作者さんが亡くなられたことを知って大変ショックを受けました。

「ごめんなさい、攻撃するつもりは無かったんです」といった主旨の遺書が発見されてるので、ご自身がネット上で件のトラブルを公表したせいで放映局やシナリオライターがバッシングを受けた(っていう話を私は知らないけど、きっと受けたに違いない)ことに責任を感じての自殺と思われます。

まさか、そんなことで!?って思うけど、それはあくまでキッカケに過ぎず、そこに至るまでのバトルによる疲弊や、他にも色んなストレスが重なった上での選択だったんでしょう。

原作は未読だけど、連ドラ版『セクシー田中さん』を観れば、原作者さんがとても繊細で傷つきやすいお方だったことは一目瞭然。

あんなにドラマが面白かったのは、登場するキャラクターに作者の魂がしっかりこもってたから。つまり“田中さん”にせよ“朱里”にせよ“笙野”にせよ、みんな作者の分身。彼女らを見れば“生みの親”がどれほど繊細なお方か容易に想像つきます。



けど、それにしたって、なんで命を絶たなきゃいけないの?っていう疑問は拭えません。原作者さんが公表されたドラマの“舞台裏”が全部ウソだったならともかく、事実なら何ひとつ悪いことはされてない。むしろ一番の被害者なのに!

本当に放映局やシナリオライターへのバッシングが引金になったとすれば、私が書いた記事もその中の1つと言えなくもないから、後味悪いです。(特に誰かを責める意図は無かったけれど)

そう思いたくないから書くワケじゃないけど、実は自殺に見せかけた殺人事件じゃないの?なんて勘ぐりたくなるぐらい不可解です。

だって、制作の舞台裏がどうであれ、作品は間違いなく素晴らしかったんだから!



やっぱり、マンガのヒット作みたいに“大きな成功”を手にした人の気持ちは、同じように成功した人にしか解らないのかも知れません。

いっそ「もう続きを描くのが面倒臭くなったから」とか、そういうお茶目な理由であって欲しかった。その方が、少なくとも私は腑に落ちます。

なんにせよ、御冥福をお祈り致します。


 

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