カメラと肉眼-奈良県高取町：土佐

Tosa, Takatori Town, Nara Pref.

さてさて、奈良県高取町にある土佐の古い町並みを、ワタクシは汗を拭き拭き歩いておりました。


ワタクシはもともと、鉄道の写真を撮りたいと思ってカメラを手にしたのが、写真を撮るようになるきっかけでした。
やがて、登山にのめり込むようになると、山岳写真がワタクシの趣味となり、山の写真ばかり撮るようになりました。


40代になった頃から、いろんな被写体に興味を持つようになりました。古い町並みに興味を感じるようになったのもその頃です。
カメラを手に近畿を中心とした古い町並みを歩くようになると、以前行ったことがある場所でも、いかに多くのことを見落としていたかわかりました。


写真を撮るようになって一番よかったと思うことは、些細なことでも見落としたり見逃したりすることなく
目の前の光景をしっかりと見つめ、観察するようになったことかなぁと思います。


でも、一方で思うのは、写真を撮ることにばかり気が向いてしまい、風の音や川の音、自然の微妙な変化を感じ取るのを忘れている自分がいます。
撮影に気持ちが向いてしまい、五感で目の前の風景を感じ取っていないことがあるんですよねぇ。


レンズを向けて写真に撮って記録を残しておくことも、自分の目でしっかり見て記憶に残しておくことも、どちらも大切なことだなぁと感じます。


もし、カメラを持って古い町並みを歩くということが、ワタクシの趣味にならなかったら、この土佐という町を訪ねることも無かったでしょう。
この趣味が続く限り、日本各地のいろんな町を訪ね歩きたいものです。


こんな看板がありました。「瓦斯」と書いて「ガス」と読めない人も今では多いことでしょう。
「瓦斯溶接」…今ではもう廃業しているのでしょうが、なんとも懐かしい看板でありました。


あまりの暑さについ蛇口をひねったら…お湯のような生暖かい水が流れ出てまいりました。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


暑さには強いはずだったのですが、ここ数日の暑さにちょっとバテ気味かも。
ちょっと体力が落ちているのかなぁ。そんな不安を感じます。
不安を払しょくするには、運動するしかないですねぇ。


写真日記ランキングへランキングに参加しています。励みになるので、愛犬の紋を「ポチッ」と押してやってください