よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

極楽浄土への願い-京都府木津川市:浄瑠璃寺

2018年06月17日 | 京都(京都市以外)
Joururiji Temple, Kizugawa City, Kyoto Pref.

さてさて、京都府木津川市の浄瑠璃寺へやって来たワタクシは、美しい浄土庭園を散策しました


では、浄土庭園とはどういう庭のことをいうのでしょ。ちょっと説明しておきたいと思います。
平安時代末期、末法思想という考え方が広まりました。末法というのは釈迦の死後、2000年(あるいは1500年)が過ぎると、
釈迦の教えを皆がおろそかにするために、世の中が乱れ衰えていくという考え方です


平安時代の末期は政治が乱れ、自然災害なども多発したために、まさに人々は末法の世の到来だと怯えたのでした。
その時、人々が願ったのは現世では幸福になれないのなら、阿弥陀仏にすがって極楽浄土に往生して
成仏しようということでした。この考え方を浄土信仰といいます


そして、皇族や有力な貴族達は現世に極楽浄土を再現しようとしました。これが浄土庭園なんです。
浄土庭園は極楽浄土の世界を再現しようとしたため、金堂や仏堂をはじめとした寺院建築物の前に園池が広がる形をとっています。
代表的なものとして京都の宇治にある平等院鳳凰堂、あるいは世界遺産になった奥州平泉の毛越寺が名高いですね


そして、ここ浄瑠璃寺も見事なまでに浄土庭園の特徴を見ることが出来るお寺なんですよ


池の西側に見えるのが本堂で、この本堂の中には九体の阿弥陀仏が置かれています。
本堂がある西岸は、阿弥陀如来がいる極楽浄土、つまり「彼岸」を表しています


一方、池の東には薬師如来を祀った三重塔が置かれています。三重塔がある東岸は現世、つまり「此岸」を表しています


此岸である三重塔の前から、彼岸である本堂を眺めました。末法の世に怯えた人々にとって、
本堂が置かれた場所はまさに極楽浄土に見えたのでしょうね。
なお、春分の日と秋分の日には、太陽は三重塔の真後ろから登り、本堂の真ん中に沈んでいくように設計されているんです


そのような建築技術に、現在に生きるワタクシは、ただただ驚くばかりです

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


前回紹介した円成寺、そしてこの浄瑠璃寺ともに見事な浄土庭園をみることが出来ます。
京都の都から離れた山間の地に、このような庭園を持つ寺院が造られたことに驚きを感じます。
歴史というのは実に興味深く、そして驚きに満ちているものですね。



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知られざる名刹-京都府木津川市:浄瑠璃寺

2018年06月16日 | 京都(京都市以外)
Joururiji Temple, Kizugawa City, Kyoto Pref.

さてさて、円成寺を参拝したワタクシは、次に大好きなお寺の一つである京都府木津川市の浄瑠璃寺へと
向かうことにしたんです。奈良県と円成寺と京都府の浄瑠璃寺ですが、ともに県境近くにあるお寺なので
車で移動すると20分程度の距離なんですよ


浄瑠璃寺に向かう途中、大柳生という集落のあたりで美しい田んぼの姿を見かけました


この季節、各地で田植えが始まります。田植えが終わった後の田んぼって、美しいですよねぇ


さらに須川という集落のあたりでは、棚田が美しい光景を見せてくれていました。
こういう光景を見ると、どこか懐かしい思いがするのは日本人のDNAなのでしょうね


すぐ近くに小学校があり、この日は運動会をやっていたんですよ。写真を撮っていると運動会の音楽や放送が聞こえてきます。
最近は暑さ対策のために、5月末に運動会を実施する小学校が増えているようですね。
確かに残暑厳しい9月に運動会の練習をやらせたら、熱中症が続出するでしょうねぇ


県境を越えて浄瑠璃寺に到着しました。ワタクシはこのお寺が好きで、これまで何度も訪れているんですよ


参道に可愛い猫ちゃんがいました。レンズを向けると顔を背けてしまうのが残念です


浄瑠璃寺は本堂に9体の阿弥陀如来像を安置することから、九体寺(くたいじ)の通称があるんです。
緑深い境内には、池を中心とした浄土式庭園と、平安末期の本堂および三重塔が残っていて、
平安末期の雰囲気を今に伝えるお寺なんですよ。何度来てもいいお寺だなぁと思います


ではでは、大好きな浄瑠璃寺をゆっくりと参拝するとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


歴史的に見れば、この浄瑠璃寺というのは平安時代末期を代表する寺院建築なんですよ。
ただ、京都府にあるお寺といっても、京都市内からは交通の便も悪く、奈良からのバスも本数がわずかです。
そのせいであまり知名度は高くないのですが、私は素晴らしい名刹だと思っています。



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真紅に染まる-京都府亀岡市:曽我部

2017年10月14日 | 京都(京都市以外)
Sogabe, Kameoka City, Kyoto Pref.

さてさて、満開になった彼岸花を愛でようと、ワタクシは京都府亀岡市曽我部地区の
長閑な田園地帯へとやってまいりました。最近はメディアでも紹介されるようになったので、
想像していたよりも多くのカメラマンや行楽客がやって来ておりました


この日も稲刈りの作業が行われており、田んぼの半分くらいは稲刈りが終っていました。
もうすぐ美味しい新米が食べられるんですねぇ。嬉しいな


彼岸花の花って、近くでジッと見てみると本当に複雑な形をしていると思います


皆さんもご存知のように、彼岸花には毒があります。彼岸花は水田の畦や墓地に多く見られますが、
これは偶然ではなく人為的に植えられたものと考えられています。
その目的は、畦の場合はネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物がその毒を嫌って避けるように、
墓地の場合は虫除け及び土葬後、死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐためだそうなんですよ


ヒッソリと咲くツユクサもまた、趣があっていいですね


お彼岸の時期が来ると、お寺さんに行ってご先祖の供養をしてもらうこと、
そして彼岸花の写真を撮りに行くことが毎年のルーティンになった気がします


「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、言い得て妙ですよねぇ。
本当にお彼岸が来ると残暑もおさまり、爽やかな秋晴れの日が多くなりますね


そういえばこの写真を撮影したのは「秋分の日」だったのですが、
「秋分の日」とか「勤労感謝の日」「建国記念の日」のように、皇室行事に関連した祝日は
日にちが変わることは無いのですが、「体育の日」「成人の日」のように皇室と関係ない祝日が
ハッピーマンデーとかいうわけのわからない法律によって日にちが変えられるのはどうなんでしょうね。
先日の三連休最終日も「体育の日」でしたが、ワタクシは「体育の日」は10月10日でないと意味が無い気がするのです


美山の茅葺き屋根の民家を眺め、ここ亀岡市曽我部で満開の彼岸花を愛でることが出来ました。
長閑で、そして素晴らしい秋の一日でした


ワタクシは満足して帰路につきました。このブログなのですが、明日からはポルトガル旅行記を再開するつもりでしたが、
その前に先日訪ねた木曽駒ケ岳の紅葉の様子を紹介したいと思います

使用したカメラ:1,7枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


ふと気づいたのですが、今日は10月14日ですね。10月14日って鉄道記念日なんですよ。
明治5年9月12日(新暦1872年10月14日)に、新橋駅(後の汐留貨物駅)と横浜駅(現在の根岸線桜木町駅)とを結んだ
日本初の鉄道(現在の東海道本線の一部)が開業したことがその所以です。
今日は仕事も休みですし、鉄道に乗るとしましょうか



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彼岸花を求めて-京都府亀岡市:穴太寺

2017年10月13日 | 京都(京都市以外)
Anaoji Temple, Kameoka City, Kyoto Pref.

さてさて、茅葺き屋根の民家が立ち並ぶ美山の地を後にしたワタクシは、自宅に戻る前に行きたい場所がありました。
ワタクシは京都府亀岡市の穴太寺(あなおじ)に立ち寄りました


穴太寺は西国三十三カ所の21番目の札所でもある、天台宗の寺院です。
創建は705年と伝えられる古刹でして、参拝客もけっこう多いお寺なんですよ


このお寺がある亀岡市というのは、京都市の北西部にあり京都市に隣接しているんです。
JRで京都駅まで20分ほどで行くことが出来るので、最近は住宅地の開発も行われているようですね


とはいえこの穴太寺があるあたりは、昔ながらの集落が広がる長閑なエリアなんですよ


ワタクシ、穴太寺にやって来たのは、このお寺に参拝することが目的ではないのです


穴太寺の周辺には水田が広がっているのですが、秋になると一面に彼岸花が咲くんです。
ネットで調べてみると、この日(9月24日)は彼岸花が見頃だというので訪れたんですよ


お寺から5分も歩くと、そこには満開の彼岸花を見ることが出来ました


どんなに夏の天候が不順でも、必ず彼岸花ってお彼岸の時期に満開になるんですよねぇ。
お彼岸にお寺参りをする時に、彼岸花が咲いていないと寂しいでしょうねぇ


このあたりは曽我部という地名なのですが、曽我部の彼岸花も最近はメディアで取り上げられたり、
ブログやインスタグラムで紹介されることも多く、多くの人が訪れるようになりました


ではでは、亀岡市曽我部の彼岸花を見て回るとしましょうか

使用したカメラ:1,6枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


彼岸花…かつては死人花、地獄花などと呼ばれ、忌み嫌われていたこともあったそうです。
今では多くの人が真っ赤に咲く彼岸花を求め、各地の群落にやって来ますね。
私も毎年のように、彼岸花の写真を撮っているように思います



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次はいつ来ようかな-京都府南丹市:美山

2017年10月12日 | 京都(京都市以外)
Miyama, Nantan City, Kyoto Pref.

さてさて、京都府南丹市美山を訪れ、ワタクシは「日本の秋」と言うべき光景を満喫しておりました


穏やかな秋の日。背中に注ぐ秋の日差しが、どこまでも優しいのでありました


8月は天候が不順でしたが、9月は爽やかな晴天が多かったですね。
例年は残暑が厳しい大阪ですが、今年の9月は涼しい日が多かったです


茅葺きの民家にとって、火災というのは最大の課題です。この集落では火災を防ぐために、
至る所に放水銃が設置されているんです。そして、年に2回、春と秋に放水銃の一斉放水が行われます。
その日は朝早くからアマチュアカメラマンが大挙して押しかけるんですよねぇ


子供たちの元気な声が聞こえてきました。過疎化、少子化が進む農村地帯に行くと、
子供の姿を見かけるとホッとした気持ちになります。この子たちの未来が明るいものであってほしいです


何度も何度も訪ねてきた美山の地ですが、やっぱりいいところだなぁと思います


ワタクシはきっとこれからも折に触れて、美山の地を訪れることでしょう


一つ気になるのは、日本の農村地帯に共通することですが、ここ美山も高齢化が深刻な問題です。
いつまでこの集落が維持できるのか、不安に思わずにはいられません。
そんなことを思いながら、ワタクシは美山を後にしました


そして、途中の道の駅で美山の地卵を使った「タマゴかけご飯」をいただきました


艶々のご飯、そして濃厚な味の生卵…幸せを感じながら、ワタクシは次の目的地に向かうのでした

使用したカメラ:7,8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


少子高齢化…都会で暮らしていても感じるこの事実を、地方に行くと痛感します。
一方でタイやベトナムを旅すると、子供や若者の多さに圧倒されます。
長らく経済大国として君臨してきた我が国ですが、アジア諸国に追い抜かれる日が遠くない気がしますね



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