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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

大正ロマンを感じる駅舎-滋賀県東近江市:新八日市駅

2025年04月26日 | 滋賀
Shin-Yokaichi Station, Higashi Ohmi City, Shiga Pref.

さてさて、ランチを食べたワタクシ達は再び近江八幡の八幡堀近くへと戻っていきました


朝、八幡堀の周辺を歩いていた時に「八幡帆布鞄 Cogocoro」というお店を見つけました。
素敵な帆布鞄を売っているようですが、まだ開店前だったんです。
そこでランチの後に訪ねてみて、気に入ったカバンがあれば買おうと思ったんですよ


ワタクシは帆布で作ったカバン、バッグが好きなんです。丈夫で長持ちするのと、使い込むほど味わいが出てくるのがいいんです。
店内で商品を見て回り、家人はリュックにもショルダーバッグにも使える2Wayバッグを、
ワタクシは小さめのショルダーバッグを買いました


その後、家人が東近江市にある道の駅に行きたいというので、そちらに向かって車を走らせていると、
近江鉄道に並行する道路を走っていたんです。ワタクシ、どうしても新八日市駅の駅舎を見たくなったので、
少しだけ駅に立ち寄ることにしました


新八日市駅ですが、その歴史は古く1913年(大正2年)に湖南鉄道新八幡(現・近江八幡)-八日市口(現・新八日市)開業時に
終着駅『八日市口駅』として開設されました


駅舎は湖南鉄道本社として使用された歴史ある駅舎で、1922年(大正11年)に竣工されました。
ですので、100年を超える歴史を持つ駅舎だということになりますね


新八日市駅の一日平均乗車人数は約500人。乗降客の大半は学生でしょうが、人数は平成の中頃と比べてほぼ横ばいなんです。
減少していないということは、近江鉄道の企業努力が成功しているということでしょうか


地方のローカル私鉄はどこも経営が厳しいのでしょうが、是非とも存続してほしいと思わずにはいられません


近江鉄道にはここ新八日市駅以外にも、鳥居本駅、桜川駅、日野駅、水口駅など旅情をかき立てる駅があるんです。
「ガチャコン電車」「ガチャ鉄」と呼ばれる近江鉄道ですが、のんびりと鉄道旅を楽しみたいものです


その後、道の駅に立ち寄ってから帰宅し、近江八幡で買った帆布鞄を取り出しました。
左の赤いバッグは家人が買った2Wayバッグ、右の青いバッグはワタクシが買ったショルダーバッグ。
帆布鞄なのですが牛革を使っているのがすごく素敵に思えました。そして、ワタクシが買ったバッグの色合いがすごく好きなんです。
ワタクシは「くすんだ青色」が好きで、車もこのバッグと同じ色なんです。このバッグ、気に入って愛用しています

「八幡帆布鞄 Cogocoro」…滋賀県近江八幡市仲屋町中21

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


この日は春らしい穏やかな陽光が溢れた一日でした。柔らかな日差しが桜には相応しいと痛感しました。
そんな春らしい日々が、年々少なくなってきている気がします。
寒暖の差が極端になり、「暑い」「寒い」に季節が二極化したかのような気がします。
「春夏秋冬」だった日本の四季が「夏夏冬冬」になってしまうんじゃないかと危惧してしまいますわ。



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コメント (31)

レトロな空間でいただくランチ-滋賀県近江八幡市:「HAKO TE AKO」

2025年04月25日 | 滋賀
“Hako Te Ako”, Ohmi Hachiman City, Shiga Pref.

さてさて、「水郷めぐり」を終えたワタクシ達ですが、その後は近江八幡でランチを食べようと思っていました。
前日にネットで調べてみると、水郷めぐりの船着場からほど近い場所にいい感じのカフェがあったんです。
最近はちょっと辺鄙な場所でも、SNSなどで話題になると多くの人が訪れることがあるので前日に予約をしておきました


「HAKO TE AKO」というちょっと変わった名前のカフェなのですが、明治42年蒲生郡勧業館として建築された建物で、
昭和29年に現在地に移築されました。昭和41年からユースホステルとして旅行者の宿となったのですが、
ワタクシ、建物を見た瞬間に「あ、高校生の時に自転車で琵琶湖を旅した時に泊まったことあるわ」と思い出しました


歴史あるこの建物は国の有形文化財になっており、2階部分は今もユースホステルとして利用されています。
ワタクシは学生時代によくユースホステルに泊まりましたが、今の若い人ってユースホステルなんて利用するんですかねぇ


11時30分からの営業で、ワタクシ達は11時30分に予約をしていました。
少し早めに着いたのですが、ワタクシ達の後に次々とお客さんがやって来ました。やっぱり人気のお店のようです。
予約をしておいてよかったですわ


窓が大きいので建物の中は明るい雰囲気です。ゆったりとした空間がいいですね


昭和のような雰囲気と言えばいいのでしょうか。ノスタルジックな空間はワタクシの好みです


まずは「カブのスープ」が運ばれてきました。家人とワタクシは違う料理をオーダーしましたが、
スープは二人とも共通して「蕪のスープ」でした。


家人は「近江牛合挽ミンチの煮込みハンバーグ」をオーダーしました。近江八幡に来たからには近江牛を食べたいですな


ワタクシは「近江牛合挽ミンチのカリッとメンチカツ」をいただきました。ご飯かパンかは選ぶことが出来るんですよ


ランチメニューにはドリンクがつきます。ワタクシはアイスカフェラテ、家人はホットカフェラテを注文したのですが、
ドリンクの中にはクリームソーダといったレトロ感のあるメニューもありました


店内にはレコードプレイヤーでLPレコードの音楽が流れていました。
この時はオリビア・ニュートン=ジョンのアルバムでしたが、彼女も3年前に死去されたんですよねぇ


ワタクシは食べませんでしたが、家人は「ランチスイーツ(4種盛り合わせ)」をオーダーしていました。
内容は、シフォンケーキ・マカロン・プリン・アイスクリームの4種です。
いろんな種類を少しずつ食べたい女性にはたまらない盛り合わせでしょうね

「HAKO TE AKO」…滋賀県近江八幡市円山町610

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


学生時代、よくユースホステルや安宿を使って旅をしました。「金は無いけど時間はある」旅人でしたからねえ。
その最たるものが大学3年生の冬でした。北海道の国鉄周遊券を持って、2月の北海道を20泊21日の旅をしました。
その時に一緒に旅した連中とは今も友人です。そして、また「アホな旅」をしようと約束をしています。
もう一度「アホな旅」をする時は、私たちはみんな学生気分に戻ることでしょうね。



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春を満喫-滋賀県近江八幡市:円山

2025年04月24日 | 滋賀
Maruyama, Ohmi Hachiman City, Shiga Pref.

さてさて、近江八幡「水郷めぐり」の舟は、のんびりとしたスピードで水路の中を進んで行きました


橋の上に何人もの人の姿が見えますが、皆さん、スケッチブックに絵を描いていました。
水郷と桜…文字通り絵になる風景ですね


ヨシの群生地は水鳥や魚達の生息場です。鷺や鵜の姿を何度も目にしました。それ以上に目についたのは巨大なミドリガメ。
そして、水路の中にはブラックバスが増え過ぎてしまい、固有種であるゲンゴロウブナやホンモロコなどが激減しているそうです


ワタクシ達が乗った舟は手漕ぎ船。業者によってはエンジン船で水郷めぐりを行う業者もあります。
エンジン船だと常にモーター音が聞こえるでしょうが、手漕ぎ船はギィーギィーッという櫓の音だけです。
ですので野鳥の鳴き声、水面で魚の跳ねる音などがよく聞こえるんです。
ワタクシは水郷めぐりをするのであれば、絶対に手漕ぎ船の方が風情があっていいと思います


ヨシ焼きをしたヨシ原、その向こうには見頃を迎えた桜。のどかなのどかな春の一日。
春の海でなく「春の湖 ひねもす のたりのたりかな」という気分でありました


船着場へと戻ってきました。約1時間の行程です。船頭さんの説明もすごく分かりやすく、
同行したご姉妹も人柄の良い人たちでした。家人も楽しんでくれたのでよかったです


船着場の近くに広場があり、そこの桜が見事だったんです。
これが大阪あたりだったら広場はお花見の人でいっぱいでしょうが、ここには誰も人がいませんでした


ところで、皆さんはお花見ってされますか。ワタクシ、桜の花は毎年見に行ってます。
しかし、桜の木の下にゴザを敷いて、酒を飲んだり弁当を食べたりする「お花見」をしたことがないんです


よくテレビなどで大勢の人がお花見をしている光景が放映されますが、ワタクシには経験が無いんですよ。
ワタクシにとって桜は静かに眺め、写真を撮るものなんですね

使用したカメラ:1、2、4、5枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


桜の季節…それは私にとっては野球シーズンの幕開けでもあるんです。
春の選抜高校野球大会を皮切りに、日本のプロ野球はもちろん、メジャーリーグからも目が離せません。
ただ、私が野球ばかりテレビを見るので、野球シーズンになると家人はうんざりするようです。



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水郷とヨシ-滋賀県近江八幡市:円山

2025年04月23日 | 滋賀
Maruyama, Ohmi Hachiman City, Shiga Pref.

さてさて、近江八幡「水郷めぐり」を楽しむことにしたワタクシ達ですが、
「水郷のさと まるやま」の舟がいよいよ出発いたしました。


水面から眺める桜はいつもとはアングルが違うので、新鮮な感じがします。


水路沿いの民家にヨシが干されていました。琵琶湖最大の内湖である西の湖は広大なヨシ原が広がっているんです。


ヨシは春に芽吹きはじめ、夏には4m近くに成長し、秋が深まると葉を落とし黄金色に変化し、冬にはヨシ原で刈り取り風景が見られます。
また芽吹きを良くするため、3月上旬頃に行われる「ヨシ焼き」は水郷の早春の風物詩となっています。
写真で黒く見えているのはヨシ焼きの跡で、新たに芽吹く新芽も見ることが出来ました。


近江八幡のヨシ産業は古く、信長時代にはヨシが年貢として納められていたと記されています。
ここ円山町周辺には現在約50ヘクタールに及ぶ群生地があり、この地方のヨシは江州ヨシと呼ばれその品質の良さは全国的に有名です。
一般的な用途は、すだれ・衝立・屋根や天井等の建材、茶畑の覆い等に使用されます。


ヨシの群生地は水鳥や魚達の生息場や繁殖場として重要な役割を果たすだけでなく、琵琶湖の水質浄化にも大いに貢献しています。
1953年の調査では滋賀県内にあったヨシ帯は260ヘクタールありましたが、1993年には約130ヘクタールに半減してしまいました。


このような現状を踏まえて、滋賀県は「美しい琵琶湖を次代へ引き継ぐ」を合い言葉にし平成4年に「ヨシを守る」「ヨシを育てる」
「ヨシを活用する」という3つを基本にした「滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例」(通称:ヨシ条令)を施行しました。
この光景はそういった努力があって守られているんですね。


ワタクシが以前「水郷めぐり」を楽しんだのは秋でした。ですので、ヨシが生い茂っていたんです。
今回はヨシ焼きをした後だったので、すごく展望が開けていたんです。
季節によって違いを感じることが出来るので、同じ場所でも随分と印象が違いました。
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/ba39d5e997889f764fca29c1d7bbf0c6


ヨシ原の奥にこんもりとした低い山が見えますね。この山は「安土山」です。織田信長が安土城を建てたのが、この安土山なんです。
かつてはこの場所から、壮大な安土城を眺めることが出来たのでしょうね。

使用したカメラ:1枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


船頭さんに「ここにも外国人観光客は来るんですか」と訊いてみると、「来ます来ます。いろんな国の人が来ますよ」とのこと。
「私は英語なんか喋れませんので、会社から説明用のテープを借りてずっと流しますんや。喋らんでええから楽ですねん。
白人の人は説明のテープを聞いて、頷いたりしてますわ。中国の人はテープなんか全然聞いてません。
ひたすら写真撮ってますし、中にはうるさいからテープ消してくれという人もおりますねん」だそうです。
なんとなくその光景が頭に浮かんできました。



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水郷の里-滋賀県近江八幡市:円山

2025年04月22日 | 滋賀
Maruyama, Ohmi Hachiman City, Shiga Pref.

さてさて、八幡堀で桜を楽しんだワタクシ達ですが、次に向かう目的地がありました。
近江八幡には琵琶湖の内湖である「西の湖」があり、その周辺には網の目のような水路が走り、日本最大の水郷地帯が形成されています。 
ここには、葦(ヨシ)の群生地が広がり、その間の迷路のような水路をめぐる、琵琶湖の「水郷めぐり」を楽しむことが出来るんです。
家人は近江八幡の水郷めぐりをしたことがないので、今回は水郷めぐりに行くことにしたんです


近江八幡では4社が「水郷めぐり」、2社が「八幡堀めぐり」を行なっています。
ワタクシ達は円山という集落で運営されている「水郷のさと まるやま」という水郷めぐりの船に乗ることにしました。
ワタクシは以前に一度、ここの水郷めぐりを楽しんだことがあって、すごく対応が良かったので今回もここを選んだんです


6人以上の団体だと予約をして随時船を出してくれるのですが、個人客だと時間が設定されているんです。
ワタクシ達は10時からの定期船を予約していたので、10時前に船着場に到着しました。
船着場周辺も桜が見頃を迎えていたんですよ


船着場がある近江八幡市郊外の円山町は琵琶湖の内湖の一つ「西の湖」に面した集落です。
周辺にヨシ原が広がる水郷地帯で、国の「重要文化的景観」の第1号に選定されています


ワタクシは円山の集落の雰囲気が好きなので、家人にも見てほしいと思ったのですが、家人はさほど興味がないようでした。
まあ、農村や漁村の風景を見て喜んでいる人の方が珍しいですな


菜の花と桜…春には淡い色彩のパステルカラーが似合います。春には柔らかい色彩がマッチしますね


団体さんを乗せた船が出発していきました。ギィー、ギィーっと櫓を漕ぐ音だけが聞こえてきます


船が出る時間が迫ってきました。ワタクシ達が乗る船には、ワタクシ達を含めて4人が乗船しました。
あとの二人は年配の姉妹の方でして、すごく上品で気さくなお二人でした


ではでは、約1時間の長閑な船旅に出発しましょうか

使用したカメラ:6〜8枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


日本人って「日本三大○○」とか「日本百××」というのが好きですよね。水郷にも「日本三大水郷」というのがあるんです。
ここ近江八幡、茨城県の「潮来」、福岡県の「柳川」が日本三大水郷だそうなんです。
果たしてこの三カ所が三大水郷として妥当なのかどうか、私には判断しかねます。



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