よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

良き一日を終えて-滋賀県長浜市

2024年08月03日 | 滋賀
Nagahama City, Shiga Pref.

さてさて、猛暑の中でワタクシは長浜市の散策を楽しんでいました


黒壁スクエアから離れ、ちょっと裏通りに入ります。うだつの上がった家が立ち並び、長浜が裕福な町だったことがわかります。
ワタクシなどはうだつが上がることがないまま、歳だけを重ねてしまいました


長浜の町を歩くのはもう4度目か5度目になりますが、いつ来てもいい町だなぁと思います


奥に見えるお寺は真宗大谷派の大通寺というお寺で、「御坊さん」の愛称で親しまれてきたお寺です。
お寺に向かう参道にはお店が並び、「ながはま御坊表参道」という商店街になっています。
落ち着いた佇まいで、ワタクシはこの参道から眺める大通寺の光景が大好きです


この山門は天保年間に造られたものです。天保年間というと大飢饉、打ちこわし、大塩平八郎の乱など、
江戸幕府の支配体制がガタガタと崩れ去って行く時代ですね


本堂の上に夏の青空が広がります。午後の日差しが強くって、本当に暑かったんですよ。
ただ、今年の暑さはさらにその上をいきますね。もう夏は外出できなくなる日がやってくるかもしれません


子どもが道路に飛び出して自動車などと接触する事故を防止する目的で、ドライバーへの注意喚起のために、
通学路などに設置されている看板を「飛び出し坊や」と言うのですが、滋賀県に行くとやたらとこの飛び出し坊やを目にします。
実はこの飛び出し坊やですが、滋賀県の東近江市あたりが発祥だそうで、
今では滋賀県のお土産グッズなどにもこのデザインが使われているんですよ


明治ステーション通りという通りを通って長浜駅に向かいます。風雪に耐えた舟板塀の家並みが続きます。
土蔵の腰板に和船の古材を利用したものなんです


この後、ワタクシは駅の売店で缶ビールとつまみを買い込み、帰路の列車の中でビールを飲みながら大阪へと向かいました。
ささやかですが、楽しいワンディトリップでした

使用したカメラ:3、4枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


最近は人と顔を合わせると「今日も暑いですねぇ」「暑くてたまりませんなぁ」というのが挨拶がわりになりました。
ちょっと前までは猛暑日(35℃)だと聞くと「うわぁ。暑いなぁ」と思ったのですが、今では当たり前に感じます。
今年なんて37℃や38℃なんてのが珍しくなくなってきたので、35℃なら「まだマシ」と思ってしまいます。
あと10年もしたら、40℃が珍しくなくなってくるんですかねぇ。



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北国街道-滋賀県長浜市

2024年08月02日 | 滋賀
Nagahama City, Shiga Pref.

さてさて、レトロな食堂で昼食を食べた(ビールも飲んだ)ワタクシは、長浜市内の散策に向かいました


長浜市内の散策に向かったワタクシは、長浜駅にほど近い場所にある長浜鉄道スクエアに立ち寄りました。
鉄道展示保存施設である長浜スクエアの中に、旧長浜駅舎が保存されているんです


旧長浜駅舎は、1882(明治15)年に完成しました。日本で初めて新橋〜横浜間を鉄道が走ってから、わずか10年後に完成しているんです。
現存する駅舎としては日本最古のものなんですよ


名機であるD51が保存されていました。D51は貨物輸送を目的に設計された蒸気機関車で、1115両もの車両が生産されたんです。
操作性の良さから貨物輸送のみならず、旅客輸送にも利用されて日本各地でD51は活躍したんです。
「デゴイチ」の愛称で親しまれたことも、ワタクシなどは懐かしい思い出です


駅前から少し歩くと、古色蒼然としたレトロビルがありました。このビルは長浜タワービルと言いまして、
昭和39年に地元の資産家が「長浜にも東京タワーのような名物を」という理由で建設したそうです。
高度経済成長期、東京への憧れがこういう建物を建てさせたのでしょうね。
雑居ビルとして利用され、かつては飲食店などもたくさんあったのでしょうが、この時は一階部分が利用されているだけでした。
「NAGAHAMA TOWERBILL」と書かれてありますが、ビルはBUILDINGでしょう。
BILLなら勘定書、請求書の意味ですからねぇ。誰かスペルミスを指摘する人はいなかったのですかねぇ。
なお、このビルはその後外壁が綺麗に塗り直され、昭和レトロを感じさせる外観を生かした商業ビルとして再生するそうです
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/e46cbd878efceb0bcb728cd31bf44e23


長浜タワービルの横を南北に通っているのが北国街道なんです。ワタクシは北国街道を北に向かって歩いて行きました。
北国街道沿いには風情のある建物が並んでいます。いい光景ですよねぇ


このお店は「翼果楼」(よかろう)といいまして、長浜の美味しい郷土料理を食べることが出来るんです
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/200973bf12586e3cef0fbcbb137402fb


長浜の旧市街地の真ん中に黒壁スクエアと呼ばれる大人気のエリアがあるんですよ。
この写真の「黒壁銀行」の愛称で親しまれてきた旧第百三十銀行(1899年竣工)の取り壊しの危機に際し、
旧市街の古建築の保存と再生のための博物館都市構想が長浜市と民間企業の第3セクターで始まりました。
旧第百三十銀行が1989年に黒壁一號館「黒壁ガラス館」としてオープンすると、
周囲の古建築を次々と美術館、ガラスショップ、工房、ギャラリー、カフェなどに再生していったんです。
その結果観光客が増えてくると、その活況はエリア内の他の古建築の再生・活用へと波及していきました。
寂れた商店街と古い住宅街が、今や湖北最大の観光スポットへと変貌を遂げてしまったんですよ。
町おこしの成功例として有名で、日本各地から視察が絶えないのがここ黒壁スクエアなんです


ではでは、長浜の散策をさらに続けていくとしましょうか

使用したカメラ:1、6、7枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


この時は真夏に長浜を訪れたのですが、実は長浜がある湖北地方って雪が多い地域なんです。
実は世界で一番の積雪量を観測したのは、意外にも長浜からほど近い滋賀県の伊吹山だったことをご存知でしょうか?
1927年の2月14日に記録した11m82cmの積雪量はギネスブックにも登録されているんです。



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創業120年を超える老舗食堂-滋賀県長浜市:「中島屋食堂」

2024年08月01日 | 滋賀
Restaurant“Nakajimaya”, Nagahama City, Shiga Pref.

さてさて、竹生島から長浜港へ戻ったワタクシは昼食を食べようと長浜駅前へと向かいました


以前、長浜に来た時に、区画整理や再開発が進む駅前に超絶レトロな店構えのお店を見つけ、
「次に長浜に行く時はこの店に行こう」と思っていたので、迷うことなく「中島屋食堂」に行ったんです


明治30年(1897年)に中島屋食堂は酒や餅を販売するお店としてスタートしたとのことでした。
昭和の初め頃から食堂として営業するようになり、現在に至っているのだそうです。実に創業120年を超えるんですね


この日は「青春18きっぷ」を使って列車でやって来ました。車ではありませんので当然ながらビールで乾杯ですな


どーですか。暑い日には「冷奴」に限ります。冷奴にビールは夏の定番です


どーですか。「鮎の姿煮」もいただきました。猛暑の中を歩いてきたワタクシには、冷えたビールが五臓六腑に染み渡りますわ


どーですか。「さば寿司」「ます寿司」もいただきました。特にビワマスを使った「ます寿司」は絶品でした


どーですか。ます寿司が美味しかったので、「ビワマスの刺身」もいただきました。
この後、まだまだ歩くのでビールは中瓶2本に抑えておきました

「中島屋食堂」… 滋賀県長浜市北船町3−3

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


「由緒正しき大衆食堂」での昼食となりました。駅前は再開発が進んでいるのですが、このお店だけが時間が止まったかのような感じでした。
老夫婦がお店を切り盛りされており、気さくにいろんな質問にも答えていただいました。
願わくば一日でも長く営業していてほしい。次に長浜を訪れる時には、必ずもう一度ます寿司を食べに行きたいと思うのでした。
しかし、今回ブログを書くにあたってお店のHPを見てみたら「臨時休業」になっていたんですよ。
あくまでも「休業」なので、いずれは再開するのだと信じたいです。


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湖国-滋賀県長浜市:竹生島

2024年07月31日 | 滋賀
Chikubujima Island, Nagahama City, Shiga Pref.

さてさて、ワタクシは琵琶湖にある竹生島を初めて訪れたのですが、興味深く島の中を散策しました


竹生島では宝厳寺の隣に、竹生島を御神体とする都久夫須麻神社があります。
この本殿は今から450年前、豊臣秀吉が寄進しました伏見桃山城の勅使殿を移転したもので国宝となっています


拝殿から琵琶湖に突き出した場所に、龍神拝所があります。白い鳥居、青い湖、そして青い空。
素晴らしい絶景を眺めることが出来ました


竹生島から琵琶湖を見渡すと、あらためて「琵琶湖は大きな湖だなぁ」と実感します。
滋賀県のことを「湖国」という呼び方もするのですが、いい言葉だなぁと思います


よく滋賀県を小バカにする時に「滋賀には琵琶湖以外、何もあらへんがな」と関西人はいうのですが、
琵琶湖の面積って滋賀県の6分の1なんですよ。多くの人は3分の1くらいに思っているようなんですがね


竹生島から長浜港に戻る船に乗ります。都久夫須麻神社の本殿、拝殿、そして白い鳥居が見えます。
初めて訪れた竹生島ですが、なかなかいい場所でした。今度は桜咲く季節に訪ねてみたいです


この日(2021年8月8日)は快晴。朝からずっと強い日差しが照りつけていました。
その時は「暑いなぁ」「この暑さはたまらんで」などと言っていたのですが、
翌日から天気が崩れ出し、その後、お盆の間はずっと雨の日が続きました


猛暑は辛いですが、辛抱することは出来ます。しかし、豪雨被害はどうしようもありません。
たとえ暑さが厳しくとも、夏は夏らしく晴天が続いている方がいいような気がします。
今年も線状降水帯によって豪雨被害が起こりました。もうこれ以上の被害がないことを願うばかりです


帰路の船から竹生島を眺めた時、このアングルで島を見ると、「ひょっこりひょうたん島に似てるなぁ」と感じるんですよ。
ドン・ガバチョ、サンデー先生なんて登場人物も懐かしく、ワタクシの頭の中には
「波をチャプチャプ チャプチャプかき分けて…」というテーマソングが流れていたのでした

使用したカメラ:1〜3枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


琵琶湖は滋賀県はもちろん、大阪府・京都府・兵庫県に安定的な水を供給しています。だから昔から『近畿の水がめ』と呼ばれてきました。
かつて、琵琶湖の水が生活排水や工場廃液で汚れが酷かった時、私たち大阪府民は薬臭い水道水を利用していました。
しかし、滋賀県民の不断の努力によって琵琶湖は美しい湖へと生まれ変わり、私たちは美味しい水道水を飲むことが出来ています。
私たちは心から滋賀県民に感謝の気持ちなんですよ。



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湖の船旅-滋賀県長浜市:竹生島

2024年07月30日 | 滋賀
Chikubujima Island, Nagahama City, Shiga Pref.

さてさて、醒井を後にしたワタクシは、滋賀県長浜市へと向かいました。
JR長浜駅で下車し、長浜港へと歩いて行きます


長浜駅から竹生島に向かう観光船に乗りました。長浜港から竹生島までは約30分。ちょっとした船旅気分です。
この日は猛暑でしたが、湖上を吹く風は心地よく、ワタクシは船上からの琵琶湖の景色を楽しみました。
正面に見えている山は、日本百名山にも選定されている伊吹山なんですよ


竹生島は信仰の島で、港に着くとすぐ目の前に宝厳寺があるんです。
宝厳寺は真言宗豊山派のお寺で、西国三十三所第三十番札所なんですよ


宝厳寺に向かう参道ですが、鳥居が立っていますね。宝厳寺のすぐ横には都久夫須麻神社があるのでその鳥居ですね。
元々は神仏混淆の島だったのですが、明治時代の神仏分離令で寺と神社が分けられたんですね


これは宝巌寺の本堂ですが、本堂は尊大弁才天像を祀っています。ではでは、竹生島をゆっくり散策しましょうか


宝厳寺には「弁天様の幸せ願いダルマ」といって、小さくて赤い可愛いダルマの中にお願い事を書いた紙をダルマの中に収め、
本堂に奉納するという願掛けがあります。奉納されたダルマは、本堂にて一年間祈願してもらえるとのことです


真夏の青空に朱色の三重塔が映えます。ただ、この日も暑かった。写真を撮りながら汗が噴き出ていたんですよ


それでも竹生島は琵琶湖に浮かぶ島なので、湖から気持ちのいい風が吹いてきます。まだ暑さがマシと言えばマシなんです


国宝であるこの唐門は秀吉を祀った京都東山の豊国廟に建っていた「極楽門」を、豊臣秀頼の命により移築されたものです。
派手な極彩色から、安土桃山時代の作品らしさを感じますね

使用したカメラ:1、4枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


長浜港から竹生島まで30分の船旅ですが、日本の湖で30分の船旅を楽しめる湖って貴重だと思います。
また、近江八幡市の沖合には沖島という島があり、ここは「淡水湖内にある有人島」では我が国唯一であるだけではなく、
淡水湖の有人島というのは世界的にも貴重なんですよ。皆さんも機会があれば、琵琶湖の船旅を楽しんでくださいね。



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