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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

人形供養-和歌山県和歌山市:加太

2025年06月22日 | 和歌山
Kada, Wakayama City, Wakayama Pref.

さてさて、和歌山市加太の散策を続けていると、こんな場所がありました


「役行者堂」という文字が刻み込まれていますが、正式には「阿字ヶ峰行者堂」(あじがみねぎょうじゃどう)というそうです


120段ほどの急な階段を登って行くようなのですが、せっかくなので行者堂まで歩いて行くことにしました


阿字ヶ峰行者堂は和歌山市の加太にあり、修験道の開祖である「役行者(えんのぎょうじゃ)」を祀っているお堂です。
元々のお堂は江戸時代の初めに建立されたそうですが、現在のお堂の建設時期は大正から昭和にかけての頃だということです。
毎年4月初旬の土曜日には、京都の聖護院門跡の山伏の方々が『紀州加太浦「採燈大護摩供」』を執り行うために加太に来て、
多くの山伏の方が、行列をなして法螺を吹き勤行する姿を見ることが出来るそうです


阿字ヶ峰行者堂から先に進むと、大きな赤い鳥居が見えてきます。そちらに向かって行くとしましょう


この神社は「淡嶋神社」と言いまして、全国に1000社余りある淡島神社・粟島神社・淡路神社の総本社なんです


この神社は薬の神様とされる少彦名命(すくなひこなのみこと)を祭神としています。
婦人病や安産祈願など「女性のための神様」として、昔から多くの女性の信仰を集めているんです。
この日も参拝者は女性が多く、男性一人で来ているのはワタクシだけでありました


淡嶋神社は人形供養の神社としても有名で、境内には供養のために納められた、無数の日本人形が境内に隙間なく陳列されています。
見方によれば、ちょっと不気味さを感じるような気もします


この光景を一部のマスコミが面白がって、心霊スポットとして採り上げたりするんですよ。
すると、心霊マニアというのでしょうか。あるいは怖いもの見たさというのでしょうか。
そういう人たちがやって来るようで、この日も二人組の若い女の子が「パワー感じるわ」「ここヤバいって」などと言っていました。
ワタクシには何がどうヤバいのか、全く理解できません


家人の韓国旅行見送りをきっかけに久々に訪れた加太ですが、楽しいワンデイトリップになりました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


私には霊感というものが全くありません。所謂心霊スポットと呼ばれる場所に行こうが、何一つ霊的なものを感じたことが無いんです。
「夜中に金縛りにあった」「いないはずの人影が見えた」「突然悪寒を感じた」…こういう経験も一切ありません。
そんな私を家人は「日本一鈍感力に長けた男」と言います。



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コメント (27)

彷徨-和歌山県和歌山市:加太

2025年06月21日 | 和歌山
Kada, Wakayama City, Wakayama Pref.

さてさて、和歌山市加太を訪れたワタクシは、加太の町並みを彷徨い歩いて行きました


加太は紀淡海峡に面した港町です。風に乗って磯の香りが漂ってきます


歩いていると以前には無かったおしゃれな建物がありました。
「La Entrepot」と書かれてあるので、フランス語だとは思うのですがワタクシには意味がわかりません


川の反対側に行って見てみると「ラ・アントルポ」と書かれており、フランス語で「倉庫」という意味なんですね。
調べてみると築90年近い倉庫をリノベーションし、建物の中にはカフェやアクセサリーのお店があるようです。
ただ、この日は月曜日なので定休日なのか、もしくは朝早いのでまだ営業していないのか、中にはいることは出来ませんでした


月曜日の午前10時半。加太の町は訪れる人も少なく、静かに時間が流れていました


昔ながらの畳屋さんがありました。今も営業されているようです。ワタクシが子どもだった頃、自宅近くに畳屋さんがありました。
職人さんが畳を作ったり、修理している姿をよく目にしたものです。
今はフローリングの部屋が多く、畳敷きの部屋が無い家も多いかと思います。
でも、畳の部屋でゴロリと横になるのは気持ちいいんですよね


左側に見える「小嶋一商店」は有名な「よもぎ餅」のお店だそうです。
ワタクシがレンズを向けている時も、若いカップルが遠方から買い求めにきていました


ワタクシはカラオケが苦手で、自ら進んでカラオケに行くことはほとんどありません。
定年退職してからはカラオケに行くことはほとんど無くなり、歌が下手くそなワタクシはホッとしております


「オジバキッチン」…「オジジ」と「オババ」がやっているお店なのでしょうか。
後から知ったのですが、素朴な料理が美味しくってなかなか人気のお店だそうです


地元の小学生が作ったのでしょうか。温かみを感じる手作りの案内板がありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


散策中に小学校の横を通りました。校庭で小学生の児童たちが体育の授業をしていました。
その時に「ああ、今日は平日やったなぁ。俺は平日に休みを取れるようになったんや」と改めて感じました。
4月から非常勤職員になって、仕事のペースにも完全に慣れてきたようです。



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コメント (29)

ご利益-和歌山県和歌山市:加太

2025年06月20日 | 和歌山
Kada, Wakayama City, Wakayama Pref.

さてさて、和歌山市加太を訪れたワタクシは、加太の海岸沿いを歩いておりました


加太海水浴場から歩いてすぐの場所に「加太漁港」があります。早朝の賑わいとは違い、昼近い時間の漁港はのどかですね


加太漁港はタコ、メバル、アジ、ガシラ、グレ(メジナ)などの水揚げが多いのですが、
なんと言っても真鯛の水揚げが多いことで有名なんです。
加太の鯛は年間を通じエサが豊富で流れの速い全国屈指の真鯛の魚場である紀淡海峡でもまれた天然の鯛です。
プレミア和歌山にも認定されており、春は「桜鯛」、秋は「紅葉(もみじ)鯛」としても珍重されているんです


ワタクシが子どもの頃、大阪では祝い事の時には鯛を食べたものでした。寿司ネタでも鯛、平目、穴子などの白身魚がメインだったんですよ。
今の若い人はマグロ、サーモンなどを好むようなので、寿司ネタも様変わりしたように思います


加太の街中に入っていくと「加太春日神社」という神社がありました。その創建に関してはよくわかっていないのですが、
天正年間(1573~1592)に羽柴秀長の家臣 桑山重晴によって現在の場所に移転したといわれ、桑山氏により社殿が造営されました。
友ヶ島を行場としていた役行者が勧請して守護神としたとも伝わるという歴史のある神社です


地元の中学生が作った作品がありました。ワタクシが通っていた中学校なんて、運動部はどの部活も活動が盛んだったのですが、
文化部は吹奏楽部を除けばほとんど印象が無かったんです。美術部の作品がこうして飾られるのは部員たちは嬉しいでしょうね


ここ数年「部活動は教育課程の領域外である。なので教員は部活動の顧問をする必要は無い」ということが言われるようになり、
部活動を学校から切り離して地域移行しようとする動きも進んでいるという話も聞きます。
それは正論だとは思いますし、そうしないと学校の先生になりたいと思う人材がさらに減っていくのも現実でしょう。
でも、学校から部活動が無くなっていくのは寂しい気がしますが、これも時代の流れなのでしょう


加太春日神社にはいくつかの御神祭がおられるのですが、特に武神である春日三神をお祀りしていることから、
アスリートや受験生などが必勝・合格祈願に訪れるそうなんですよ


ワタクシは信心深くないと言うか、あまり神仏に何かを祈願することはありませんでした。
ただ、最近は「無病息災」「健康長寿」などを願うのですから、いい加減なものですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


気がつけば6月も後半になってきました。歳月が過ぎる速さに驚くばかりです。
この時期になってくると「さあ、今年の夏は何をしようか。どこに行こうか」ということを考えます。
夏の予定を考える時、私は少年のような気持ちになるのですが、皆さんはそんな感覚はありませんか。



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コメント (28)

海離れ-和歌山県和歌山市:加太

2025年06月19日 | 和歌山
Kada, Wakayama City, Wakayama Pref.

さてさて、和歌山市加太を訪れたワタクシは、加太駅から町の散策に向かうことにしました


加太線開業111周年のモニュメントがありました。調べてみると1912年に加太軽便鉄道が開業しているんですね


町を歩くと「新町温泉」という銭湯がありました。今も現役で営業されている銭湯です。
ワタクシは子どもの頃、いわゆる長屋で育ちました。家風呂が無かったので、銭湯に行くのが日常だったんです


昔でいう「モダン」「ハイカラ」な建物がありました。これは「旧加太警察署庁舎 」の建物です。
国登録有形文化財に指定されているそうです


道標がありました。「左あわしま道」「右和可山道」と書かれてありました。
嘉永2年(1849年)に造られたものだということです。江戸時代末、黒船が来て世の中が大混乱している時期ですな


古いお寺の前を通ってワタクシは海の方に向かいました


加太の町を抜けて海岸沿いに行くと、「加太海水浴場」の砂浜が広がっています。テントのポールがいくつも組まれてありますが、
夏になって海水浴場が営業する時に利用するテントのポールでしょうね。
海水浴場は来るべき夏を待ち侘びているかのように思いました


ワタクシが子どもの頃、夏になると海水浴に行くというのは大きな楽しみの一つでした。
しかし、現在は日本人の「海離れ」が進んでいるんです。レジャーの多様化などを背景に、海水浴客はこの約40年で10分の1に減少しました。
最近は海水浴を敬遠する小学生が増えているそうです。日焼けを嫌い、海水が体にべとつくのが嫌だというのが理由だとか。
さらには「素肌に太陽光線を浴びるとシミになる」「紫外線を一日何時間以上浴びてはいけない」といったことが言われるようになり、
海水浴場に行くのをためらう人々も多くなりました


これだけ暑さが酷くなってくると、炎天下の砂浜で泳ぐより室内のプールで泳ぐ方が身体にはいいのでしょうね。
これもまた時代の流れなのでしょうな

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


私は学生時代から山派になったので、夏だからと言って海に行くことは特にありませんでした。
いわゆるマリンスポーツとも無縁で、泳ぐのは得意ですがサーフィンもダイビングも全くやったことがありません。
海で最後に泳いだのは、もう20年くらい前のことだと思いますわ。



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コメント (26)

めでたいでんしゃ-和歌山県和歌山市:加太

2025年06月18日 | 和歌山
Kada, Wakayama City, Wakayama Pref.

さてさて、6月2日のことなのですが、この日は家人が友人達と韓国旅行に出発しました。
この日は月曜日で、ワタクシは仕事が休みなので「関西国際空港まで車で送ってや」と家人から御達しがありまして、
ワタクシは朝から家人と友人達を車に乗せて関西国際空港へと向かいました。
関空でみんなを車から降ろしたのが朝の9時前。このまま真っ直ぐ家に帰るのももったいないなと思ったワタクシは、
関空から1時間弱、車を南に走らせて和歌山県和歌山市加太という町に向かいました


加太の町を散策するにあたり、まずは加太駅へと向かいました。加太駅は南海電気鉄道加太線の駅で同線の終着駅です


久々に加太駅を訪れたのですが、以前に来た時と比べて随分と駅が華やいだ感じになっていました。
というのは、「めでたいでんしゃ」という観光列車が加太線を走るようになり、その宣伝が駅の至る場所に見られるんです


加太は良質な鯛の水揚げで有名です。鯛と「おめでたい」「愛でたい」を掛けあわせて、「めでたいでんしゃ」と名づけたそうです。
この列車、観光列車なんですが予約や追加料金は一切不要で、いつも通りの電車として気軽に乗車可能なんです。
現在、5つの編成が走行しており、それぞれの編成で車体や内装の色合いが違うんですよ


時刻表を見ると10分ほどで「めでたいでんしゃ かしら」というのがやって来ることがわかりました。
せっかくなので列車の到着を待つことにしました。するとシックな色合いの列車が入線してきました


この列車に「かしら」という名前がついているのは、5つの列車編成を5人家族に例え、この列車は長男で「かしら」だそうです。
他には赤色の「なな」、青色の「かい」、ピンク色の「さち」、虹色の「かなた」があるようですな


南海電鉄加太線も当然ながら乗降客は減って行く一方でした。加太駅の利用客も大幅に減少していたのですが、
「めでたいでんしゃ」の効果もあって2020年代に入ってからは増加傾向なんですよ


車内も落ち着いた色合いにまとめられていました。吊り革の形が鯛を模しているのも可愛いですね


平日の朝ですが、スーツケースを転がす観光客の姿も見られましたし、この列車を目的に来られたと思われる年配のご夫婦もいました。
「めでたいでんしゃ」は短い停車時間で和歌山市駅へと折り返して行きました。
関西ではオシャレで経営も順調な「阪急」「京阪」に比べて、もっさりとした印象が強い「南海」ですが、
こういう企業努力をしてくれているのは嬉しい限りです


ではでは、加太駅を後にして加太の町を散策するとしましょうか。この日は暑くなりそうな気配です

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


家人が友人と韓国に旅行に行ったのですが、家人は2年ほど前から韓国語(ハングル)の勉強をしています。
ほぼ独学で勉強しているのですが、ハングル検定の5級、4級に合格し、次は3級を受けるそうです。
韓流ドラマがきっかけで始めた韓国語の勉強ですが、私は大したものだと感心するばかりです。



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