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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

青もみじ-大阪府河内長野市:延命寺

2025年05月27日 | 大阪(大阪市以外)
Enmeiji Temple, Kawachi Nagano City, Osaka Pref.

さてさて、「延命寺」を訪れたワタクシ達ですが、新緑の美しさは格別でありました


カエデの新緑のことを「青もみじ」という言葉で表現しますよね。庭園や寺社の境内で輝く青もみじの若葉は、
陽の光を受けて透き通るようなみずみずしい緑色に輝きます


その繊細な美しさは、初夏だけに感じられる特別な贅沢です。晩秋の紅葉には「成熟した女性の美しさ」を感じますが、
初夏の青もみじには「若々しい女性の爽やかさ」を感じるように思います


青々とした若葉が風にそよぐ姿は、心を落ち着かせ、日本の四季の移ろいを感じさせてくれます。
季節が移ろう姿を見る時、「四季がある国に生まれてよかった」と思います


ところで、青もみじと言いますが、実際の色は青色ではなく緑色ですよね。
青信号、青リンゴ、青虫、青のり等々、緑色なのに青色を使う言葉はたくさんあります。
青信号は英語だと「green light」、青リンゴは「green apple」とgreenを使うのに、日本語では青で表現します


これは日本語の歴史に由来します。日本語には元々「赤」「青」「黒」「白」の4色しかなく、「緑」は「青」に含まれていました。
「緑」という言葉が出てきたのは平安時代末期から鎌倉時代初期と言われています。
そのため、昔から日本では緑色の野菜や植物を青と呼ぶ習慣があったのだそうですよ


言葉は時代と共に変化していくものなのですが、平安時代の途中までの言語習慣が今の時代にも残っているというのが、
不思議でもあるし興味深いなぁと思います


延命寺はいつも静かに参拝できるお寺なのですが、この日は「青葉祭」というイベントが行われており、
境内ではマルシェやバザーが行われていて多くの人で賑わっていました


ワタクシはこの木工細工のお店で、鳥の巣箱と木製のスマホスタンドを買って帰りました。この日もいい一日になりました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


ゴールデンウィークは遠出をすることなく、近場で登山や新緑の風景を楽しみました。
連休であっても観光地や人気スポットを避ければ、混雑や渋滞に巻き込まれること無いこともよくわかりました。
ゴールデンウィークだけじゃなく、お盆や年末年始も遠出をしないことが得策でしょうね。



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市の名前-大阪府河内長野市:延命寺

2025年05月26日 | 大阪(大阪市以外)
Enmeiji Temple, Kawachi Nagano City, Osaka Pref.

さてさて、こどもの日にワタクシ達は新緑を楽しもうと思い、河内長野市にある「延命寺」を訪れました


延命寺がある河内長野市は大阪府の南東部に位置しており、奈良県と和歌山県とも県境を接しているんです


1954年に旧長野町を中心に6町村が合併して市が誕生したのですが、
長野県長野市との重複を避けるために旧国名の「河内」を冠して河内長野市という名前にしたんです。
こういう例は全国各地に見られるんですよ


元からあった市との重複を避けるために旧国名を冠したものとしては、関西だと奈良県の大和郡山市や大和高田市、
滋賀県の近江八幡市などがすぐに頭に浮かびます。関東でも茨城県の常陸太田市、東京都の武蔵村山市などがそうですね。
ただ重複を避けた新潟県高田市は上越市となり、福岡県八幡市は北九州市となってしまいました


市名の重複を回避するには、旧国名を冠する以外の方法も取られている例がいくつかあります。
北海道北広島市、埼玉県東松山市、東京都東久留米市などは方角を冠することで広島市、松山市、久留米市と混同しないようにしています。
ただ、関西で暮らすワタクシなどは東松山市と言われると、愛媛県の東の方にあるのかなと思ってしまいますわ


ワタクシは地名が好きなので、こういうことがすぐに頭に記憶されるんです。
人の名前とかはなかなか覚えられないのに、地名はすぐに覚えるんですよねぇ


延命寺がある河内長野市って先日のブログで紹介した天野山金剛寺、観心寺などの名刹もあり、
また南北朝時代に活躍した楠木正成ゆかりの場所多く、歴史好きな人には興味深い場所だと思います


それから河内長野市って「爪楊枝の生産」が地場産業で有名なんですよ。
昭和の後半には国内生産量の95%くらいが河内長野市内で生産されていたそうなんです。
ただ、現在は安価な中国産の爪楊枝に取って代わられてしまい、生産量は大きく減少したそうです


うーん。今日は延命寺や新緑と関係ないことばかり書いてしまいました。
時にはこんな日もあると、許してやってくださいね

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


河内長野市まで大阪市内の中心部からだと、電車で40〜50分くらいでいくことが出来ます。
大阪市内って悲しいくらいに緑が少ないのですが、ちょっと郊外に足を伸ばすと意外に緑豊かな地域も多いんです。
「梅田」「難波」などの繁華街とは違う大阪の姿も、もっとメディアで取り上げてほしいなと思うことがありますわ。



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こどもの日-大阪府河内長野市:延命寺

2025年05月25日 | 大阪(大阪市以外)
Enmeiji Temple, Kawachi Nagano City, Osaka Pref.

さてさて、前にも書きましたが今年のGW、ワタクシは混雑が嫌なので遠出をすることはありませんでした。
そんな5月5日のこどもの日ですが、家人が「近くで新緑が綺麗なところに行きたいなぁ」と言うので、
ワタクシ達は朝から出かけることにしたんです。向かったのは大阪府河内長野市です


まず「モーニングサービスを食べようか」と「桜珈琲」というお店に立ち寄りました。
桜珈琲は大阪府南部に10店舗ほどを営業しているチェーン店なんですよ


家人は「桜トーストモーニング」を注文。ドリンク料金+330円という価格設定でした


ワタクシは「イングリッシュマフィンモーニング」を注文。こちらはドリンク料金+370円でした


普段は朝食なんて10分ほどで済ませてしまうので、休日にゆっくりと朝食を食べるのは嬉しい気がします。
ゆっくりとモーニングサービスをいただき、ワタクシ達は目的地に向かいました


ワタクシ達は河内長野市の山あいに佇む「延命寺」というお寺に向かいました。
延命寺は真言宗のお寺で、9世紀初めに空海が地蔵の石仏を刻んで本尊としたのが当寺の始まりとされています


普段は訪れる人も少ないお寺なのですが、紅葉が美しいお寺なんです。
ですので、新緑のカエデも美しく、ワタクシは新緑や紅葉の季節に度々訪れているんですよ


この日は朝から素晴らしい快晴でした。近くにいた女性達が「見事な五月晴れやねぇ」と言ってました。
でも、この言葉は実は間違いなんです。 現在では、5月ころのよく晴れた天気という意味で使われることが広まっていますが、
元々は「梅雨の晴れ間」という意味で梅雨と関連した言葉でした。 旧暦だと梅雨は5月になるんですね


ところが時が経つにつれて、五月晴れの使われ方は変化してきました。
言葉の響きから、誤って「新暦の5月のよく晴れた日」という意味でも用いられるようになり、
この誤用も正しい意味の一つとして定着していまいました。
「その使い方、間違ってますよ」なんてことを言おうものなら、怪訝な顔をされそうですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


時代と共に言葉の意味が変化するのはよくあることです。それは理解しているつもりなのですが、どうしても馴染めない言葉があるんです。
それは「やばい」と言う言葉なんです。私は「危ない」「良くない」という意味に理解し、そう使ってきました。
でも、若い人は「すごくいい」「最高だ」という意味で使いますよね。
「このラーメン、むっちゃヤバいって」などと言われると、私は「まずいラーメン」と解してしまいます。



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寂れゆく町-大阪府東大阪市:布施

2025年05月24日 | 大阪(大阪市以外)
Fuse, Higashi Osaka City, Osaka Pref.

さてさて、久しぶりにワタクシは「布施」の町を訪れました。布施は東大阪市の中心街であり、大阪市の中心部の一つである難波までは
近鉄電車でわずか10分ほどで行くことが出来る交通至便な場所なんです。にも関わらず、その寂れ具合はかなりのものでした


布施駅から歩いて10分もかからない場所でこんな光景を見ました。かつては町工場で働く労働者たちの遊興の場だったのでしょう


昭和40年頃から時間が止まったかのような路地裏の風景ですが、ワタクシが育った場所がこういう感じの路地だったんですよ。
ただ、大きな違いが一つあります。ワタクシが子どもだった時代、自動車が入ってこない狭い路地裏は絶好の遊び場でした。
かくれんぼ、鬼ごっこ、ビー玉等々、路地裏にはいつも子どもが遊ぶ姿を見ることが出来ました。今は子どもの姿は皆無です


「超可愛い」「夢と感動」「最上級笑顔」なんて文字が目を惹きますが、ワタクシは「大人のサードプレイス」に目が留まりました。
これって家庭がファーストプレイス、職場がセカンドプレイスで、家でも職場でもない場所がサードプレイスということでしょうか。
もちろんこの時は営業時間外ですので、「超可愛い」「笑顔」のキャバ嬢がいるのかどうかは確認出来ませんでした


「華舞台 星天座」という大衆演劇の芝居小屋がありました。ワタクシが訪れた時にも、花束を持った3人のオバチャンがいました。
オバチャン達にとっては、日常を忘れることができる楽しい時間なのでしょうな


今はもうありませんが、ワタクシの実家近くにも大衆演劇の芝居小屋がありました。
祖母に連れられて見に行った記憶が微かに残っています


大阪の商店街には必ずお好み焼き、たこ焼きの店があります。こういうお店の場合、切り盛りしているのは大抵がオバチャンです。
そして、お好み焼き屋のオバチャンってまず間違いなくポッチャリ、あるいはデップリとした体型なのです


かつては賑わった食堂なのでしょうね。閉店してから放置されたまま、どれだけの歳月が過ぎたのでしょうか


ワンコの糞にかなり立腹されているようですな。ワタクシ、以前に大阪の西成を散策した際、
ワンコの糞に対する凄まじいまでの怒りを書き記した張り紙を見たことがあるんですよ
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/2ef04b5d0e59e15bccae118b5d945073#comment-list


大阪万博が始まってから、関西のメディアはこれでもかと万博の報道に力を入れています。
ワタクシは今回の万博には元々反対なのですが、始まった限りは多くの人に来場してほしいと思っています。
赤字が出てその補填にワタクシ達の税金が使われるのだけは勘弁してほしいですからね

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


観光客も来るはずがないこのような町で、カメラを持って写真を撮っていると「こんな場所で何の写真を撮ってますんや」と
不思議がられることがあります。不思議に思われるだけならいいのですが、今の時代ですので不審者と思われかねません。
私はこういう町をカメラを持って歩く時は、穏やかな笑顔を浮かべながら「いい人オーラ」を出すように心がけています。



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「昭和」が残る町へ-大阪府東大阪市:布施

2025年05月23日 | 大阪(大阪市以外)
Fuse, Higashi Osaka City, Osaka Pref.

さてさて、5月7日のことですが、ワタクシは「大阪の下町らしい場所を歩きたいなぁ」と思い、
東大阪市「布施」界隈の散策を楽しみました。大阪府民以外で「東大阪市布施」と言われても、
どんな場所なのかピンとくる人は少ないかと思いますが、ブログの中で追々紹介していきたいと思います


東大阪市は名前の通り大阪市の東に隣接する市で、大阪府においては大阪市、堺市に次ぐ人口を擁する中核市です。
布施は東大阪市の中心部であり、近鉄大阪線と奈良線が合流する交通の要所です。
東野圭吾の代表作の一つに「白夜行」という作品がありますが、布施はその舞台なんです。
また、最近ではNHKの朝ドラ「舞い上がれ」の舞台もこの界隈なんですよ。
中小企業が数多く集まっている町で、町工場のおっちゃん、鉄工所のあんちゃん達が闊歩していた町でした。
しかし、高度経済成長期を支えていた中小企業の数は随分と少なくなってしまいました


布施には駅を中心にして複数の商店街があり、アーケードが張り巡らされています。
かつてはこれらの商店街も多くの買い物客でごった返していたのですが、布施駅の乗降客数減少や東大阪の中小企業群の景気低迷、
さらには大型ショッピングモールが東大阪市郊外に次々に出店したことで集客力が低下しているそうです


駅前商店街の衰退というのは、どこでも見られる光景ですが、布施駅周辺もシャッターが下りている店舗が目立ちました。
それにしても、この肉屋の価格は「これは昭和か?」と思うような価格設定ですな


八百屋の商品価格もかなりの安値です。こういう商店街が近所にあると、買い物が便利でしょうねぇ


昭和レトロなおもちゃ屋さんがありました。ちょっと商品を覗いてみたのですが、ミニカー(トミカ)の品揃えがすごかった。
マニアの人には垂涎ものかと思いました


2枚目の写真に「えべっさんの街 布施」という看板がありますが、商店街から少し西に行ったところに布施戎神社がありました。
昭和29年に西宮戎神社から分祀され、「布施のえべっさん」として親しまれているそうです


「えっ、なんで布施に浅草なん?」と思いましたが、調べてみると面白い事実があることがわかりました。
東京の浅草寺の御分身を奉戴されている小さなお寺がここにあるんです。ワタクシは全く知りませんでした。
なお、この通りはかつてはかなりいかがわしいエリアだったようで、女性の客引きなどもよくみられたそうですわ


この辺りは東大阪市と大阪市生野区の境界線になるのですが、生野区って日本で一番在日コリアンが多い町なんです。
ですので韓国料理店や韓国食材を売るお店がたくさんあるんです


上述した東野圭吾は生野区出身ですので、布施の風景というのは彼にとって幼少の頃からよく見ていた原風景なのでしょう。
ついでに言えば、ワタクシの生まれ故郷も大阪市生野区なのです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


東大阪市から大阪市生野区にかけては中小企業、零細企業が密集し、至る場所で「カタンカタン」と機械の音が聞こえてきたものでした。
そんな町工場の高い技術、安価な労働力が高度経済成長期の日本を支えてきたのです。
私の父も小さな小さな町工場を経営しており、私が子どもだった頃は毎日毎日朝早くから夜遅くまで働いていた姿を覚えています。



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