よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

鉄道の旅-山口県柳井市:古市金屋

2024年10月14日 | 山口
Furuichi Kanaya, Yanai City, Yamaguchi Pref.

さてさて、柳井市古市金屋地区の散策も列車の時間を考えると、そろそろ終えなくてはならなくなりました


柳井市を訪れるのは今回が初めてでした。柳井は地理的な関係から国道2号や山陽新幹線、山陽自動車道が柳井を経由しなかったので、
軍需都市からの転換で高度経済成長期に発展した周南市や岩国市と比べ、時流に十分乗ることができなかったと言われています


しかし、そのおかげで古い町並みが残ったのかなと思うと、ワタクシのような旅人にはありがたい気もします。
でも、柳井市の住民にとっては新幹線や高速道路が経由しないというのは大きな痛手だったでしょうね


ワタクシ達の「2024 青春18きっぷの旅」はこれでエピローグです。この後は9:53柳井駅発の各駅停車に乗り、
山口県の岩国駅、広島県の糸崎駅、兵庫県の相生駅で列車を乗り継いで17:43に大阪駅に到着しました。
途中、周囲の乗客の方言が徐々に変わっていくのがワタクシには楽しくてなりませんでした。
新幹線に乗っていたら、方言が変わっていくなんてことは実感できませんものね


旅先から帰ってくると、やっぱり「大阪らしい味」を食べたくなるんです。
海外から帰ってくると「うどん」を、国内から帰ってくると「お好み焼き」を食べたくなるのですが、
この日は大阪市阿倍野区にある「鶴橋風月」というお店で、夕食を食べて帰ることにしました


どーですか。ワタクシは「牛すじねぎ月見玉」をオーダーしました。外食でお好み焼きを食べるのであれば、
自宅では作ることが出来ないメニューを食べるのがワタクシの流儀なのですが、相棒さんはどこに行っても豚玉を注文するのです。
このあたりの食の好みは、ワタクシと相棒さんには差異があるんですよ


どーですか。ビールは「メガジョッキ」という大きなジョッキがありました。
ただ、「メガ」という名前がついていますが、昔の「大ジョッキ」とさほど変わらないがなと思ってしまうワタクシです


最後に卵をトッピング。これはもう美味いに決まっていますな


どーですか。最後に「牛すじしょうゆ焼きそば」もいただき、今回の旅を終えたのでありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


ここ数年、改めて鉄道の旅っていいなぁと実感しています。と同時に、鉄道の旅が困難になっていることも実感します。
ローカル線に行けば列車本数は激減。災害に遭って不通になった路線は修復されないまま、何年も代行バスが運行している。
そして、次々と廃線になる路線が決まっていくなど、鉄道旅は風前の灯なのかなと思うこともあります。
今の仕事をリタイアしたら、できる限り日本各地の鉄道旅を楽しみたいですわ。



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金魚ちょうちん-山口県柳井市:古市金屋

2024年10月13日 | 山口
Furuichi Kanaya, Yanai City, Yamaguchi Pref.

さてさて、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている古市金谷地区を訪れたワタクシ達は、
白壁が続く美しい町並みを興味深く散策していたのでした


時刻は朝の8時半ですので観光客の姿は皆無です。この日も快晴。もう気温は30℃を超えているかと思います


中国地方は中国山地を境目にして北側は「山陰」、南側は「山陽」と呼ばれますが、
瀬戸内海の沿岸は山陽という言葉にふさわしく、年間を通して晴天率が高いんです


ワタクシ、岡山や広島を旅していて雨に降られた記憶が一度も無いんです。
特に冬場は穏やかな晴天に恵まれて旅することが常で、ポカポカとした暖かさの中を歩くことが多いんですよ


白壁の通りにひっそりと佇む美しい小路は、かつてあった豪商の屋号を取り「かけや小路(しょうじ)」と名づけられていました。
柳井川に続き、緑橋付近の雁木(石段)で荷揚げした産品を運んだ道だそうです


「かにが路上を横切ります人も車もご注意を」という看板があり、「こんなところにカニがおるんかいな」と思ったのですが、
なんと足下をカニが歩いていたんですよ。調べてみるとアカテガニ(赤手ガニ)というカニのようでした


ここ古市金屋地区をはじめ、柳井の町を歩くと「金魚ちょうちん」を数多く目にしました。
なぜ柳井にちょうちんが並んでいるのか、そのルーツは北前船の時代に遡るんです


江戸末期、北前船で青森まで行商に訪れた染物屋の主人が、弘前の金魚ねぷたを子供のお土産に持ち帰ったそうなんです。
そのねぷたを柳井伝統の柳井縞で染め付けて出来たのが柳井の「金魚ちょうちん」だということなんです


今では柳井と弘前の繋がりというのはイメージできませんが、北前船の栄えた江戸時代には遠く離れた東北まで、
文化的交流があったという確かな証拠を、この金魚ちょうちんが示しているんですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


北前船の寄港地であった町を数多く訪ねましたが、どの町に行っても北前船がもたらした様々な影響が残っているんですよ。
北前船というのが、単に様々な商品を運んだだけではなく、文化を伝える存在であったということを感じます。
考えてみたら大阪では昆布を出汁を取るのはもちろん、塩昆布やおぼろ昆布などを好んで食べるのも北前船のおかげですものね。



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白壁が美しい町並み-山口県柳井市:古市金屋

2024年10月12日 | 山口
Furuichi Kanaya, Yanai City, Yamaguchi Pref.

さてさて、大阪に帰る前に山口県柳井市の古い町並みを散策しようと考え、
ワタクシ達はJR柳井駅から10分ほど歩いて古市金屋地区へとやって来ました


ここ古市金屋地区は、16世紀ごろにはすでに商業で栄えていた柳井市の旧市街地にある柳井津という町の西半域にあたり、
江戸時代末のころには、ほぼ現在のすがたに近いものになっていたそうです


この町並みは中世の商業都市における敷地割の様子を残しているだけでなく、
江戸時代に建てられた瓦ぶきの大壁づくりの商人の家が建ちならび、見た目にも美しい白壁の町並みをつくっています


そんな町並みに柳井の民芸品『金魚ちょうちん』が白壁の軒下や沿道に揺れる姿は、SNS映えも抜群なんでしょうね。
8月はライトアップを楽しめたり、季節によってちょうちんの色や柄が変化するそうなんですよ


この建物は「佐川醤油店」という老舗の醤油蔵の一部が、資料館として公開されているんですよ。
ワタクシは大阪人ですので、子どもの頃から醤油といえば薄口醤油しか知らなかったのですが、
全国を旅するようになって醤油にもいろんな種類があるのだということを知りました


ここは柳井の豪商の屋敷が、資料館として公開されているんですよ。
ワタクシも相棒さんもこういう場所は大好きなので、中に入って見学することにいたしました


もし、今回の「青春18きっぷの旅」を計画することがなければ、ワタクシは柳井という町に来ることは無かったような気がします。
もちろんワタクシは柳井という町の名前は知っていますし、柳井といえば瀬戸内の工業都市という印象しかありませんでした


今回の旅の最終日、まっすぐ大阪に帰るのも勿体無いし、どこか山口県か広島県あたりでいい所がないかなと調べたら、
ここ古市金屋の町並みを見つけたんです。これも一期一会ですね


瀬戸内の町ってどこに行っても陽光に溢れ、穏やかな気候のイメージがあります。
しかし、この日は陽光ではなく強烈な太陽光を浴びながらの散策でありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


高校野球が好きな私は、柳井というと私が野球に熱中していた小学校6年生の時に、柳井高校というのが準優勝した記憶がありました。
調べてみたらその時は優勝したのが千葉県の習志野高校で、決勝戦は公立高校同士の対戦だったんですね。
出場校32校のうち17校が公立高校というのも、今ではもうあり得ないですね。



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旅の最終日-山口県柳井市:古市金屋

2024年10月11日 | 山口
Furuichi Kanaya, Yanai City, Yamaguchi Pref.

さてさて、ワタクシ達の「2024年夏 青春18きっぷの旅」も最終日となりました。
この日も朝は5時前に起床。5時過ぎにはホテルをチェックアウトして、JR山口駅へと向かいます



山口駅を5:44に出発する山口線の始発電車に乗って、まずは新山口駅へと向かいます。
ワタクシ達の行動は、常に始発電車とともに始まるのです


JR新山口駅で6:20発の山陽本線の各駅停車に乗り換えます。ワタクシ、いまだに新山口駅という名前に馴染めないんですよ。
以前の小郡駅の方がしっくりくるのですが、もう仕方ないですね


8:00ちょうどにJR柳井駅に着きました。この日は当然ながら大阪まで帰るのですが、
柳井に立ち寄って2時間ほど柳井の古い町並みを散策しようと考えたんですよ


柳井駅から北に向かって歩いて行き、柳井川にかかる橋を渡ろうとすると、可愛い金魚の提灯が飾ってありました。
金魚ちょうちんは柳井市を代表する郷土民芸品でして、この後、多くの金魚ちょうちんを見ることになりました


柳井川の北側に趣のある町並みが見えてきました。ここは古市金屋地区と言いまして、江戸時代中期から明治時代の建物が並んでいます。 古市金屋地区は国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されていまして、ワタクシは68ヶ所目の重伝建の訪問になるんです


この建物は「柳井町並み資料館」でして、元々は周防銀行の本店だった建物だそうです


ここ古市金屋地区は昭和59年、全国で20番目の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。
「白壁の町並み」として徐々に知名度も高くなり、訪れる人も増えてきているそうです


ではでは、限られた時間ですが散策を楽しむとしましょうか。初めて訪れる場所を歩くときはワクワクしますわ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


私と相棒の「今では晴れ男さん」には一つの共通点があるんです。それは二人とも極めて時間厳守だということなんです。
長い付き合いになりますが、待ち合わせをした時間に遅れるということは、互いに今まで一度もありません。
早朝だろうが絶対に約束した時間に集合しますので、イライラすることが無いのでありがたいですわ。



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ボリュームたっぷり-山口県山口市:「台湾料理 ふじ苑」

2024年10月10日 | 山口
“Taiwanese Restaurant Fujien”, Yamaguchi City, Yamaguchi Pref.

さてさて、瑠璃光寺を後にして山口市内を歩いていたワタクシ達ですが、次の目的地へやって来ました


ここは福龍寺というお寺です。龍福寺は1206年に大内満盛が創建した臨済宗の寺ですが、
1336年に大内弘直が再建し弘直の菩提寺となりました。大内義隆のとき、後奈良天皇に奏請して勅願寺として寺を再建しましたが、
大内氏滅亡のとき兵火にかかり焼失してしまったそうです


毛利氏の防長平定の後、1557年に毛利隆元が後奈良天皇の綸旨を賜り、大内氏の館跡である現在の地に龍福寺を再建し、
大内義隆の菩提寺としましたんですよ。
ワタクシ達はこの後ホテルに歩いて戻り、シャワーを浴びて一休みして、いつものように夕食を食べに向かったのでした


前日、前々日と居酒屋に行っていたので、ちょっとお金も多めに使ってしまいました。
この日は節約する意味も含めて、「台湾料理 ふじ苑」という地元の人に人気の台湾料理のお店に行きました。
中に入ると台湾人のご家族で経営されているようで、甲斐甲斐しく働く高校生くらいの女の子と、中学生くらいの男の子が可愛らしかったです。
店内にはご家族が話されている台湾語が飛び交っていました。もちろん接客は日本語でしたが


どーですか。台湾料理のお店となればビールも「台湾啤酒」ですな。ワタクシ、このビールは何度も台湾で飲んでいたのですが、
なかなか美味しいビールなんですよ


どーですか。大好きな「油淋鶏」です。ここのお店、ビールとおかず2品をセットにして1080円というのがあったんです。
その一品として油淋鶏を頼んだのですが、「セットメニューやから量も少ないんやろな」と思っていたにもかかわらず、
ボリュームたっぷりでビックリしました。味も申し分ありません


どーですか。セットメニューのもう一品は「焼き餃子」です。餃子って絶対に食べたくなりますね


どーですか。相棒さんが頼んだセットメニューの「酢豚」です。どれを食べても美味しかったんですよ


どーですか。台湾といえば肉汁たっぷりの「小籠包」は外せませんな


どーですか。ご飯ものは「台湾チャーハン」をいただきました。普通のチャーハンもあったのですが、
台湾チャーハンとどこが違うのかはよくわかりません。ただ、このチャーハンも美味しいのは間違い無いのですが、
ボリュームがたっぷり過ぎまして、少し残してしまったのは申し訳なかったです。
でも、いいお店で山口の夜を過ごすことが出来ました

「台湾料理 ふじ苑」…山口県山口市白石3-5-23

この後、ホテルに戻る際にコンビニに立ち寄り、缶ビール2本とおつまみを買って帰りました。
ホテルでまたオリンピックを見ながらビールを飲み、気がついたら寝ていたのでした。
この日は22624歩歩いていました。3日続けての2万歩越えですが、今にして思えばよくあの暑さの中を歩いたものですわ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


台湾ではビールを「啤酒」と書き「ピーチュー」と発音します。
それにしても「口へんに卑しい酒」と書いてビールというのは、なんとも言い得て妙ですよねぇ。
私は台湾に三度訪れ、合計したら30日くらい滞在していますが、毎日「ピーチュー、ピーチュー」と言っていた気がしますわ。



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