よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

神仏習合と廃仏毀釈-奈良県奈良市:円成寺

2018年06月15日 | 奈良(奈良市内)
Enjouji Temple, Nara City, Nara Pref.

さてさて、初めて訪れた奈良県奈良市の円成寺は、ワタクシが思っていた以上に立派なお寺で、
ワタクシはこの名刹を気に入りました。なかなか見応えのあるお寺です


境内から楼門を通して庭園を見下ろして見ました。新緑が眩い庭園の美しさは言うまでもありませんが、
この庭園が紅葉に彩られる時期に再訪してみたいものです


この円成寺が位置する場所は、奈良県忍辱山町(にんにくせん)と言いまして、円成寺の山号も忍辱山です。
この地名もちょっと難読地名ですよねぇ


京都に難読地名が多いのは有名ですが、奈良もかなり難読地名が多いんですよ。
奈良市内で思いつくのは京終(きょうばて)、神殿(こどの)、平城山(ならやま)などが思い浮かびます


あと、歴史に詳しい人は読めるかもしれませんが、斑鳩(いかるが)、石上(いそのかみ)、櫟本(いちのもと)、
畝傍(うねび)、平群(へぐり)なんてのも本来は読めない地名ですよね


本堂の東にあるこの建造物は、春日堂と白山堂という社殿です。円成寺の鎮守である春日大明神と白山大権現が祀られているとのこと。
全国で最も古い春日造りの社殿だそうで、国宝にも選定されているんですよ


寺の境内に社殿がある。これぞまさに神仏習合ですよね。神仏習合(しんぶつしゅうごう)とは、日本土着の神祇信仰(神道)と
仏教信仰(日本の仏教)が混淆し一つの信仰体系として再構成(習合)された宗教現象ですが、
八百万の神を祀り、一方で仏様を拝むという日本ならではの信仰だと思います


しかし、明治維新の際の廃仏毀釈によって神仏分離が進められ、日本古来の神仏習合が否定されたのは残念な歴史です。
この円成寺も江戸時代までは23もの寺を従える広大な寺院だったそうですが、廃仏毀釈によって寺領を返上させられ、
衰退の一途を辿っていったというのは残念でなりません。ではでは、円成寺を後にするとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


難読地名を目にすると、その地名の由来を知りたくなります。地名というのは実に興味深いです。
しかし、平成の大合併によって歴史ある地名が失われ、無味乾燥というか悲しい地名が次々生まれました。
みどり市、さくら市なんて地名をつけた行政の役人に、私は殺意すら感じてしまいます。



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うまし うるわし 奈良-奈良県奈良市:円成寺

2018年06月14日 | 奈良(奈良市内)
Enjouji Temple, Nara City, Nara Pref.

さてさて、5月26日の土曜日、ワタクシは奈良県奈良市にある円成寺を初めて参拝していました


このアングルの写真を見た時、「あれっ、最近CMで見たなぁ」と思う人も多いのじゃないでしょうか。
今年、JR東海の「うまし うるわし 奈良」のCMで、この円成寺が取り上げられたようですね。
JR東海の「そうだ 京都行こう」「うまし うるわし 奈良」のCMは、新幹線に客を乗せて京都や奈良に行かせるためのCMですので、
新幹線に乗って京都や奈良に行く必要がない関西では、これらのCMはほとんど放映されないんですよ。
ですので、ワタクシは円成寺に貼ってあったポスターを見るまで、円成寺がCMに取り上げられたことを知りませんでした


CMの影響というのはすごいですね。キャンペーンに合わせて4月14日から6月10日まで、
JR奈良駅、近鉄奈良駅から臨時バスが走らされているんですよ。
この日、明らかに関東方面から来たであろうと思われる観光客がワタクシの後にやって来ましたが、
もしかしたらCMを見たことが参拝のきっかけになったのかもしれませんね


この本堂はもともと平安時代末期に創建されたのですが、応仁の乱の兵火で消失しました。
その後、すぐに元と同じ形に再建されたのが現存する本堂なんです。
ですので、この本堂は再建されたものとはいえ室町時代の建立ですから、値打ちはありますよねぇ


手前には楼門、向こうには多宝塔です。多宝塔は平成2年に再建されたものなんですよ


話は元に戻りますが、「そうだ 京都行こう」「うまし うるわし 奈良」などのCM効果ってすごいんですよ。
「そうだ 京都行こう」は「知る人ぞ知る」というか、他人には教えたくないような素敵な場所を次々とCMで取り上げました。
おかげでキャンペーンで紹介された年は、ものすごい数の人がその場所を訪れます


ワタクシは以前、蔓殊院門跡というさほど知名度が高くないお寺を二度目に訪ねた時(一度目は静かに散策できました)、
あまりに参拝客が多かったので、お寺の人に「なんでこんなに人が多いんですか?」と訊くと、
「JR東海の『そうだ 京都行こう』に今年取り上げられましてん」とのことでした


もしかしたら今年は、円成寺にも例年にないような観光客が訪れるかもしれませんね


ワタクシはCMなどに関係なく、初めて訪ねたこのお寺をすごく気に入りました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


の円成寺が位置しているのは、奈良県と京都府の県境付近なんです。
この界隈には、素晴らしい名刹が点在していて、車ではもちろんですが、自転車や徒歩で回るのもいいんですよねぇ。
京都や奈良を訪ねる人に、ちょっと足を伸ばしてほしいエリアです。



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コメント (43)

訪れたかった名刹-奈良県奈良市:円成寺

2018年06月13日 | 奈良(奈良市内)
Enjouji Temple, Nara City, Nara Pref.

さてさて、5月26日の土曜日は朝からどんよりと曇っていたのですが、ワタクシには貴重な休日です。
この日は以前から訪ねたいと思っていた奈良県奈良市の円成寺に向かうことにしました。
円成寺は奈良市の北部に位置し、ワタクシは円成寺の前を車で何度も通ったことがあるのですが、
参拝したことが無く、一度訪ねてみたいと思っていたんです


円成寺は柳生街道沿いにあるお寺で、真言宗御室派の名刹です。
創建には諸説あるのですが、10世紀初め頃というのが一番有力なようですね


円成寺に入ると、まずは楼門前に広がる美しい庭園に心惹かれます。
平安時代末期に造成されたと見られています。平安から鎌倉時代にかけて貴族住宅に流行した寝殿造系庭園に類似し、
寺院としては阿弥陀堂の前面に広がる浄土式庭園の典型的な様式ですね


新緑の時期ですので、庭園の美しさが一層引き立ちます。早朝の庭園をワタクシは独り占めしていました


奈良市とはいえ、市街地の中心部からは車で30分ほどの距離に円成寺は位置しています。
ですので、東大寺や興福寺のように外国人観光客や修学旅行生で混雑することはなく、静かな参拝が楽しめます


池の北側にある楼門は文正元年(1466)に応仁の兵火により焼失し、応仁2年(1468)に再建されました
 

応仁の乱が京都の街を荒廃させたことは誰でも知っていると思いますが、応仁の乱の被害は各地に広まっているんですよ。
近畿一円はもちろん、東は遠江(静岡県)、西は安芸(広島県)にまで兵火は拡大したといいますから、
いかに応仁の乱というのが、大規模な戦いであったかがわかりますね


今はそんな戦乱があったことが嘘のような、静かな山間の地に円成寺は佇んでいます


それでは境内の方に向かうとしましょうか。初めて訪ねる場所に行くときは、ワクワクしますね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


この日、レンズは16mm、23mm、35mm、60mmマクロと単焦点レンズばかり4本持って行きました。
ズームの便利さはありませんが、単焦点ならではのボケ味とシャープな描写力が魅力です。
最近はズームよりも、単焦点レンズを使うことが圧倒的に多くなりました。



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野菜が美味しかったです-奈良県奈良市:「あみかふぇ」

2018年04月13日 | 奈良(奈良市内)
Cafe“Ami Cafe”, Nara City, Nara Pref.

さてさて、大和郡山城址の桜を楽しみ、平城宮跡を訪ねたワタクシ達なのですが、時刻も昼前となりました。
となればランチを食べたくなるのですが、平城宮跡の近くでいいお店は無いかと検索し、
奈良県奈良市の「あみかふぇ」というお店に向かうことにしました


近鉄奈良線の西大寺駅にほど近い住宅街の中にお店がありました。
地元のマダム達に人気のお店のようで、ワタクシ達は10分ほど入店を待たねばなりませんでした


メニューを見ると1300円の「Amiランチ」というのがあるので、家人もワタクシもこのランチを注文しました


まず「前菜4品とサラダ」が運ばれてきました。これはインスタ映えというやつですかねぇ


サラダは甘酒のドレッシングが実に美味しく、手前の「アボカドと海老の甘ドレマヨネーズ」
女性が好みそうなお味でした。もちろん、家人は「美味しい」と満足げでした


「トマトのファルシー」も、トマトが新鮮なので実に美味しかったです


手前の「黒毛和牛ミンチコロッケ」もまずまず美味しかったのですが、
向こうにある「ナスの自家製肉無し肉味噌和え」がすごく美味しかったのです。
「肉無し肉味噌」というのは、なかなか面白いですね


ご飯は「玄米」「五分づきご飯」「季節のご飯」から選べるのですが、ワタクシ達は「季節のご飯」を選びました。
この日は「梅ご飯」だったんです。季節を感じる食事というのは嬉しいですねぇ


ご飯は「普通」「大盛」「少な目」が選べるというのも、素敵な配慮だなぁと思います


メインの「薄切り豚フィレ肉のソテー ボルチーに香るキノコソース」が運ばれてきました。
この料理はソースが美味しかったですねぇ


最後に「本日のデザート」が登場です。こういうのは女性好みでしょうねぇ


味もよく雰囲気もいいお店でした。テラス席があり、そこはペットもOKだということなので、
機会があれば紋クンを連れて再訪したいお店です

あみかふぇ…奈良市二条町2丁目2-8

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


私達のテーブルの隣で、80歳ぐらいの老夫婦が食事をされていました。
お二人とも上品な方で、笑顔で語り合う姿が素敵でした。
こんな年齢の重ね方をしたいなぁと、ついつい思ってしまいました



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コメント (34)

あおによし-奈良県奈良市:平城宮跡

2018年04月12日 | 奈良(奈良市内)
Heijoukyo Ruined Palace, Nara City, Nara Pref.

さてさて、奈良県大和郡山市の郡山城址は、歓声をあげたくなるほどの満開の桜でした


今年はありがたいことに、関西では桜が見頃になる時期に雨がほとんど降らなかったんですよ。
おかげで、満開の桜をじっくりと楽しむことが出来ました


京都に桜を見に行きたいなぁという気持ちもあったのですが、この時期の京都は
あまりにも人が多いために、ついつい二の足を踏んでしまいました


とはいえ、この日の郡山城址の桜は、ワタクシ達を満足させるのに十分な美しさでした


満開の桜に大満足なワタクシ達だったのですが、時刻はまだ10時過ぎなんですよ。
家人と「もうちょっとどこかに行こう」ということになりました


ワタクシ達は車で30分ほどの場所にある、奈良市の平城宮跡歴史公園に向かいました。
ここは奈良市内に広がる特別史跡平城宮跡を計画地とした国営公園です。
世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つでもあり、我が国を代表する歴史・文化資産である平城宮跡の
一層の保存・活用を図る目的で、平成20年度に事業化されました


この門が朱雀門です。朱雀門の前では外国使節の送迎を行ったり、大勢の人達が集まって歌垣などを行ったりし、
正月には天皇がこの門まで出向き、新年のお祝いをすることもあったそうです


朱雀門の向こうに大極殿が見えています。大極殿は正面約44m、側面約20m、地面より高さ約27m。
直径70cmの朱色の柱44本、屋根瓦約9万7000枚を使った平城宮最大の宮殿なんです


平城宮の中を近鉄奈良線が走っているんです。ちょっと不思議な感じがしますね

使用したカメラ:2,5,7,8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


ここ数年、「晴れ」の日であっても青空が霞んでいることがよくあります。
黄砂なら仕方がないなぁと我慢も出来るのですが、PM2.5だと本当に腹が立つんですよねぇ。
どうして中国に対して抗議も何もしないのか、私には理由がわかりません。
まあ、抗議したところで聴く耳を持たない相手であることは事実なのですが



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コメント (40)