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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

猿田彦大神を祀る神社-三重県鈴鹿市:椿大神社

2025年05月17日 | 三重
Tsubakiookamiyasiro, Suzuka City, Mie Pref.

さてさて、この日のワタクシ達は快調な足取りで「入道ヶ岳」を登ることが出来、
10時半には下山ルートに向かっていました


ワタクシ達が下山に向かう頃、山頂には登って来る人の数が増えてきました。この日は4月29日の祝日です。
かなりの人が入道ヶ岳を登っていました。どの人も稜線に上がってくると、強風に難儀しているようでした


鈴鹿山脈のすぐ東側は伊勢平野が広がっています。冬場になると「鈴鹿おろし」と呼ばれる風が、伊勢平野に向かって吹き下ろすそうです。
◯◯おろしと呼ばれる風では、なんと言っても阪神タイガースでお馴染みの「六甲おろし」が有名でしょうが、
「上州のからっ風」とも呼ばれる「赤城おろし」も関東の人にはよく知られた風でしょうね


鈴鹿の山には魅力的な山が多いです。ただ、鈴鹿の山はヒルが多いことでもよく知られています。
ですので5月半ばから9月末くらいまではどうしても敬遠してしまうんですよ


最後に望遠レンズで山頂を遠望し、入道ヶ岳に別れを告げました。
この後はかなり急な斜面をスタスタと下山していき、予定よりも早めに下山することが出来ました



PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/39525867


下山してきた場所、つまり入道ヶ岳の登山口には「椿大神社」(つばきおおかみやしろ)が鎮座しています。
せっかくですので、こちらに参拝していくことにしました


椿大神社は、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を主神として祀っている神社です。
猿田彦大神を祀る神社は全国で二千社余りありますが、実はその総本宮が椿大神社なんです。
鈴鹿やその周辺では、親しみを込めて「椿さん」と呼ばれていることを知りました


三重県の神社というと伊勢神宮の印象があまりにも強いのですが、ここ椿大神社はとても立派な神社でした。
そして、この写真でもわかるようにこの日も多くの参拝者が来られていました。
また、ワタクシは全然知らなかったのですが、女優の仲間由紀恵さんはこの神社で結婚式を挙げられているんです


この神社の主神は猿田彦大神。天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、天照大神の命により九州の高千穂に降臨する際、
途中で天孫一行の道案内をしたのが猿田彦大神であると伝えられています。 
そのため、万事良い方向に導いてくださる「みちびきの神様」とよばれています。
ワタクシには猿田彦大神というと、手塚治虫氏の「火の鳥」に特徴的な風貌で描かれていた印象が強いんですよ


この後、ワタクシ達は日帰り温泉に行って汗を流し、大阪への帰路についたのでした

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


いい一日でした。山頂付近の強風こそ予想以上でしたが、気持ちのいい登山道を歩き、神社に参拝することも出来ました。
今年のGWは遠出をすることはしなかったので、この登山が一番の遠出になりました。
この日はGWの祝日なので、高速道路も混んでいるかと思ったのですが、渋滞が全く無かったのも幸運でした。



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天空の白い鳥居-三重県鈴鹿市:入道ヶ岳

2025年05月16日 | 三重
Mt.Nyudogatake, Suzuka City, Mie Pref.

さてさて、鈴鹿山脈「入道ヶ岳」を登るワタクシ達ですが、8時ちょうどから登り始め、
9時48分に山頂に到着しました。なかなか早いペースで山頂までやって来ることが出来ました


入道ヶ岳の山頂には、大きな白い鳥居があることで知られており、伊勢国一之宮である椿大神社の御神体として崇められています。
白い鳥居は青空に映えますね


入道ヶ岳は山頂まではなかなかの急登なのですが、山頂付近はなだらかな地形になっています。
山頂からは伊勢平野、そして伊勢湾を一望することが出来ました。
ただ、猛烈な強風が吹きつけており、ワタクシ達は風を避けるように木の風下に腰をかけ、休憩することにしました


よっちん氏は今年になって一日平均12000歩を歩いています。その成果もあるのか、この日も余裕を持って登ることが出来ました。
六十路の爺さんの割には今のところ元気です。この元気を維持したいものですな


早めの昼食を食べてもう一度鳥居のところに戻りました。手を伸ばせば雲に手が届きそうな気がします。
入道ヶ岳の標高は906m。決して高い山ではありません。しかし、すぐ目の前に伊勢平野が広がるので展望は申し分ありません


展望を遮るものが無いということは、風を防ぐものも無いということです。強風によって体感温度は随分と低く感じられました。
ですのでザックの中に入れていた防寒着を着て寒さを凌ぎます。防寒着を持って行っていてよかったですわ


山頂から5分ほど歩いたところに椿大神社の奥宮が鎮座していました。富士山をはじめ、日本には山をご神体として崇めることが多いです。
日本の山岳信仰は、古くから山々に宿る神様や霊験あらたかな霊地に対して、敬意を払い、信仰を寄せる信仰のひとつです。
山々は古来より日本人にとって神聖な場所であり、山岳信仰はその山々に宿る神様や霊を崇める信仰として日本の文化に根付いています。
そういえば山に宿る神様のことを「山の神」と言いますが、口やかましい妻の呼称の一つとして「山の神」という言い方がありますね。
また、箱根駅伝の山登り区間で圧倒的な走りを見せた選手を「山の神」と呼ぶようになりました。
それだけ山の神様というものが、ワタクシ達の生活に根付いているということでしょうか


北の方に目を向けると、鈴鹿山脈の主峰群が見えます。真ん中やや左の鋭く尖った山が鎌ヶ岳。
真ん中のやや丸みを帯びた山が御在所岳です。鈴鹿山脈は標高1000mを少し超える山が連なっているんです


なだらかな山頂付近の周回コースを歩いてきました。山頂の鳥居が遠くに見えます。
ではでは、そろそろ下山するとしましょうか

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/39525867

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


若い頃、私にとって山というのは2000m以上の高さがあるものであり、1000m程度の高さの山には何の魅力も感じませんでした。
「山高きが故に貴からず」という言葉があります。言葉の本来の意味は「人は外見や地位ではなく、中身こそが大切であること」ですが、
今の私には「高くはない山であっても、山には十分に魅力があるんですよ」という意味に思えるんですよ。



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椿大神社の御神体に登る-三重県鈴鹿市:入道ヶ岳

2025年05月15日 | 三重
Mt.Nyudogatake, Suzuka City, Mie Pref.

さてさて、4月29日の祝日ですが、ワタクシは相棒の「今では晴れ男さん」と日帰り登山を楽しみました。
朝6:30に大阪を出発し、三重県鈴鹿市へと向かいました


「椿大神社」(つばきおおかみのやしろ)という立派な神社に着きました。この神社の駐車場に車を停めるんです。
今回登る山は「入道ヶ岳」という山でして、入道ヶ岳はこの神社の御神体として崇められています。
椿大神社はおよそ二千年の歴史を誇り、全国の猿田彦大神を祀る神社の総本宮とされています


登山道に入っていきます。入道ヶ岳は鈴鹿山脈に属しており、また鈴鹿セブンマウンテンのひと山に数えられます。
鈴鹿セブンマウンテンは、鈴鹿山脈の主要な7つの山の総称で藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、鎌ヶ岳、
そして入道ヶ岳の七座なんですよ。ワタクシは竜ヶ岳、御在所岳は登ったことがあるので、今回で三座目になりますね


入道ヶ岳には三本の登山コースがあり、「北尾根コース」「井戸谷コース」「二本松尾根コース」と名付けられています。
今回は「二本松尾根コース」で登り、「北尾根コース」で下山するというコースにしました。
登り始めると樹林帯の中の急登が続きます


この日の天気は「晴れ」。春の日差しに新緑の若葉が煌めきます。ああ、気持ちいいなぁ


山頂が近づいてくるとアセビの大群落が広がっていました。
標高が高いのでアセビの花は4月中旬から下旬が見頃になるようです


見事な青空が広がっていますが、実はかなりの風が吹いていたんです。
前日に低気圧が近畿地方を通過していきましたので、低気圧に向かって北西から強い風が吹いていたんですね。
稜線に上がってくると風の強さに驚きました


それでも曇天より晴天は嬉しいです。足取りは軽く体調も万全です。
コースタイムよりもかなり速いペースで山頂に向かって歩いていきます


展望が開けてきました。右側(東側)に広がるのは伊勢平野になるわけですね。さあ、山頂まではもう一息です

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/39525867

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


数年前から登山の際に「YAMAP」というアプリを利用していますが、このアプリが実に便利なんです。
なにせ地図上で自分がいる場所を常に確認できますので、間違ったルートに行ってしまうという心配がありません。
実際に山に登ってみると、かなり多くの人が「YAMAP」を使っているのも当然かなと思います。
ただ、もしスマホが故障したりバッテリーが無くなったりということを考えれば、地図を持つことは必要かと思います。
そして、登山をするには地図を読む力(読図)は絶対に不可欠だと思っています。



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行列ができる鰻屋さん-三重県亀山市:「うなぎの初音」

2024年11月16日 | 三重
“Unagi no Hatsune”, Kameyama City, Mie Pref.

さてさて、関西本線関駅は列車が出発して行った後は、静寂に包まれておりました


ワタクシ、小学校5年生の時に関西本線を大阪から名古屋まで各駅停車で乗り通したことがあるんです。
愛知県に親戚がいまして、夏休みに親戚の家に遊びに行くことになったので、ワタクシは一人で親戚の家に向かいました。
親戚は「朝から電車に乗って行ったで」と聞いていたので、新幹線で来るものだと思っていたんです


ところがワタクシは愛知県の蒲郡という町まで、名古屋までは関西本線、名古屋からは東海道本線に乗って行ったんです。
夕方になってもワタクシが来ないので、大騒ぎになっていたところにワタクシがやって来たので、
「どこかで迷ったのか」「事故に遭ったのかと心配してた」という親戚に向かって、
「各駅停車で来てん。俺、絶対に迷ったりせえへんで」と答えたワタクシに、親戚は呆れるやら大笑いするやらでした。
今ならスマホで簡単に連絡がとれますから、こんなトラブルは起こることはありませんな


ワタクシ、関宿に来るたびに気になっているお店がありました。「うなぎの初音」という鰻屋さんでして、
相当美味い鰻を食べさせると聞いていたんです。しかし、二度お店に行ったことがあるんですが、
二度とも整理券が配られるほどの大行列でして、鰻を食べるのを諦めたんですよ。
今回は11時の開店時間に合わせて11時5分に行ったのですが、その時点で8名の人が並んでいました。
平日でこの状態ですから、土日のお昼は整理券が出るのやむを得ませんな


「焼くのに20分ほどかかるんですよ」とお店の方に言われたので、その間に関駅まで行って写真を撮ってきたんです。
このあたりの行動力は我ながら感心するばかりです。撮影が終わってお店に戻ってくると、炭火で焼かれた鰻が用意されていました。
本来ですと焼きたての鰻をお店で食べるのが一番美味しいのですが、ワタクシ、車に乗ってきております。
どうしてもビールを飲みながら鰻を食べたいので、家に持って帰ることにしたのです


どーですか。ケチンボのワタクシですが奮発して3700円の蒲焼きを買ったのです。
これは美味そうです。美味いはずです。美味いに決まっています。ワタクシ、ウハウハするのでありました


どーですか。左は「うな丼」ですが、ご飯の中にも鰻の蒲焼きが隠れているのです。
どーですか。右は「う巻き」です。もちろん家人が作ってくれたのです


香ばしい香りが鼻腔の中に漂います。匂いを嗅ぐだけで幸せな気持ちになりますわ


う巻きもワタクシの大好物です。この日はワタクシにしては贅沢な夕食となりました


味は申し分ありません。皮はパリッと焼かれ、身はフワッと柔らかいのです。
わざわざ遠方から多くの人がやって来る人気のお店だということも頷けます。
また関宿に行く時には買って帰りたい、いや、次回はお店で焼き立ての鰻を食べたいと思わせるお店でした

「うなぎの初音」…三重県亀山市関町新所898-1

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


旅先に行くと、その土地の美味しいものを食べたくなります。それは別に高価なものではなくB級グルメと呼ばれるようなものでもいいし、
港町だと絶対に新鮮な魚介類を食べたいと思います。今のところはありがたいことに、食事に制限などはありません。
食べ物の好き嫌いもさほどありませんし、アレルギーなどは全く無いのもありがたいです。
これからも美味しいものはたくさん食べたいです。ただし、暴食はしませんよ。



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「本線」という名前は残っているけど-三重県亀山市:JR関駅

2024年11月15日 | 三重
Seki Station, Kameyama City, Mie Pref.

さてさて、関宿の散策を終えたワタクシは、関の宿場町からすぐの場所にあるJR関駅へと向かいました


関駅は関西本線の駅でして、関宿の町並みにマッチする駅舎が目を惹きます。
関西本線は名古屋を起点とし、三重県の亀山、奈良を経由して大阪のJR難波を結ぶ「本線」です


しかし、この時刻表を見てください。「本線」という名前が悲しくなる運行状況です。
関西本線ですが、以前は名古屋~大阪間を直通で結ぶ列車が運行されるなど、名古屋圏と大阪圏を結ぶ重要な役割を担っていましたが、
東海道本線の整備が進められ、さらには東海道新幹線が開通したこともあり、現在直通列車は運行されていません


現在の関西本線は名古屋~亀山間59.9㎞(電化区間)、亀山~加茂間61.0㎞(非電化区間)、
加茂~JR難波間54.0㎞(電化区間)の3区間の運行系統に別れています。
このうちの亀山〜加茂間はもはや完全にローカル線となっており、長大なプラットフォームに過去の栄華を感じます


11時21分発、加茂駅行きの気動車がディーゼル音を響かせながらやって来ました。わずか一両の編成です


降りてきたのは子ども連れの親子3人。乗る人はいませんでした。一日の平均乗車人数は200人を少し超えるくらいだそうです。
かつてはD51が長大な編成の客車列車を牽引し、この関駅と隣の加太駅の間は急勾配が続くために、
D51が濛々と煙を噴き上げて走ってくるのでSL撮影の名所だったんです。
その頃は、多くのDLマニアがこの駅を訪れていたのでしょうね


そんな時代があったことが嘘のように、一両編成の気動車はどこか寂しげに関駅を出発していきました


鉄道が好きなワタクシですら、この日は自動車で関にやって来たのです。不便な関西本線をわざわざ利用するのは、
よほどの鉄道好きの人か「青春18きっぷ」で旅を楽しむ人くらいなのでしょう


それでも関西本線が存続してほしいと願うのは、あまりにも身勝手なのでしょうか。
ワタクシはローカル線の駅を訪れる度に、そういう気持ちになってしまうのです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


今はまだフルタイムで仕事をしていますが、いずれ仕事を完全にリタイアする日も遠くないうちにやって来るでしょう。
その時に、やりたいことの一つが「まだ乗ったことがないローカル線に乗りに行く」ことなんです。
特に東北地方には乗ったことがないローカル線が多いので、是非とも鉄道旅をしたいんですよ。



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