源氏物語と共に

源氏物語関連

源氏物語のハーブ&スパイス

2009-09-26 09:53:35 | その他

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興味があったハーブ&スパイス講座に参加。


現代でもハーブ&スパイスは盛んですが、
日本にも、古くからあることに気づきました。


源氏物語「ははきぎ」の巻、
雨夜の品定めに風邪を治すために
「にんにく」の女が出てくるのは有名ですね。


本によると、「にんにく」は古代エジプト時代、ピラミッドを作る人に
すでに強壮のために使われていたとのこと。
ミイラにもシナモン(肉桂・にっき)が防腐のために使用されていたそうです。


日本でも8世紀の正倉院御物にシナモンなどがあるとのことでした。
今も有名な京都名物のお菓子八つ橋はニッキを使用していますね。


スパイスはアジア原産のものも多く、
シルクロードで運ばれたことも理由でしょう。
蘇芳などもそうです。


実際に、漢方として入ってきたものもあり、
源氏物語では染色にも盛んに使われています。


匂宮は薫の体の自然な香りに張り合うように、
丁子(クローブ)染めの衣装をまといます。
さぞ良い香りがしたことでしょう。


蘇芳、紅花(サフラワー)も染色に使用。
うこん(ターメリック)色もあります。


かんぞう(リコリス)は悲しみの色とされます。


セリを摘んでいたり、
万葉集では「はじかみ(しょうが)」の種類もあったようです。


お香でもそうですが、沈香他
大変貴重なものが平安時代の貴族には伝わっていた。
その財力は想像以上でしょう。


そんな事を感じながら、
源氏物語を読んでいくのも面白いと思います。


次第に秋になってきました。虫の音も聞こえます。
観月会や紅葉狩、自然の恵みに感謝できる日本です


画像は生八つ橋(ウィキ・・より)




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