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「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

連休の旅  ~土佐久礼まで

2010-05-10 18:50:43 | お出かけ
5月に入り、あっという間に三分の一が過ぎようとしています。
今年の連休は、亡き母の忌年祭(神式の三回忌)のため、
高知県の土佐久礼という父の生まれ故郷に出かけました。
父は、遠出は無理なので、私は、JRを乗り継いで、兄夫婦は北海道より空路、
叔父家族が継いでくれている父の実家に集合です。

土佐は、なんと大学生の時行ったきりなので、ほぼ30年ぶりです。
小中学生の頃、長い夏休みに子供たちだけで預けられた思い出の場所です。
昔は、静岡から国鉄を乗り継ぎ、岡山から高松までは宇高連絡船という船で渡り、
土讃線でがたごと揺られました。ほぼ一日がかりの旅でした。
今は、新幹線や瀬戸大橋開通で、最速6時間で着いてしまうのですね~
う~ん、無事に着くでしょうか?!
久しぶりの遠出や、一人旅にわくわくしつつも、
大河ドラマ「龍馬伝」効果で、混雑する高知へ、いざ出発です


まずは、浜松駅で
仲良しな3人連れに心和みつつ。
新幹線大好きなお孫さんと記念撮影のあまりにもお若いおじいちゃん、おばあちゃんです。

       
瀬戸大橋を通過中。昔は、船から、クラゲや魚が見えました。(かなり船酔いしつつ



香川県、丸亀市あたり通過中。
讃岐平野のお山は、日本昔話の山の形。
讃岐うどん食べた~い
岡山からは、南風11号で、3時間半揺られるのは、昔の土讃線が特急になっただけ。
単線なので、駅の待ち合わせとか、四国山地の山間を、トンネルを何個もくぐりながら、進んでいきます。
窓からの景色は、タイムスリップしたように昔のままです。
旅のパンフにも、日本人の心の中の原風景に出会える・・・とありました。

          
車窓から、線路の枕木の間に、小さな花が咲いているのを眺めたり。
右の2枚の写真は、香川県から徳島県に入ると、大歩危峡(おおぼけきょう)という吉野川の渓谷を通ります。
水流と渓谷の木々や光で、とても美しい場所です。
幼い頃、どんなに電車酔いしてても、おおぼけ、こぼけを通過すると、水の色に感激したものです。
出掛けるのに不便な所ほど、自然の恵みや美しさは、変わらないのですね


やっと、土佐久礼駅に着きました。
新しく建て替えられていましたが、今は無人駅でした。


父の実家の、庭の木々は、南国土佐だけあって凄いことになってました!!

       
大きな楠木(クスノキ)です。一体樹齢何年なのでしょうか!?。
クスノキに生えているシダやノキシノブ?の類の生え方も尋常ではありませんね。
父の父は、八幡神社の神主を継ぐべき人でしたが、
政治家さんの書生となり、上京し、銀行家になってしまったため、
この庭に植わっているクスノキも八幡様のご神木を、引き継いだものらしいです。

叔母が、時々通りがかりのおばあちゃんが拝んでゆく・・といってました。
しばらくの間、クスノキの圧倒的な存在感を感じつつ、見上げていました。
この木に会えただけでも、大収穫です。




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