まあまあ人生

70年の人生 まあまあですね

いま何を大切にし、何に期待すべきか

2007年01月07日 | Weblog
今朝は、今年最初の教会学校であり、礼拝であった。体調は昨日に比較して随分身体が軽くなった感じなので良くなっているのだろう。昨日は、一日中ゆっくりした時間があり、新聞も目をよく通すことが出来た。朝日新聞の声欄の題目は「何かがおかしい」であった。私も、先日そのように痛感したが、多くの人もその様に感じ危機感を覚えておられるのだろう。
先日の、南大阪朝祷会のメッセージにイソップ寓話が紹介されていたので、本箱を探すと、変色した「イソップのお話」との題の岩波少年文庫が目につく。パラパラとめくると、かたかなと漢字にふりがなが付けられていた。子どもの誰かが読んだ形跡があった。記憶では、子どもに買い与えたものでなく、私自身、イソップの話しに出くわし、そのために買ったと記憶する。最後のページに「岩波少年文庫発刊に際して」という後書きがあった。それには、こう記されていた。一物も残さず焼き払われた街に、草が萌え出し、いためつけられた街路樹からも、若々しい枝が空に向かって伸びていった。戦後、いたるところに見た草木の、あの目覚しい姿は、私達に、いま何を大切にし、何に期待すべきかを教える。未曾有の崩壊を経て、まだ立ち直らない今日の日本に、少年期を過ごしつつある人々こそ、私達の社会にとって、正にあのみずみずしい草の葉であり、若々しい枝なのである。・・・・とあった。(1950年)この年号を見ると、まさしく私が読むために買ったものであり、あの時代の少年期と現代の少年期との心の違いは大きなものであると感じた。昔を懐かしむのではなく、もう一度、原点に立ち返られなくてはならないと思った。

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