まだ夜が明けやらぬ 早朝六時
ピーンと張りつめた朝の空気のなか 響く鐘の音
ご本尊不動明王様の下で 勤行が始まる
二人の修行僧の声が重なり合い 見事な唱和
お経の区切りに おリン(けいす)が重厚な響き
何とも言えない 心地よさを感じる
読経 説法のあと 鐘の音色は近くから
だんだん遠ざかっていくように 小さく小さくなって消えていった
108の三分の一 36回打っているのだと後で聞いた
宿坊のよさは この勤行に参加させていただけるところだ
本覺院を後にして 高野山をめぐる
金剛峯寺は 時間の都合で中の
拝観は今回は見送り
外からお詣りさせていただいた
去年も この中で
般若心経と観音経を唱えさせていただく
広い広い講堂の中 私たち4人だけの声が響く
友人たちは 初めての観音経だった
私たちが唱えている横に 見知らぬご夫婦が加わり
観音経の途中から 一緒に唱和してくださった
何とも言えない感激を覚えた
散策していたら 中門・金堂に行きついた
金堂ご本尊のご開帳は 10月末までで終わっていた
根本大塔の前で記念撮影
今回は大門まではいけなかったので また次のお楽しみに!
満ち足りた気持ちで
癒しの聖地 高野山を後にした
”来年もまた来られたらいいね” と言い交わしながら
満たされた気持ちで
それぞれの帰途に着いた
”寒くもなく 最高の日和でよかったね”
と言ったら・・・
よかった! ではなくて
”そこで ありがとうございましたという感謝の気持ちを持つのよ”
と教えられた
彼女に導かれて行けた 高野山詣でだった
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