8月18日夜例会は、東北工業大学ライフデザイン学部の菊地良覺教授がゲスト。演題は「地域をデザインする」でした。
会場の一番町ロビーの運営委員長でもある菊地教授は、勝手知る会場の準備、レイアウトまでしていただきました。
まず「デザイン」「意匠」について、「意」=人間の心的な面(ソフトウェア)、「匠」=とは人間の物的な面(ハードウェア)であり、人の「心」に「響く」内容を考え、それに見合う「かたち」を「道具」でつくること。
東北工業大学の第三生産技術研究室は、第一の企業生産方式、第二の産地生産方式に対し、コミュニティ(里もの)生産方式を目指したもの。研究のねらいは、「多数の地域と連携し、主体的な地域づくり」、「地域の再生・復権のための実践的研究」「主な対象地域は東北・北海道を中心とした自治体や産地および地域企業」。
具体的な事例として、岩手県の大野村「一村一芸の村づくり」、北海道・置戸町「社会教育がつくる」、秋田県能代市、大館市「産地デザインの実践」、仙台市秋保工芸の里「地域の暮らしを再生する」、仙台市中心市街地の資源を活かすデザイン、宮城県山元町「山元町の地域デザイン」などについて、解説されました。
最後は次の4点にまとめて締めくくられましたが、多数の実践事例、画像、資料も交えて盛り沢山な内容でした。施設運営に携わり、また地域のまちづくりに当事者として関わるものとして、多くの示唆をいただきました。
1)デザイン(=意匠)は他者(使い手)の立場に立ち、多くの役に立つ内容のもので、
2)デザイン(=意匠)はまずソフト優先として、ハードを組み立てる
3)他者(使い手)に心地よい内容を常に考えるためには、デザイナー(作り手)の感性(五感)を常に豊かにする
4)デザイナーの感性(五感)を高めるためには、自らが日常の中で実践(掃除・選択・料理等)し、問題点や課題を発見し、マイナス(負)をプラス(正)の内容に変える力を養うことが前提条件 (八木充幸)
会場の一番町ロビーの運営委員長でもある菊地教授は、勝手知る会場の準備、レイアウトまでしていただきました。
まず「デザイン」「意匠」について、「意」=人間の心的な面(ソフトウェア)、「匠」=とは人間の物的な面(ハードウェア)であり、人の「心」に「響く」内容を考え、それに見合う「かたち」を「道具」でつくること。
東北工業大学の第三生産技術研究室は、第一の企業生産方式、第二の産地生産方式に対し、コミュニティ(里もの)生産方式を目指したもの。研究のねらいは、「多数の地域と連携し、主体的な地域づくり」、「地域の再生・復権のための実践的研究」「主な対象地域は東北・北海道を中心とした自治体や産地および地域企業」。
具体的な事例として、岩手県の大野村「一村一芸の村づくり」、北海道・置戸町「社会教育がつくる」、秋田県能代市、大館市「産地デザインの実践」、仙台市秋保工芸の里「地域の暮らしを再生する」、仙台市中心市街地の資源を活かすデザイン、宮城県山元町「山元町の地域デザイン」などについて、解説されました。
最後は次の4点にまとめて締めくくられましたが、多数の実践事例、画像、資料も交えて盛り沢山な内容でした。施設運営に携わり、また地域のまちづくりに当事者として関わるものとして、多くの示唆をいただきました。
1)デザイン(=意匠)は他者(使い手)の立場に立ち、多くの役に立つ内容のもので、
2)デザイン(=意匠)はまずソフト優先として、ハードを組み立てる
3)他者(使い手)に心地よい内容を常に考えるためには、デザイナー(作り手)の感性(五感)を常に豊かにする
4)デザイナーの感性(五感)を高めるためには、自らが日常の中で実践(掃除・選択・料理等)し、問題点や課題を発見し、マイナス(負)をプラス(正)の内容に変える力を養うことが前提条件 (八木充幸)