先日、産休クッキーに関するニュースを、興味深く読みました。
「世間の不満のはけ口に使われた」 炎上した「産休クッキー」メーカー会長が嘆く日本社会の“生きづらさ” - AERA dot.
最初に思ったのは、(わぁ~こんな商品まで出てるんだ、さすが「贈物大好き」な日本!)でした。
何せ日本には、お中元にお歳暮という、贈物の時季までありますものね。
女性の社会進出が進み、その結果、産休や育休を取る女性も増えているのでしょう。
そこでお菓子メーカーが、産休クッキー(を含む種々のメッセージ入りクッキー)を考案し発売した、と。
私は食いしん坊なので食べものをもらうのは嬉しいですし、それがお菓子ならなおさらです。
感謝とともに、美味しくいただくと思います。
でもそうではない人も多いんですね。
・・・ 「不妊治療中の人への気遣いに欠ける」
「産休で迷惑をかけるのにお花畑すぎる」 ・・・
もし私が、辛い不妊治療中だったとしたら・・・?
もし私が、常に多忙な職場に勤務していたら・・・?
そうですね、そういった立場を想像してみると、産休クッキーをいただいても神経を逆撫でされたように感じ、
素直には喜べない・・・かもしれません。
このように「良かれ」と思ってやったことが、相手の立場にすれば苛立ちの元になることもある。
私は単純で深く考える前に行動してしまう性質なので、これからはまず、じっくり考える習慣をつけなければと思いました。
〈産休クッキー炎上中〉 公園にいるママは 「おめでたくていい」 「配るくらい自由にさせてほしい」
いっぽう丸の内OLは 「自慢された気分になる」 「配慮が足りない」 〈100人の声〉 - 集英社オンライン
立場が違えば、受け取り方も変わります。
産休クッキーについて、公園のママさんの過半数が肯定派でしたが、それとは対照的に、
丸の内OLさんは過半数が否定派でした。
子宝に恵まれて子育て中のママさんたちと、現在進行形で就業中のOLさんたちの見方が違うのは当然ですよね。
同じママさんたちも、時間を遡って以前の就業中に戻ったとしたら、否定派だったかも。
OLさんたちだって、未来に飛んでママさんになったら、肯定派になるかも。
私の個人的な意見を述べさせていただきますと、産休クッキーはOKです。
ですが、メッセージは、
「産休をいただきます ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。」
までにして欲しいですね。
赤ちゃんのセリフは、大人が赤ちゃん目線に立って無理矢理ひねり出したようで
白々しくて、そこまで必要ないのでは?と。
正直、(オエっ!アカンボはそんなこと思っとらんやろが!)というのが私の感想です、すみません。
あくまで個人的な意見ですので!炎上しないでくださいね~!
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全然関係ないですが、このような興味深い記事もありました。
「避妊したのか」 「産めないのか」 はナシ 女性の意思を守るイギリスの中絶現場に動揺する 北原みのり - AERA dot.
イギリスのNHS(National Health Service = 国民医療制度)は財政難で瀕死の状態(←個人的見解です)にありますが、
それでもこのような記事を読むと、(進んでるなぁ~!)と感心します。
日本がこのレベルに追いつくまでに、あと何十年かかるのでしょうね・・・?