2021年4月17日土曜日、ウィンザー城。
快晴に恵まれた、絶好の葬儀日和となりました。
葬列の行進は午後2時40分頃から。私は午後2時20分頃からテレビ中継を見始めました。
上の画像の下端近くに停まったままの馬車が気になり「あれ何だろね?」とオットーに訊いたところ、
「たぶんフィリップ殿下が愛用されていた馬車だと思う」と。さすがオットー、その通りでした。
フィリップ殿下、時間があるときはこの馬車でウィンザーを走るのを楽しまれたそうです。
城外に出て、手を振る庶民に手を振り返したりして。
午後2時35分頃、8人のPallbearerによって担がれたフィリップ殿下の棺が登場し、・・・
・・・霊柩車に乗せられて、葬列の行進が始まりました。
棺について歩く近親者の配置です。女王陛下ご自身は車でそのあとに続きました。
今調べたんですが、スノードン伯爵は女王陛下の甥御さん(今は亡き妹君のご長男)、ティモシー・ローレンス氏は女王陛下の
義理の息子さん(アン王女の再婚相手で現夫)でした。
芝生がうっすら白っぽくなっているの、何かと思ったら花束でした。これらは、弔意を表すため城外に置かれた庶民からの献花と思われます。
だとしたら、献花した人たちも間接的に葬儀に参加できたことになりますから、粋な計らいじゃありませんか!
悲しみに沈んだ面持ちのチャールズ皇太子の頬には涙が落ちていました。
そりゃそうですよね。フィリップ殿下は王配だったと同時に、4人の子供たちにとっては「お父さん」でもあったのですから・・・。
従兄のピーター・フィリップス氏を間にはさんで行進するウィリアム王子とハリー王子。
あのインタビュー後にハリー王子を初めて見た人の中には、私と同様「この馬鹿たれがっ!」と彼を罵った人も少なくないのでは?
葬列は聖ジョージ礼拝堂に到着。棺はまた担がれ、午後3時、1分間の黙祷が始まりました。
全国で、やっていたことの手を止めて、黙祷が捧げられました。
私も居間で、黙祷に参加しました。
《 後編につづく 》