心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

⑨威風堂々と

2017年10月10日 | 催眠誘導

以前に

催眠体験を難しくさせる三大要因、

被験者の抵抗(拒否)、無関心、過剰な協力について

書かせてもらいました。


今回は、被験者のスムーズな催眠体験を

誘導者自身が邪魔する存在にならないように

注意を払う点について書かせてもらいます。


注意する点として色々とあるのですが、

今回は、一つの点について書かせてもらいます。


誘導者は、被験者のスムーズな催眠体験のために

重要な道先案内人の役割を担うことになります。


この時、催眠誘導の経験が浅かろうと豊かであろうと、

上手く導けないことが何度か続いたとしても、

堂々と自信がある態度で誘導を行うことが求められます。


この堂々とした態度も誘導技術の重要な一つなのです。


誘導者の不安げな態度や言葉の調子を

被験者が感じ取ってしまうと

被験者に雑念が生まれて安心して

道先案内人を任せることが出来ません。


いくら知識が十分にあっても、

修練を十分に積んであっても

言葉のチョイスや構成が上手くとも

誘導者が話す言葉が弱々しかったり、恐る恐るであったら

誘導を成功させることは難しくなります。


催眠講座の講師を務めるのではなく

催眠誘導の実際となると、

十二分に催眠を勉強をして、修練を積んだ人が

弱弱しく、恐る恐るする誘導よりも

一日二日ほど勉強しトレーニングをしただけの人が

堂々と自信のある言葉や態度で行う誘導の方が

催眠を成功させたりするものです。


自信が無くても堂々と、失敗が続いていたとしても堂々と、

誘導者が自分に「僕って凄いんだぞ。」って

自己暗示をかけてでも、

誘導時は堂々と振舞うことが大切です。


それは誘導者のためでもあり、

それ以上に被験者に催眠体験を成功してもらうためです。


誤解なきよう願いたいのですが、

催眠誘導とはちょっとした学びと

堂々とした態度があれば十分と言っているのではありません。

 

十二分に知識を持ち、修練を積んだ人が

経験を重ねて自信と落ち着きが出てくると

一日二日の勉強とトレーニングを積んだ人とは

大きな差が出てくるのは説明するまでもありません。


催眠誘導の技術は、

言い換えれば高度なコミュニケーションの技術です。

催眠を学び催眠療法士を目指さなくとも

催眠トランスを外したコミュニケーション技術は、

相手を知り、理解することや、

営業に、人間関係に、人格形成にも

大いに役立つものとなります。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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