心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

君がいない世界

2023年04月29日 | 雑感・愚見

 

第二次世界大戦で活躍したイギリス空軍の

ロバート・アレキサンダー・キロイ中佐は、

16年間共に暮らした愛犬『トビー』が

亡くなった際に後追い自殺をしました。

 

 

気持ちは分かりますし、本人がした選択を、

他人がどうこうと言うことでは無いと思いもするのですが、

心から愛することと、後追いすることは

全く別のことであるはずです。

 

強烈な喪失感、孤独感等が大きく膨らんで

その感情や気持ちに

取り込まれてしまったのだと思いますが、

そっと寄り添ってくれる家族や

恋人や友人は居なかったのだろうかと。

いたら違っていたかも知れません。

 

 

愛する人や身近な人との

永遠の別れと面した時に強烈な悲しみや辛さ、

絶望感に襲われることがあります。

 

精神分析では、それらの喪失体験から

立ち直っていく心理的過程について

次の様に言われています。

 

1,無感覚、情緒の危機

喪失体験で強烈なショックを受けて感覚が麻痺して

パニック状態や呆然自失になり情緒が不安定になることがある。

 

2,否認、抗議の段階

失った事実を認めようとせずに強い悲嘆と

強い愛着に苦しむ。

 

3、断念、絶望の段階

喪失したことを認識して、断念し

絶望し無気力状態になる。

 

4,離脱、再建の段階

だんだんと感情や気持ちが穏やかになり

現実と直面し、受け入れが始まる。

 

これら一連の流れは、心を治すのではなくて

心が治っていく過程を説明したものだと

私は解釈しています。

 

悲しんでいてはいけないとか、

元気に振舞わなければとか、

考えないようにしようとか、

それらは正しいことなのでしょうけど

心の状態を顧みず無理な頑張りをし過ぎると

心の傷がより大きく深くなることがあります。

 

頑張る時ではない時には、頑張らず

頑張る時に、頑張る。

特に鬱的な心理状態である時には

尚更に心身を休めることが大切です。

 

しっかりと悲しみ、

しっかりと泣いてあげることが

自分の心を回復へと導くことになります。

 

ただ1~3の段階、特に3の段階で

ネガティブな状態が長く、または強い場合には、

心理的な働きかけが必要になるかも知れません。

 

 

 

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世界最古

2023年04月27日 | 雑感・愚見

 

アニエール=シュル=セーヌは、

フランスのセーヌ川の左岸、パリ郊外北西地点にあり

かつては湿地帯で二つの浮島が埋まって出来た場所で、

現在は、住宅、アパート、マンションなどが立ち並び

都市化されています。

 

1898年に此処に創設された墓地には、

犬、猫、馬、ライオン、蝶、

キツネザル、子狐、亀、鹿、鶏等、

4万体ものペットの亡骸が眠っていて、

世界最古のペット墓地と言われています。

 

 

世界最古のペット墓地(シアン墓地)には、

フランスを代表する劇作家『サシャ・ギトリー』

『クルトリーヌ』の愛猫等の有名ペットも眠り、

一番古いものは、墓地入り口近くにある

40人の遭難者を山で救った忠犬バリーの碑

 

フランスの場合、人間の埋葬は土葬が多く

火葬が定着していないようですが、

ペットの火葬は頻繁に行われているようです。

ただシアン墓地に眠る動物達は、

土葬されているとのこと。

 

クリスマスの時期になると、

シアン墓地がクリスマス・ツリーやプレゼントで

一杯になるそうです。

 

現在、墓地の使用期間は1年、2年から20年まであり

使用期間に応じて墓地の借用料が必要とのことですが

開設当時は、永久供養の墓地だったことから

古い墓については、その約束を守られているようです。

 

一般の人は、入場料を支払うと

シアン墓地の敷地に入ることが出来るようです。

 

家族の一員としてペットの遺骨を

人間と同じ墓に入れることは

法律的には問題は無いと思われますが、

犬と人間では、あの世での居場所が違うので

人間と同じ墓に入れるとペットの魂が

成仏できないとか何とか聞いたことがあります。

 

なので仏教国の日本でもキリスト教の国でも

ちゃんとお墓にペットを埋葬したい場合は、

人間とは別に作ったお墓に埋葬するのが

通常と言うのか何と言うのか。

 

私が子供の頃に過ごした地域は、田舎なので

近くの山に運んで穴を掘って埋めたり、

敷地にゆとりがある家は、

敷地の片隅に埋めて、その上に墓石の代わりの

石を置いたりしていた記憶があります。

 

また殆どが外飼いだったので

死期を悟った犬は、飼い主に死んだ姿を見せないように

脱走していなくなるとも言われていました。

 

可愛いだけでペットを飼えませんよね。

色々と責任を持つ必要がありますし、

何よりも一緒に過ごす日々が重なるに連れて

愛情が深くなりますから先立たれた際の

悲しみや寂しさを乗り越えなくてはならないですからね。

 

我が子がペットと過ごし、

ペットとの別れの体験を持つことは

何らかの心の成長に繋がるとは思います。

 

 

イギリスの諺

子供が生まれたら犬を飼いなさい。

子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。

子供が幼少期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。

子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。

子供が青年になった時、

自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。

 

 

 

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テンジクバタン来襲

2023年04月25日 | 雑感・愚見

 

2019年7月、オーストラリア南部の小学校で

オーストラリアで保護種に指定されている

『テンジクバタン(白いオウム)』が

上空から約60羽が次々に落下してきました。

 

落下したテンジクバタンの殆が

目や口から血を流して激しく泣いていたとのことで

60羽の内58羽が絶命しました。

 

 

大きさが40㎝ほどある鳥が

眼や口から血を流して空から落下してくるって

この出来事を目の当たりにした

小学校の子供達にとっては

強いショックを受けたのではと心配です。

 

原因を調査中とのことでしたが

その後、原因が特定できたのでしょうか。

 

 

2021年4月には、オーストラリアの住宅地に

テンジクバタン数千羽が来襲して

建物や道路等を占拠しました。

 

オーストラリアの保護種のために

住民たちは手出しが出来ず自然と飛び去るまで

事の成り行きを見守るしかなかったようです。

 

 

私の子供の頃に何かちょっと変わったことがあると

「終わりじゃあ。この世の終わりじゃあ。」とか

「来るぞお。大地震がくるぞお。」とか言って、

子供達を脅かして楽しんでいた

近所の年老いた女性のことを思い出します。

 

あの頃の怖いことを言われて

平気なふりをして内心では怖がっていた自分や

嘘つくなあ!って変に強がっていた奴とか、

今ではウザくてお茶目なおばあさんのことも

懐かしく思います。

 

テンジクバタンの集団落下は気になる所ですが

保護種扱いを受けている来襲した集団は、

人間を危険視しなくなったのか、

数が増えすぎたので引っ越しの途中なんでしょう。

知らんけど。

 

このようなことが頻繁に発生すると

保護種として扱いに変化が起きるかも知れませんね。

 

日本で害鳥としてぱっと思い浮かぶのは、

カラスかと思うのですが、

東京都内や神奈川県等の関東地方で

カラスと縄張り争いをするほどに数を増やした

『ワカケホンセイインコ』のニュース。

 

ペットで飼われていたものが

放鳥されたり逃げ出して野生化し、

どんどんと繁殖をし何万羽の集団となり、

糞害や食害や鳴き声で

住民の人達が困っているとの報道がありましたが、

あれどうなったのか。

 

上空を覆いつくすほど飛び回る地域では

追い払おうと対策を講じても効果がなく

うるさい鳴き声や深刻な糞の害だけでは

鳥インフルのように躊躇なく大量駆除に

本腰を入れるまでには至らなさそうです。

 

人間の都合で遠い日本にまで連れてこられて

逃げ出し、生き残るために、種の保存の本能で

在来種と戦いながら頑張って生息数を増やしたら

害獣扱いで駆除、殲滅というのは、どうなのか。

 

在来生物を害獣駆除の名目で

乱獲で絶滅させてしまうのはもっての外で

人間の罪だとは思うのですが

 

あのインコは、本来日本には存在しない鳥なので

既存の生態系保護する名目で

害獣指定は成り立ちそうですが、どうなのか。

 

しかし、日本に元から生息している鳥達は、

自分達の立場をわきまえていたのか、

日本人の国民性と似てなのか、どこか遠慮がちに生息していて

外国産の鳥達は、外国の国民性に似て

人間の生活圏であってもお構いなしに派手に飛びまわる印象。

 

これ偏見が過ぎるかも知れません。

 

私達人間も本質は、生息するために

他の生物と縄張り争いをする生物の集団だと思っているので

人間の生活圏に侵入し過ぎた生物を駆除したり排除したり、

 

生態系のバランスを保つために

増えすぎた生物を駆除したり、

狂犬病や鳥インフル等の人にも害をなす

疫病の蔓延を防ぐために駆除したり、

また私達が生きていくために食肉加工に従事して

嫌な役割を担ってくれる人達には

有難いなと思う次第です。

 

誰しも悪者になるのを引き受けたくないもので

その悪者になることを引き受けてくれる人達がいることで

私のような心弱い者が恩恵を得ているんですよね。

 

ところで環境保護団体とか動物愛護団体とかの中の

過激な集団の派手な活動が報道されているのを

時折、目にすることがあります。

 

私達人間が生物と環境とのバランスが取れる生息ラインを

利益や欲が第一主義の人間によって破壊されないよう

監視や抗議活動するのには大いに賛成出来るのですが

過激になり過ぎて人間の生活環境を

破壊するような活動にも賛成することは出来ません。

 

 

 

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ネズミ退治

2023年04月23日 | 雑感・愚見

 

2012年 アメリカの害獣駆除大手から

2年連続で全米1のネズミ都市と位置付けられた

アメリカ・シカゴ市は、

繁殖し続けるネズミの蔓延を防ぐために

猫を市内に放つプロジェクトが功を奏し、

これまで1000匹以上の猫が

ネズミ退治の役割を担ってきたとのこと。

 

 

かつてのシカゴ市では、

保護されても里親が見つからない猫は、

殺処分されていたようですが、

2007年の条例改正で

保護団体などが捕獲した野良猫を避妊・去勢して、

元の場所に戻すことができるようになりました。

 

動物愛護団体のツリーハウスは、

650カ所で3600匹の保護猫を管理していて

それらの保護猫の中には条例改正後も

元の場所に戻せない猫もいるのだそうです。

 

そこでそうした猫達にネズミ退治を担ってもらおうと、

5年前に「キャッツ・アット・ワーク」の

プロジェクトが始動しました。

 

依頼があった住民宅へ

単純に保護猫を連れて来るだけでなく、

犬小屋を改造した「猫アパート」をつくり、

トイレや爪とぎ、玩具、雨除けなども用意し、

4週間ほどかけて新しい環境に慣らしていきます。

 

依頼した住民は、管理人として1日2回餌を与え、

必要があれば獣医師の治療を受けさせることが

取り決められています。

 

猫はネズミを捕るだけでなく、

あちこちに体をこすりつけてマーキングすることから、

その臭いだけでネズミはいなくなるようです。

 

中には野鳥の生息環境が脅かされる等の苦情もあるものの、

保護猫を導入したいという申し込みが多く

今では30日待ちの状態で

全米からも問い合わせが相次いでいるようです。

 

 

2004年 メキシコのチワワ州では

ネズミの大量発生した村に猫を送り込み

ネズミを退治する作戦を実行したのですが

 

投入した猫がネズミを捕えないばかりか、

人間が逆に襲われる事例が続出したという話を

以前にご紹介させて頂きましたが、

 

今の所はシカゴ市の試みは、

成果が上がっているようですね。

 

同じことを試みて

メキシコのチワワ州は、大失敗で

シカゴ市は、大成功の不思議。

 

何かちょっとした違いが有るのだと思うのですが

そのちょっとした違いが同じことを試みて

大きく違う結果を産みだすことがあるようなので

無理と結論づけるのをもう一回だけでも止めて

突破口を探してみるのも大事かも知れませんね。

 

 

 

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山口百恵さん

2023年04月21日 | 雑感・愚見

 

1975(昭和50年)東京の世田谷の東宝スタジオを

放火しようとした23歳の男が放火予備の現行犯で

逮捕されました。

 

山口百恵さんが出演した映画『潮騒』で

ヌードにさせられたことに怒っての犯行とのこと。

 

 

この犯人の男は、三週間前に下見をし

決行日に車に1.8ℓのガソリン、

蝋燭10本あまりを積み込み出発。

 

しかし、下見をしたのにもかかわらず

道に迷い一方通行を逆走して

警官に止められたことで放火計画が発覚。

 

逮捕された際の犯人の男の出で立ちは、

身体にナイフ、様々な工事道具、

防御用にお腹を新聞紙で巻き付け、

厚めのズボンを二つ着用し、

逮捕された時には準備していた睡眠薬62錠を

一気に飲んで自殺するつもりだったようです。

 

 

山口百恵さん

知っている人はいるかなあ。

 

1973年に同じ時期にデビューした

桜田淳子さんと森昌子さんとの三人で

花の中三トリオと呼ばれて一世を風靡していて

この三人で日本中の男子を虜にしていたかのようでした。

 

特に山口百恵さんの人気は凄まじくて

中学生でありながらふんわりとした色気を纏い

何とも言えない魅力を醸し出していて

それでいて品性を感じさせていたので

菩薩扱いをしていたファンもいた位です。

 

あの妖艶さに魅了され虜になって

どんな気持ちを持ってもどんな妄想を楽しんだとしても

何の問題もないけれども、自分の考えを真実だと決めつけ、

実際に行動に移すこととは、天と地ほどの違いがありますよね。

 

犯人の男の眼には、山口百恵さんが

汚れた大人達に強要されてヌードにさせられ穢され、

泣いている的な世界観となっていて

その世界観を真実だと信じ込み

自分が悪い奴らを懲らしめてやると言う

正義感からの行動だったと思うのですが、

 

犯人の男の様に極端な行動を取らないまでも

普段の生活の中で私達にも似たような思い込みが

簡単に起きてしまっていたりするので

注意をする必要があります。

 

山口百恵さんと

この事件の犯人との関係では無理なことですが、

思い込みを是正する一番簡単な方法は、

本人に直接確かめてみることだと思うのですが、

難しいようなら白と思いつつも

黒の可能性を捨て去らずにおくことが良いのかなと。

 

とにかく思い込み過ぎて心の視野が狭くなると

とんでもないことをしでかしてしまうことが

あるので要注意です。

 

ココだけの話ですが、実は山口百恵さんは、

私のことが好きだったんですよね。

何故ってブラウン管の向こうの山口百恵さんと

常に眼が合っていたので分かるんですよね。

 

どうにかして

それを犯人の男に教えてあげることが出来れば

思い込みが解けてあのような事件を起こさずに

済んだと思うんですよね。

 

 

 

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人の一生

2023年04月19日 | 雑感・愚見

 

1977年 北イタリアで母親が

10歳の我が子の悪戯を懲らしめるために

身体をベットにくくり付けて外出しました。

 

数時間後、巡回中の警察官が

背中にベットをくくりつけたまま歩く

少年を発見しました。

 

 

これって本当の話なんでしょうかね。

本当にあった出来事だとしたら

この少年を発見した警察官はびっくりしたでしょうね。

 

この少年のパワーと言い、

周りの眼など気にしない大物感が凄くて

母親がベットにくくり付けたくなったのも

何となく分かるような気もします。

 

これアメリカなんかじゃ幼児虐待容疑で

母親はそこそこの重い罪で逮捕されて、

とても笑える話じゃなくなりそうですが

イタリアでは、保護で済んだのかな。

 

 

この少年は、

人の一生は重きを負うて遠き道を行くがごとし。

急ぐべからず。

 

徳川家康公の人生訓を

「ああこう言うことかあ。」と

誰よりも早く深く理解したに違いありません。

 

 

 

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愛ゆえに

2023年04月17日 | 雑感・愚見

 

2020年7月 兵庫県で

離婚を拒否された34歳の妻が激怒し、

36歳の夫の後頭部を狙ってボーガンの矢を放ちましたが、

互いにとって幸運にも外れました。

 

普通は、それで冷静になって

自分がしでかした恐ろしいことに震えそうなものですが

今度は、包丁で首を刺すと言う暴挙に出て

首を刺された夫は、命は助かりましたが二ヶ月の重症を負い、

当然のことながら妻は、逮捕されました。

 

事件後、二人は離婚しましたが、

2021年の5月の女の初公判で被害者である元夫は、

「復縁して再び一緒に暮らしたい。」と述べ

執行猶予付きの判決を希望しました。

 

 

この事件について少し調べてみたんですが

加害者の元妻の語る世界と被害者の夫が語る世界とは

まるで違っていました。

 

34歳の女は、動機について

「働かず、暴力をふるう夫と別れるため。」と供述。

 

被害者の夫の友人の話では、

コロナ禍で職が限られる中で

飲食関係の仕事をしていたので

夫が働かないというのは加害者の元妻は

事実とは違うことを言っている。

 

友人は、事件が起きる前から被害者の男性から

奥さんの浪費や生活態度について相談を受けていた。

 

子供のために風俗の仕事はやめてくれと

繰り返し繰り返し言っても聞いてくれず、

感情的になって何度か手をだしたことは聞いていた。

 

事件後の被害者の夫は、

僕は別に、妻のことは恨んでいない。

自分が人間のクズだと見られることで

嫁が情状酌量になるなら、それで良いと話していた。

 

検察は、

「強い殺意に基づき悪質性が高いとして厳罰が必要。」

として懲役5年を求刑。

 

※言葉はキツイけど被害者の夫の心情を汲んだのか

弱めと言うか、殺人未遂事件ですよね。

かなり弱い求刑のような感じが………。

 

弁護側は、

「小柄な被告は、夫からの反撃を恐れて

高い殺傷能力の凶器を使わざる得なかった。」

と主張して執行猶予のついた判決を求めていました。

 

※この期に及んで、元妻は悪くない的な弁護は

どうなのか………。

何となく事が治まりそうなところに

こんなことを主張されたら「ちょっと待て」と

私ならやっぱキレて良いですかとなりそう。

 

 

2021年5月21日神戸地裁は、

殺人未遂の罪に問われていた34歳の女に

懲役3年・執行猶予5年を言い渡しました。

 

殺人未遂で驚きの執行猶予付きの判決は、

被害者の元夫の心情が大きく影響したんでしょうけど

それにしてもなあ………。

 

法廷で元妻の女は、夫と再婚する意志を示し、

夫も復縁して一緒に暮らしたいと述べていることから

元の鞘に収まるようです。

 

法律のことは置いておいて

当事者の二人がそれで良いと言うのなら

周りがとやかく言うことではないのかも知れませんが、

 

でもなあ・・・ しかしなあ・・・

元の鞘に収まって一緒に暮らし始めて

夜、ぐっすりと眠れるのかあ。

 

とにかく事件をきっかけに憑き物が落ちて

以後の二人の夫婦生活が幸せなものになることを

願うばかりです。

 

でもなあ・・・ しかしなあ・・・

色々な意味で凄いなあ・・・

 

 

 

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どっちが先

2023年04月15日 | 雑感・愚見

 

アメリカのウエストバージニア州では、

既婚者が浮気をすると

20ドルの罰金が科されるとのこと。

 

アメリカのミシガン州では、

配偶者でない者と性交渉することは違法。

ただし配偶者が苦情を申し立てた場合のみ罰せられ

申し立てがない場合は、咎められないとのこと。

 

 

日本の法律で浮気は、犯罪ではなく違法行為で

刑罰を科せられることはありませんが

損害賠償や慰謝料等の請求訴訟が

認められていることは多くの人が知っています。

 

上の両州の浮気に関する法律は、

日本のものと大きな違いは無いように思うのですが

ウエストバージニア州の浮気をした者への

罰金制度は、日本にはない制度ですよね。

 

1ドル100円で計算すると2千円程度なので

課せられる罰金の額としては大きな額ではないので

浮気の抑止効果を狙ったものというよりも

違法行為をした自覚を促すものなのかな。

 

アメリカの場合、時折耳にする慰謝料の額が

日本のとは違って強烈な印象があるので

そちらの方が浮気の抑止効果としてはありそうです。

 

でもなあ。アメリカの民事裁判は、

強烈過ぎるような気がするんですよね。

 

なんかどっちが悪者で、どっちが善人か、

で、悪者認定された方は、

容赦なく徹底的に叩かれる的な印象があるんですよね。

 

男の浮気にしても女の浮気にしても

それが人の道に反しているのかどうかは

私には言えませんし分かりません。

 

何かとややこしいトラブルの元になることは

まあ間違いないところなので

浮気は、しない方が賢明ではありそうです。

 

浮気をしたから何かと関係が拗れてしまうのか、

何かと関係がこじれてしまったから

浮気に走ってしまったのか

どっちが先なのか問題もありそうですね。

 

私の個人的な考えでしかありませんが

浮気は、善い事ではないとは思っていますが

度を越したものでない限り

人の道を踏み外したかのような考えもないんですよね。

 

だってね。浮気や不倫が極悪の行動としたら

世界中の至る所で男性女性とわず浮気や不倫があるので

私達は、極悪人だらけの世界に

生きているとは思いたくもないし、

そんなわけはないと思っているからなんですよね。

 

ただ浮気や不倫自体ではなく

大切なパートナーが深く傷つくようなら

それについての責任は有るでしょうし、

 

それが度を越したものとなると

そこには夫婦間に何か問題があるとか、

個人の精神的な問題が何かあるはずなので

それらについては取り組んだ方が良いかと思うのです。

 

 

 

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LGBT問題

2023年04月13日 | 雑感・愚見

 

2002年 兵庫県で20歳の男が

女性看護師の自宅から衣服や預金通帳を窃盗。

 

後日、犯人の男は盗んだ衣服で女装し、

銀行で預金を下ろそうとしたが

窓口の女性の行員に見破られて逮捕されました。

 

 

しかし、犯人の男性、

盗んだ預金通帳から現金を下ろそうとする時に

なんでわざわざ違和感満載の女装をして

銀行を訪れるかなあ。

 

通帳の名義が女性なので

疑われないようにと女装をしたのだとしたら

余計に悪目立ちしてしまいますよね。

 

まあ犯人の男性の女装のクオリティが高かったとしても

被害者から銀行に通帳が窃盗されたことの

連絡はされているはずなので

どうであれ逮捕されていたとは思います。

 

犯人の男が通帳と一緒に

被害者の女性の衣服を盗んだのは

見て楽しみ、身に付けて楽しむためじゃなくて

変装をするためだったのかも知れませんね。

 

 

成育歴で何かの出来事が原因となったのか、

ホルモンの分泌が違うのが原因なのか分かりませんが、

男女共に自分の性に違和感を感じる人や

性欲の対象が同性に向く人もいるますが、

 

自分の性に違和感がない

男性の体内でも女性ホルモンが作られているし、

自分の性に違和感のない

女性の体内でも男性ホルモンが作られていて

 

それらの働きの影響なのかどうなのか分かりませんが、

男性の中にちらほらと見える女性ぽさ。

女性の中にちらほらと見える男性ぽさ。

が感じられることは自然なことのようです。

 

また女性の体内で作られる

一生分の女性ホルモンの量は、

およそスプーン一杯程度でしかなく

女性の体内で作られる男性ホルモンは、

その10倍も作られるのだそうです。

 

また男性の体内で作られる女性ホルモンの量は、

女性の約半分の量だとか。

 

これらの量が僅かな量として捉えるのが

正しいことなのかどうなのかは分かりませんが、

感覚的に思うのは、

二つのホルモンの絶妙なバランスによって

男性は男性らしく、女性は女性らしく成長するのかなと。

 

この繊細で絶妙なホルモンのバランスが

簡単には崩れないのが普通ではあるものの

何かの影響を受けて簡単に崩れても

おかしくないのかも知れません。

 

施療としては心理的要因の影響について

探求していくことになるかと思いますが

基本、自然な性へ着地したいのではなく

自然な性へ着地しなければならないと思っている場合には、

身体の性がどうであれ

今の自分にとって自然だと感じる性を

受け入れていくのも良いのかと思うのです。

 

 

あり得ない馬鹿馬鹿しい話ではありますが

性転換を自然に行うクマノミのような

同じような機能が人間にもあって

(クマノミは、オスからメスのみではありますが)

男性が女性に、女性が男性にと自然と性転換が起きれば

 

純粋なLGBT問題なんてのは無くなるだろうし、

ビジネス目的でLGBTを問題にする人や、

混乱を引き起こすことが目的で

騒ぐ人達もいなくなるのになあと思ったりします。

 

でもまあ真剣にLGBT問題に取り組んでいる方々によって

性的マイノリティの方々は、

今や市民権を得ようとしている感があるので

順調に必要な時間が経過した未来では

LGBT問題は、過去へと運ばれて

歴史の1ページでしかなくなると思うのです。

 

 

 

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八つ当たり

2023年04月11日 | 雑感・愚見

 

2021年の春 イギリスのヨークシャー州で

16年間、画家として活動している31歳の男が

ある顧客から自身の作品に対して

悪いレビューを受けたことに激高して

ホテルに同宿していた恋人に

八つ当たりの暴力をふるって逮捕されました。

 

 

これは酷い!

 

画家の31歳の男は、

バレンタインデーの前日にホテルの部屋で

約半年前から交際していた被害者の女性と

一緒にお酒を飲み過ごしていた際に

顧客からアンチコメントが投稿されているのを見て激高!

 

男は、ホテルの部屋の壁掛けテレビを引き剝がし、

そのテレビで一緒にいた女性の頭を殴り、

さらには床に押し倒し

自分達が持ってきたスーツケースで

女性を何度も殴りつけました。

 

殴られて気分が悪いから

外に出して欲しいと懇願した女性を

車の助手席に乗せて高速道路をしばらく走った後に、

高速道路の脇に車を停車し、女性を無理やり押し出して

男は車で走り去りました。

 

高速道路の路肩を一人歩いている女性を

たまたま通りがかり発見した心優しい人が

女性宅まで送ってくれることになり

約4時間40分後に女性は、自分の家に帰り着きました。

 

女性が自宅に辿り着いてしばらくして

なんとまあ31歳の男が女性宅を訪れたようで

それとも反省して謝罪に訪れたと思ったのか

よっぽど男性を愛していたのか分かりませんが、

男性を自宅に入れたところ、

 

しばらくして男は再び暴れ出して

女性宅のリビングルームにペンキを投げつけ、

女性宅のテレビやレンジを破壊。

 

女性は家の外に逃げ出して自分の車に避難しましたが

男は女性を追いかけてきて棒状のものを振り回して

女性がこもる車を殴り続けたそうです。

 

逮捕された男は、暴行や器物損害などの罪で

2年2ヶ月の判決が下されました。

 

こんなことでここまで激高するということは

これまでにも交際していた女性に対しても

同じような行為をしていたのでは?

と思ったとしてもおかしくないように思います。

 

顧客のレビューが単なるアンチコメントなのか、

侮辱したり貶めることを目的にしたものなのか、

どちらだったのか分かりませんが、

 

犯罪行為となるような誹謗中傷には

自分のイライラをぶつけるサンドバック代わりになる

ターゲットを探している連中もいるので

それらを真に受けて激高する位なら

最初からコメントなんてのに

目を通すのが間違っているような気がします。

 

自分にはない世界、知らない世界は

何だか魅力的に思えたりするもので

これは私の全くの偏見ではあるのですが、

 

画家や小説家や映画監督、男優や女優等々

彼らの作品を見たり読んだりする人々の心に

少なくない影響を与える作り手側の人達もまた

過敏と言うか繊細と言うか激しいと言うのか、

情動の針が揺れ動きやすい

心の持ち主が少なくないと思っていたりしています。

 

同じ内容の話を聞いても棒読みで話をされるより

所々で熱情や感情がほとばしる人の話ぶりに

自分の心がつい共鳴するものです。

 

遠く海上で巻き上がる大きな竜巻や

台風の暴風雨を離れた所から観察する分には

その迫力を楽しめたりするものですが

それが身近に迫ったらそうはいかないのと同じで

 

情動豊か、激しい人を凄く魅力的に思えて

接近を試みる場合には、

それが破壊的な暴風圏に入ることを

意味するかもしれないことを

どこかに持っておいても良いのかも知れません。

 

あっもしかしたらです。

この画家の男は、自分の心の中に潜む

強大な怒りの感情を吐き出したくて吐き出したくて

無意識にアンチコメントを起爆剤として

利用している可能性も除外は出来ないかも。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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