心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

破茶滅茶なドライバー

2023年09月18日 | 雑感・愚見

 

1966年 アメリカのテキサス州で

75歳の男が逮捕されたのですが

やったことが無茶苦茶過ぎてあんぐりします。

 

逮捕された男は、僅か20分の間に交通違反切符を

10回切られたうえに反対車線通行を4回、

ひき逃げ4回を重ねていました。

 

 

本当にこんなことがあったのかと

疑いたくもなりますがアメリカなら有り得るかもだし、

これ実際に有ったのだとしたら

過失じゃなくてワザとしか思えませんね。

 

だって運転中に健康状態が悪化しての暴走なら

交通違反や人身事故が連続するでしょうけど

10回も違反切符を切られていますから

10回は停車していることになりますからね。

 

普通は、こんなに悪質と判断されて

運転を強制的に止めさせるか逮捕と思うので、

10回の違反切符を切ったのは

複数の警官が切ったと思うのですが、

20分と言う短い間に移動できる距離に

複数の警察官が配備されているとも思えないので

どうなんでしょうかね。

 

加えて、ひき逃げまで4回もやっちゃってますから

交通違反切符10回連続が

どうこうのレベルの話じゃなくなっています。

 

自暴自棄になっての他傷行為なのか、

自傷行為に他人を巻き込んだのか、

この75歳の男に何があったのだろうか?

 

経営していた会社が倒産したとか、

株で大損をこいたとか、

医者から余命を宣告されたとか、

あんたには愛想が尽きたと言い放ち

妻が家を出て行ったとか、

 

何か強烈な出来事があった場合に

心の中で何かが弾けて

自制心が外れてしまうことがあるにしても

どの程度外れるかには個人差があります。

 

どの程度のことが起きたら

本人が完全に制御不能状態にまでなるのかを

事前に知っておくことは難しいだろうし、

その脆さが露わになるようなことが

生涯起きないことだって普通にあります。

 

なのでどのようなことがあっても

脆さが露呈しないように念には念を入れて

心の隅々を探って見つけ出した脆さを

修復すると言うのも違うようにも思うのです。

 

 

ではあるのですが

普段から怒りのスイッチが簡単に入って

爆発している場合は、また違ってきます。

 

自分を傷つけたり、他人や物を傷つけたり壊したり、

つまり『自傷』『他傷・他害』『睡眠の乱れ』等の行動を

子供の頃に高い頻度で起こす場合には、

強度行動障害と言われているようです。

 

ちょっとした程度のものなら

『癇癪を起した。』なんて言葉で済みそうですが

そのような言葉では済まない行動をする場合に

強度行動障害を疑うことになります。

 

強度行動障害とするものは、

思春期以降に強い拘りや自傷行為や他傷行為、

物に対する破壊行動が激しくなり

高校を卒業する年代以降に

落ち着いてくる傾向があると言われています。

 

高い頻度で破滅的な行動をすることが

高校卒業以降も何ら変わることなく続くようなら

医療機関では、その本人の精神状態について

別の診断名を付ける可能性があります。

 

そのような精神状態の人の多くは、

不適切で強い怒りを付き合いのある知人、親しい友人、

恋人、家族等に対して向けますが、

感情を爆発させた後は、強い罪悪感や恥ずかしさを感じて

自分が悪い人間であると強く感じたりします。

 

その強い罪悪感で酷く落ち込んだり、

自分が悪いと自覚すると酷く辛いので

自分が悪者にならないよう自分自身を言い包めたり、

また他人を言い負かそうとして

無茶苦茶な理屈を強弁してでも自己弁護をします。

 

また衝動的に行動をして自傷他傷行為に至ったり、

ギャンブルや性行為、過食や浪費、危険運転

アルコールや薬物等の問題を抱えることもあります。

 

よく見られるのが理想化扱き下ろし

関係の早期には相手を理想化して一緒に過ごしますが

自分のことを受け入れてくれていることに

少し不安を感じたり疑念を感じるようなことがあると

突然180度、態度が変わり相手をけなしたり

怒りを向けたりすることが多々あります。

 

人間関係は、線として繋がらずに点なので

相手と過去にどのような付き合いをしてきたとしても

その時に起きたことが全てかのように反応します。

 

相手とある程度距離がある付き合いの場合は、

このような反応を見せることが弱くなりますが

それでは孤独感を感じ続けることなり

距離が近づくと見捨てられることの恐れが強くなり

不適切な感情が起きやすくなります。

 

そのような人達は、思考能力が高いことが多いので

自分の感情や気持ちが不適切であることを認める強さ、

自分の心に目を向ける決意を持てば、

色々な困難をもたらしている心の反応パターンを

改善することは可能です。

(そこが一番難しい所ではあるのですが)

 

逮捕されたアメリカの75歳の男が、

それまでどのような振舞いをしていたのか分かりませんし、

直近で何があったのかも分かりませんが

自分の人生を破壊するのはまだしも

他人の人生を破壊しようとしたのですから

人生の最後を刑務所で終えることになりそうです。

 

しかし、アメリカがクシャミをすれば

日本が風邪をひくなんて言われていましたが、

戦後、欧米の価値観や教育を押し付けられたのか、

追い付け追い越せで積極的に欧米に倣ったのか分かりませんが、

それらの影響がじわじわと広がりつつあるのか、

 

経済での中流と言われる層が減ったことによるものなのか

分かりませんが、

 

近年では、アメリカの滅茶苦茶な犯罪に倣うように

日本の犯罪も一昔には無かったような大胆で破壊的な質の

犯罪が増えてきているように感じますし、

 

刃物で人を刺すなんて事件は、

その殆どが暴力団同士のイザコザに限られていたのですが

一般人が気に食わないからと簡単に人を刃物で刺すような

そんな人が増えているような感じがして危惧しています。

 

昔の日本国民の多くの人に備わっていた

一つ目の歯止めのラインが壊れかけているとしたら

何とか修復をしたいものです。

 

 

 

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