心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

天の声

2011年09月29日 | ライフ


東京でのこと、
休日にどこに行こうとしていたのか忘れてしまいましたが、
最寄駅の一つの田端駅の宝くじ売り場の前を通った時に
どこからともなく「ジャンボ」と言う女性の声が聞こえてきました。
もちろん売り場の人の声ではありません。

私は1週間ほど前にすでに大枚1万5千円を使って
ジャンボ宝くじを購入済みだったのです。

さて、その声をただの空耳とするか、天の声とするか。

なんでも人に訪れる幸運の数は同じで、
その幸運を手にする人としない人との違いは、
ちょっとしたシグナルを見逃さないか見逃してしまうかの違いだけである。
と言うような話を聞いたことがあったので、

これこそがシグナルであると即座に追加購入を決定!
いまだかつてないほどの期待を胸に当選発表の日を迎えました。
そして、何と!ごく当たり前の結果が。。。

今日、神戸でのこと、
夕方、買い物に出かけた時に前からとても可愛い女性が、
なんともかわいい犬を連れて歩いてきました。
(犬はミニチュアダックスフンドだと思うのですが)

どうしたことか私の近くまで来た時に犬が突然立ち止りました。
困った女性が「トトおいで。」なんと犬の名前が「トト。」トトです。

これを普通の人が聞いたなら
ニュー・シネマ・パラダイスの主人公の名前と同じだと思うだけかもしれませんが、
私の場合は、女性を通した天からの幸運のシグナルを
むざむざと見逃すような男ではありません。

即座に「トト・ビック」購入を決めました。
前回のはただの空耳でしたが、
今回は神が近くにいるのを感じたので、
これは今度こそ来たでしょう。

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心の予定表

2011年09月28日 | 行動選択




自分の将来がどうありたいのかについて

ぼんやりと頭に思い描くだけではなくて、

それぞれの年代には何を達成する。



そして、そのために今の自分が何をするのか。

人生の予定表をノートに書き起こすことが大事である。



と言うような話を

事業で成功している人が話しているのを

皆さんもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。



「なるほど、いい話だなあ。」と思ったりするのですが、

このような大きな話は

自己啓発セミナーの講師や成功者に任せて、

私の立場からはもっと小さな話をさせてもらおうかと思います。



私達は何かをやろうとして思うように行かないと

イライラしたりしますよね。

凄く小さなことでは瓶か何かを取ろうとして失敗、

手を動かしたらコップにドン、

中に入っていた水がテーブルにバシャー。

余計な手間が。。。

イライラ、イライラ。。。



もうちょっと大きな枠では、

オーダーしてから20分になるのに

今だ料理が運ばれてくる気配もない。


何度も練習を繰り返しているのに

進歩しているように思えない。


今日は契約が結べると思っていたのにまた伸びた。
イライラ、イライラ。。。



これらの感情がなぜ起きるのかと言うと、

自分の心の予定表通りに事が進まなかったからです。



「あ~なんでだあ。こんなはずじゃなかった。ふざけるんじゃないぞ。」です。



結果論ですが、

甘い見通しと自分勝手な思い込みによって

イライラの感情を持つことになります。



こんな不快な感情を持つのを避けるには、

物凄く緩い予定表を心に描居ていれば良いのですが、

今度はのんびりし過ぎるかもしれません。



何かを成し遂げるには、

その個人にどうしても必要な時間がありますし、

現時点が目標までどれ位まで迫っているのかは感覚的なものですから、

それをピッタリと把握した予定表を描ければ一番ですが、

そうは上手くいきません。



私達に出来ることは、

心の予定表通りに行って当然と言う構えと、

必ずしも上手くいかないことも有るの、

二つの見通しを心にいつも持っておくことで

嫌な気分を味わうことを

少し和らげることが出来るのではないでしょうか。


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スイカ割りの起源は?

2011年09月24日 | 雑感・愚見




最強の傘の記事で紹介させて頂いた

スイカ割り兼用の雨傘。



あの後、そう言えば日本の夏の風物詩≪スイカ割り≫は

日本の文化なのだろうか?

スイカは元々日本原産のものではないから

外国の文化が伝わったものなのだろうか?

と興味がわいたのでちょっと調べてみました。



いくつかの説を見つけることが出来ましたが、

これが起源なら良いなと自分の思い入れもあって

京都、地主神社起源説をご紹介。



京都地主神社ご本殿前にある、

10メートルほど離れて

ひざの高さほどの2つの守護石。



なんでも片方の石から反対側の石に目を閉じて歩き、

無事たどりつくことができると恋の願いがかなうと伝わる

“願掛け”の石が有るそうで、

別名“恋占いの石”これがスイカ割りの起源であるようです。



シーズンはもう過ぎてしまいましたが、

決して一番優先的に食べれる人を決める戦いであるとか、

嫌な上司の頭を思い浮かべてのストレス発散のためとか、

日ごろの奥さんや旦那へのひた隠した怒りの発散のためでも無いようです。



夏と言えば恋が始まる夏、

来年の夏のスイカ割りは、ブーケと同じように

恋する乙女達に優先権をと思ったりしました。


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バランス

2011年09月21日 | 心理カウンセリング


一人暮らししていた姉が実家に戻って来たりすると、
それまで馴染んでいたバランスが乱れて、
何か微妙な違和感を感じたりします。

でも振り返ってみれば、
以前は姉と当たり前のように暮らしていた時には、
何の違和感も感じていなかったし、

逆に姉が一人暮らしのために実家を出た時には
何かぽっかりと穴があいたような寂しさのような
違和感を感じていたりします。

これらはしばらくすると自然と違和感は消え、
新しいバランスに馴染みます。

これらのように私達は安定、安全を求めて、
バランスを維持しようとしますし、
それが乱れた時にはその不確かな状態にいることを
私達の心身は感情でとまでいかなくとも感覚でシグナルを伝えてきます。

神経症と言われるレベルの悩みの状態でいる時の
シグナルはそれとは違い、その手前、
それまでのバランスが崩れることを伝えているものです。

そして、維持しきれなかった時にバランスの崩壊が起きます。

こうなってしまうと、恐いとか情けないとか言っている場合ではなく
何とかしようと奮闘したり、離脱するしかなくなって、
そして、やってみると案外何とかなったりして、
その結果を踏まえ、新しい心のルールが採用されて、
新しいバランスが構築されたりするのですが、

しかし、バランスの崩壊が起きてもそれまでのルールに強く固執した場合、
例え、奮闘しても中途半端で本来の自分の力を充分発揮できませんから、
充分な結果を残せないことから嫌な気分をさらに持ち続けたり、

離脱したとしてもそんな自分を駄目な奴と非難し続けて
さらに強くなった嫌な気分を持つことになったりします。

心理療法は基本、それまでのバランスが崩れる時の心の衝撃を
経験しないように、また出来るだけ小さくなるように、

また、崩れてしまっていた場合にも、
再び立ち上がるために新しいルールへのスムーズな変更を
手助けをするものだと考えています。

が、時に(そう多くは有りませんが)
個人にとってそのギャップが大きい時には、
新しいルールを掴んだとしてもすぐには馴染ますことが出来ず、
馴染むまでの期間、しんどさやだるさ等の変調を経験することがあります。

この時、自分は状態が悪くなったと感じたりして、
不安が強くなると新しいルールを手放して
再び旧のルールを採用してしまい変調の経験だけをすることになり、
その時の経験の誤解だけが残ってしまう危険もあります。

そのようなことが起きないように、
本人に大きなインパクトが起きたと感じた場合には、
先んじて、そのような心身の変調が起きる可能性があることを
伝えておくと強い不安を経験することを防ぎ、
新しいルールに移行することを助けることが出来ます。

ただ、起きることがそう多くはないことを、
心を変える取り組みを行う前に全員にやみくもに伝えることは
取り組みへの不安をあおってしまい
本人の変わる力をそぐことになる場合も有りますし、

それを伝えたことが変調に気持ちを向けさせて、
本来、変調を経験しなくてすんでいた人がそれを経験をするというような
事が起きる可能性も有り、
出来るだけ的を射抜くようにやれるに越したことはありません。

しかし、とても分かりやすく見てとれ感じ取れる場合の判断は容易いですが、
なにぶん、それが起きることはそう多くないことでもあり、
私の場合、100%、見分けることが出来ると言いきれません。

であるからと言っても、
上のようなことが起きることもあると知っているだけでも、
本人に変調が起きた時に心理療法者があたふたせずに
何が起きているのかを落ち着いて伝えることが出来ますから、
その不安を悪戯に大きくしたり長続きすることを防ぐことが出来ます。

ちなみに15年の施療経験でそのような報告があったのは3件ですが、
これからの私が、もっと早く大きく変革のための影響力を持つようになると
もっと増えてくることも考えられますが、
早きことが良いのか、よりスムーズであることが良いのか、
それについては私達が決めるものでは無いように思います。

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最強の傘?

2011年09月21日 | 雑感・愚見

この時期は仕方が無いと言えば仕方が無いのですが、

またまた台風がやってきました。



「まいったなあ~。」と言う気持ちもありますが、

このおかげで色々な恵みもまたあることも事実で、

都合の良いことだけを言ってもそうはいきません。



ですが、ですが、

先日、台風先発隊のような突風で

傘が一つ、マッタケになって壊れてしまいました。



本来は、しなくて良いはずの出費には

例え安価なビニール傘と言えども

「なんだかなあ~。」と思ったりして、

そこで最強の傘をネットで調べてみたら

こんな傘がありました。






でもこれ、

この傘の能力がフルに生かされるような状況って、

外出せずに家の中にいる方が良いような気がして、

この商品開発にかけた費用はどうなんでしょう。



この開発にあたって確立した技術が

他のことに役立てるのだとは思いますが、

傘としては、意味が有るような、全く意味が無いような。。。

次の方が実用的かもしれません。



今年はもう海水浴のシーズンは終わりましたが、

スイカ割りにも使える傘、この発想はなかった。

これは便利です。





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探し物

2011年09月17日 | 催眠療法


他の催眠療法をされている方はどうなのでしょう。
私は、これまで東京での施療で2件の
探し物の相談を件受けたことがあります。

一件は、会社の大切な書類を無くしてしまった。
3日前の休みの前日に書類を持ったまま同僚と飲みに、
しこたま飲んで朝、家で目が覚めた時に
書類が無くなっていることに気が付いた。

同僚曰く、別れる時には書類を持っていたとのこと。

催眠誘導開始、深く催眠状態に導くことに成功。
催眠で記憶を辿ってみる。
それで分かったことはと言うと、

同僚と別れた後に単独でもう一軒、
そのお店を出た時には足元がおぼつかない状態であったこと、
しかし、右手には書類を持っていた。

そこから、どこを歩いたのかハッキリと判明せず、
しばらく歩いて、タクシーに乗る。
家の近くでタクシーを降り、
気が付けば公園のベンチで寝ていたが
朝方、歩いて家に帰宅。

タクシーに乗った時には持っていたようですが、
公園から自宅までの道のりでは書類がもうなかった。
「あっ、ここで書類を手放した。」
と言うようなハッキリとした結果ではなく、
このようなぼやけた結果しか得られませんでした。

手当たりしだいタクシー会社に問い合わせてみるとは言っていましたが、
その後、どうなったのか。

もう一件のケースは、
自宅での結婚指輪紛失事件。

大切な結婚指輪を無くしたことをご主人には言えず、
ご主人には内緒で相談に。

話を聞いてみると場所は家であることは間違いないようで、
その日にちも分かっているとのこと。
原因は、うっかりどこかにおいてしまった。

何故、こんなことが起きたのか、
無意識に結婚生活に解決していない問題があるのかも、
それについても解決をした方がとか思いながらも、

催眠誘導開始、深く催眠誘導に導くことに成功。

指輪が無い時が付いた時点からゆっくりと過去へと戻ってみる。
その時の行動は大まかな記憶を引き出すことには成功したけれども、
「あっ、ここで指輪をはずして置いたままにした。」
とハッキリとしたものが得られず、

今度は指輪をはめていた指の記憶にメッセージをもらうことにする。

本人にはゆっくりと場面を振り返ってもらい、
指輪の感覚が無くなった場面に来た時に、
腕浮揚(腕が自分の意志とは関係なく浮き上がる現象。)で
合図をするように暗示する。

すると洗面所の場面で腕が反応を示す。
何度か確かめるが同じ場面に来たら腕が反応を示す。
ただ、本人の記憶では、
「あっ、ここだ。」のハッキリとした確信が取れない。

そして、その洗面所には指輪がないことは確認済み、
もし、そこだとすると考えられるのは、
排水溝に落ちてしまったのか、
御主人が気が付いて別の所にしまったのだとすると、
勇気を出してご主人に聞いてみるしかありません。

このケースもぼんやりとした結果しか得られませんでした。
被験者はどちらの方も催眠には十分没入していたので、
もっと上手いやり方があったのかもしれません。

最初の方は意識が酩酊状態での紛失。
後の方は、他のことを考えていた中での紛失。
後者の方は、もっとハッキリと答えが出せるように思ったのですが、

心の問題や悩みに関する場合の記憶は、
その時、感情がハッキリと動いていますから
ハッキリとした結果を出しやすいのですが、

感情が大きく動いてないと思われる記憶についても
誘導の仕方で同じ結果を出せると信じるのは、
それは私の催眠への過大評価なのでしょうか。

それとも誘導の仕方で違った結果を出せたのでしょうか。
だとしたら何が足らなかったのだろうか。

他の催眠療法をやっている人はどうなのでしょう。

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一つの目標

2011年09月14日 | 心理カウンセリング


心の問題や悩みを解決するために、
まず大切なこととして、
解決のための取り組みを始める前に、
取り組み目標が正しく設定されているかどうかが
重要であることを書かせて頂きました。

過去に上げさせてもらったものは、

①自分の望む方向とは別の方向に働いている力に注目する。

②他人を変えるのではなく自分を変える目標であること。

③ゴール目標ではなく取り組み目標であること。

④自分の力が及ぶもの。

そして、今回は、

問題解決は、解決したいものが複数あったとしても
一つずつ取り組むです。

例えば、次のような相談があったとします。

○最近妻と良く喧嘩をしてしまうので何とかしたい。
○仕事が上手くいかずストレスを強く感じている。
○朝起きても疲れが取れていない感じがする。
○何人か集まって話(雑談)をする時に何を話していいのか分からない。
○早く人生を終えたいと最近思う。
○何もかも投げ出してしまいたくなる。
○胃の調子が悪い
○肩こりや頭痛が酷い
○昔の嫌なことを良く思いだして嫌な気持ちになることが多い。

このような時は、クライアントに、

性急な解決を要する問題なのか順番を付けてもらったり、
これらに共通する者あるとしたら何であるかを考えてもらったり、
今の自分が解決しやすいと感じるものは何かを聞いたりして、

取り組み目標を一つに絞ることになります。
何故なら、全てを同時に扱うことは出来ませんから
当然と言えば当然のことです。

この時、問題を一つずつ取り組むということは、
全ての問題が解決するには多くの時間が必要になるのではないかと、
考えてしまう人もいますが、
実は、上のような一つ一つの問題は、
木でいうと枝であり、それを辿ると根本の問題(幹)に行き着きます。

その幹の問題を解決すると同じ幹にある複数の枝の問題が
同様に解決したりしますので、
必ずしも一つの問題の解決に要した時間×問題の数とはならないのです。

それとですが、
今、今回のことを書いている時にですが、
解決のための取り組みに入る前の大事なことがまたひとつ現れてしまいました。
あまり細かいことを書くときりが無くなるので、
出来るだけ大まかにと思っているのですが困ったものです。

それについては、また今度の機会に書くことにします。

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寝不足

2011年09月10日 | 催眠療法


明日は久しぶりのゴルフ!
明日は、待ちに待った遠足だ!
明日は、好きなあの人と早朝からのデート!

今日は早めに寝て、しっかりと起きてと思っても
いざ、寝ようとしてもなかなか寝付かれません。

「あれ、もうこんな時間、やばいぞ、早く寝なくては。」

と思えば思うほど眼が冴えて来て余計に眠れなくなって、
ウトウトし始めたと思ったら、何処かで鶏の声が。

こんな経験を誰しも一度や二度は経験したことがあるのではないでしょうか。

この眠りたいのに眠れない。
この原因は皆さんも知っての通り自分の高ぶった気持ちを静まらせないまま
寝ようとしたことが原因です。

不眠症にも色々とありますが、
眠りが浅い、寝つきが悪い、充分な時間眠れない等の
その主な原因は上のようなことと同じ原理です。

嬉しさや楽しさのポジティブな気持ちが静まらない。
心配事や不安等、ネガティブな気持ちが静まらない。

このような精神の活動が活発なままでは
眠りに入ることを困難にします。

睡眠に入るためだけでなく、
充分な深さと十分な時間を得るためには
精神の活動を活発にしている気持ちに焦点を当てることを
止めればいいのですが、
個人の取り組みではそう簡単にはいかない場合があり、
そんな時に不眠症として相談に訪れる方がいます。

不眠症の解決の方法としては、
寝床で気持ちを高ぶらせている原因を調べ、
それを解決するというのが王道なのですが、

その程度によりけりですが、
案外有効なのが催眠暗示によるアプローチです。

睡眠を邪魔しているものを取り除くことを主眼にするのではなく、
人間が当たり前に持った睡眠の能力に焦点を当てて、
それを働かすよう誘導することでテキメンに効果が表れることがあります。

不眠症の解決を主とした相談は、今のところそう多くはないですが、
東京でも神戸でもこのアプローチだけで成功するケースは多くあります。

もちろん、その後で必要であるなら
睡眠を邪魔していた心の動きについてアプローチをするといった感じです。

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恨み

2011年09月06日 | 感情




誰しも怒ることはある。



もちろん程度の違いは有るけれども

凄く温和な人だと言われている人だって、

さすがに両手の指位はあるのではないかと。



怒りの感情そのものは、

自分の心身の領域を他人に侵略されないために備わっているもので

基本、大切な感情です。


人間、「怒っちゃいかん。怒っちゃいかん。」と思いながらも

怒ってしまうこともしばしば。



人間ですから仕方が無いと言えば仕方がないんですが、

この時、その感情を抑える方法の一つとして、

怒りの精鋭部隊が「よし、出番が来た!」といきり立っても、

ゴーサインを出さないでいるとやがてテンションが下がってしまって

あれ何だったんだろうと言う感じで

出動準備を解除して寛ぎ始めます。


この時間、通常は長くても10分~15分というのが基本なのですが、


たび重なる自分の存在を蔑ろにするような

他人からの価値観の押しつけや攻撃があった場合に、

不自然に自分の気持ちを何度も何度も抑え続けていると、

怒りの精鋭部隊から憎悪の精鋭部隊と変化することがあります。



憎悪の精鋭部隊は厄介で、

本来の怒りの対象だけでなく、

それ以外の対象にも、ちょっとしたチャンスを捉えて出てきたりして、

過剰過ぎる反応や自己防衛としての出動だけではなく、

事有る毎に怒りのエネルギーの発散をしようとします。



すると当然、到底納得できない怒りを向けられた周りの人達は、

たまったものではありませんから、

本当なら敵でない人達も本当の敵と変えてしまいます。



そして、敵が増えることでますます憎悪の精鋭部隊が活気づきます。

「やっぱり周りは敵ばかりだぞ!」

もう完全な悪循環です。



ここから抜け出すためには、

まず自分の感情に流されずに、

その悪循環に気が付くことが何より大事です。

それが無ければ解決のための一歩も何も始まりません。


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討論

2011年09月02日 | コミュニケーション





暴力反対で、話し合いを大切にする。



互いの意見を出し合って論議して、

その結果、一方(一人)の意見がそのまま通ったとしても、

最初には違う意見を持っていた人にも、

何らかの納得が得られたことによるものです。



時に、このような話し合いの場で、

人の意見に耳を一切貸さず、

何が何でも自分の意見を振り回し通そうとする人がいます。



こうなると、それは討論ではなく闘論です。


話し合う場を、

自分の意見を押し通す場だと思っている人は、

その場には他の参加者は必要がありませんし、

毎回、誰かの意見に参加者が全くの同意をするのであるなら、

その参加者もまた無意味な存在です。



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