浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

フォーレ「レクイエム」

2019-12-09 23:51:06 | 社会
 フォーレのレクイエムを聴く。そういう気分になったのは、中村哲さんが福岡空港に到着したというニュースをネット画像で見たからだ。

 私は、とても悲しい。2008年、伊藤和也くんが殺されたときも、とっても悲しかった。 成田空港や、福岡空港で、在日アフガン人が中村さんを迎えていたが、伊藤さんのときも、今度の中村さんのときも、彼らと同じ、ごめんなさい、守れなくて、という気持ちをもつ。

 ペシャワール会は中村さんの遺志を全面的に継承すると言明している。私もそうすべきだと思う。しかし、現地に中村さんがいない状態で事業の継続は可能なのだろうかという不安もある。

 昨日私は、ペシャワール会の振込用紙で送金した。悲しみを越えて、アフガンに光をあて続けよう、と。

 私たち日本国民には、責務がある。日本国憲法前文・・

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 そのあとに、「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」とある。

 私たちは全力をあげなければならない。
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