浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

テレビ離れ

2024-06-01 22:35:18 | メディア

 『東京新聞』の「こちら特報部」のコラム、「ネットで何が」の筆者・中川淳一郎さんも、1年4ヶ月前にテレビを捨てたという。その理由に、情報番組などでのコメンテーターの「どうでもいいコメント」が挙げられていた。

 その通りだと思う。実家に行った際、テレビから夕方の情報番組が流れているときがある。見るともなく見ていて、時々にはさまれるコメントをきいて、あまりのひどさに腹を立てて切ってしまう。

 まだ報じられるニュースに関する専門家が話すなら良い。しかしまったく分野も異なり、失礼ながら知的レベルもそんなに高くない方が、平気でつまらないコメントをのたまうのである。

 友人のテレビ局社員にそのことを語ったら、「(あなたが)見るような番組ではない」といわれた。

 中川さんは、どのテレビ局も同じテーマをとりあげ、何度も何度も同じ映像を流す、ということに辟易しているというようなことを書いていた。

 私はずっとテレビを見ない生活をしているから、現在の「ひどさ」は知らないが、いつまでも、いつまでも、テレビはかわらない。そのことが、テレビ離れを招いているのに、なんらかえようとしない。

 それは新聞も同じ。衰退しているからこそ、政治権力にすりよって猫なで声で、「あなたたちのことを批判なんかしないし、熱心に報じるから何とかしてね」などとほざいているのだ。

 かくて、テレビも新聞も、見向きもされなくなるのである。

 

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一人勝ちの東京都

2024-06-01 07:22:27 | 社会

 東京都知事選が話題になっている。

 東京都は、潤沢な財政で、オリンピック、プロジェクション・マッピングなど無駄遣いはする(その無駄遣いのカネは電通、博報堂に流されていく)し、都内在住の0歳から18歳までの子どもを対象に月額5,000(年間最大60,000円)を支給するというバラマキ政策を展開している。そしてそのカネには税が課されないという。

 東京への一極集中は凄まじい勢いである。人も、会社も、カネも東京へ、東京へとあつまっていく。その一方で、地方は疲弊していく。

 しかし自民党・公明党政権はそのような事態をなんとかしようとしない。自民党議員は政策にはいっさい関心はなく、ひたすらカネ集めだけに奔走し、公明党は創価学会の教義である王仏冥合、つまり政治権力とくっつき離れないことだけに意欲をもつ。

 地方で育てられた子どもたちは東京へ移動していく。東京の豊かさは、地方によって支えられている。しかし東京都は地方を支えない。

 日本は、不条理に覆われている。その不条理をなくそうという気持ちをもつ人びとは多くはない。とりわけ自民党、公明党、維新、国民民主党の政治家は持っていない。

 日本は地方から消えていくのである。その速度は増すだけである。地方に支えられている東京都も、いずれは衰退の道を歩む。自民党・公明党などの政治家に日本の行方を任せていけば、そうならざるを得ない。

 仕方ない、としか言えないのだろうか。

 

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