hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

好きこそモノの上手なれ 砂遊び編

2014-07-29 | スキルアップ

私は、土木技術者である。

 

なぜ、土木技術者になったかというと、幼稚園を入る前、

毎日砂遊びをしていたというのが、原点になっている。

公園にあるような小さな砂場ではない。

私の家の前には、長さ10m、幅3m、深さ1mの工事用の砂置場があり、

本格的な砂場である。

そこで朝から晩まで、毎日毎日遊んでいた記憶がある。

 

朝飯を食べると、一目散に砂場へ目がけてダッシュである。

工事用の砂置場の砂は乾燥しており、砂遊びをするには最適ではない。

そこで、家から水を運ぶのである。

赤い小さなバケツで、家から何度も何度も水を運ぶ。

10回20回位運んだだろうか?

砂に水を混ぜて、砂を固めて、山を造る。

その山も高さは、自分の身長ほどの大きさである。

こうなると本格的な砂遊びである。

山ができると、頂上からビー玉が通る道を、山に沿って造る。

道ができると、山の頂上から、ビー玉をゴロゴロゴロと転がして遊ぶ。

何度も何度もビー玉を転がして遊んでいると、飽きてくる。

 

そのうちに、山の中腹にグルグリグリとトンネルを掘りだす。

山の造り方が柔いと、途中で落盤し、トンネルが崩壊する。

そうなると、山から造り直しである。

また、家から赤いバケツで、水を何度も何度も運んで砂を固めて、山を造る。

トンネルに再チャレンジである。

今度は、完成である。

ビー玉が、このトンネルを抜けて、反対側から出てきた瞬間は、最高の気分である。

 

更に、もう一つ山を造り、山と山との間に橋を造ることにチャレンジ。

橋の材料は、庭にある古い材木の木片である。

これで橋を造る。

ここまでくると1日では、できない。

2日か、3日かかったと思う。

 

途中で、工事用のトラックが来て、砂を持ち出してしまい、全てなくなってしまったこともあった。

今で言えば、山がなくなってしまう大災害である。

でも、また2~3日すると、砂が大量に来る。

 

そうなると、私の出番であり、ゼロからスタートである。

 

でも、当時は落ち込むことが全くなかった。

 

なぜならば、好きなのである。

 

当時の私は、砂遊びが大好きなのである。(今も好きであるが:笑)

そのために、何があっても、へこたれないし、再度チャレンジする。

砂遊びをしている間は、楽しい時間である。

であるから、色々と工夫して、トンネルを掘り、橋を架けたりする。

完成すれば、楽しい。

自分が工夫したことが、上手く行けば、これほど幸せなことはない。

 

今考えると、これは、立派な“成功体験”である。

 

どうすれば、楽しめるか、喜びを得ることができるか、

その方法を当時の私は学んだのだと思う。

 

「好きこそモノの上手なれ」というが、

子供の時や学生の時に、この“成功体験”を積むことが、その後の人生に大きく役立つ。

 

当時は“ただの砂遊び”であるが、今考えると、貴重な経験である。

 

親の役目は、子供に徹底的に好きなことをやらせて“成功体験”を積ますことだと思う。

その点、私の両親や祖父母は、砂遊びを通じて“成功体験“を学ばせてくれた。

 

このことに関して、両親や祖父母に、感謝している。

 

次回は、クラブ活動について書きたい。


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