あなたは、親についてどのように考えていますか?
両親そろって健在の人もいるでしょう。
一方で、すでに他界している人もいると思います。
10人いれば、親に対して10通りの考え方や接し方があると思います。
ただ、共通して言えることは
人間誰しも「死」というゴールに向かって歩んでいるわけですから、
そのために「余命」と言う言葉が存在します。
●親の余命
子供として親の余命を考えたことがありますか?
日本人の平均寿命(2013年)は、男性は79.4歳、女性は85.9歳です。
これは、ゼロ歳の子供の寿命であり、同時に余命となります。
では、高齢者の余命は、ご存知でしょうか?
データによりますと、
70歳の人の平均余命は、男性は14.9年、女性は19.3年
80歳の人の平均余命は、男性は8.4年、女性は11.4年
90歳の人の平均余命は、男性は4.1年、女性は5.5年
ということだそうです。
あくまでもこれはデータですから、当然個人差があります。
親の年齢は、人それぞれ異なりますし、余命も個人差があります。
ここでは、話を単純化するために、平均余命を10年と仮定しましょう。
つまり、親が生きている期間が10年と仮定します。
●親に会える日数
親に何日会えますか?
これも人により、様々です。
同居していれば、1年365日、毎日会えます。
しかし、地方から都会に出てきて生活している方は違います。
子供は都会で、親は地方という方も多いと思います。
昔は、3世代同居型が多かったと思います。
しかし、今は核家族化の進展に伴い別居型の生活が多いのではないでしょうか?
親に会える日数を、この別居型の人を対象に考えたいと思います。
例えば、年2回、お盆とお正月に故郷に帰省し親に会うとしましょう。
1回の滞在期間が5日間とします。
とすると、1年間に親に会える日数は10日間です。
親の余命が10年としますと、親に会える日数は100日間となります。
つまり、親が生きている間に直接会えるのは100日間です。
この100日間、長いと感じるか、短いと感じるか、どうでしょうか?
当然、その間には、電話をしたり、メールをしたり。
さらに、インターネットを利用し、毎日顔を見ている人もいるでしょう。
でも、実際に会えるのは、100日間です。
あなたは、この限られた期間をどのように過ごしますか?