あなたは親孝行していますか?
「親孝行したい」という気持ちになった時には、親はすでにこの世にいない。
「親孝行したい時分に親は無し」
このような経験をする方が多いのではないでしょうか?
なぜ、親が生きているうちに親孝行しなかったのでしょうか?
「親が生存中に、親に対して感謝の気持ちが湧かなかった」
もし、あなたがこのような感情を抱いたとすれば、その原因は何でしょうか?
物事、何らかの結果があれば、必ず原因があります。
その原因を追究し、解明することが重要です。
仮に、原因追及ができないままでいると、どうなるでしょうか?
何ともいえない悶々とした気持ちを抱き続けることになりませんか?
日常は忘れていることでも、お彼岸とかお盆などには、思い出すものです。
ぜひ、悶々とした気持ちの原因を解明して、スッキリすることをお勧めします。
もし、親に対して悶々とした気持ちを抱いているとしたら、原因は何でしょうか?
10人いれば10通りの原因があります。
また、それぞれの原因は、根深いものだと思います。
その際、なぜ?なぜ?なぜ?と繰り返し追求することで、
真の原因に到達することができます。
例えば、因果関係を示す良い例があります。
「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉があります。
○大風が吹くと
⇒砂ほこりが舞う
⇒砂ほこりが目に入り、盲人が増える
⇒盲人は三味線を買う(当時盲人が就ける職に由来)
⇒三味線は猫の皮が必要で猫が減る
⇒猫が減れば、ネズミが増える
⇒ネズミは、桶をかじる
⇒桶の需要が増え、桶屋が儲かる
どうでしょうか?
桶屋が儲かるには、要因を探していくと、「大風が吹いた」ことにたどりつきます。
江戸時代は今のように舗装などされていない。
大風が吹けば、黄砂のような砂嵐だったと思われます。
それが、桶屋が儲かる真の原因ということです。
このように、何事も原因を追究することが必要です。
そして、真因がわかれば、対策を立てることができます。
「親孝行したい時分に親は無し」と実感されてあなた。
その真の原因は何でしょうか?