hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

地井散歩や奥の細道に学ぶ観察力

2012-10-22 | スキルアップ
●話す能力とは

ここでの「話す能力」は、日常会話の場合もあるし、違う場合もある。

例えば、朝の朝礼を例にとろう。
事前に、順番が分かっていれば、それなりの準備ができる。
1週間前から準備をする人もいれば、前日に準備をする人もいる。
中には、直前に考えをまとめて、挨拶をする人もいるだろう。

この「話す能力」も当然スキルであるし、スキルであることを再確認した次第である。
「話し方教室」では、今週より1分間スピーチが加わる。
駅から教室までの風景をみて、感じたことをまとめるのである。

簡単なようだが、なかなか難しい。
なぜ、難しいと思うのかというと、理由は3つある。


○一つ目の理由は、慣れていないことである。
日常生活で、周囲の風景を見渡して、簡潔にレポートする習慣がないのである。
その点、TVのレポータの人は、数々の現場を経験しており、仕事柄慣れていると思う。


○二つ目の理由は、観察力が乏しいことである。
同じ風景を見ても、感動する人もいれば、ぼんやり見ている人もいる。
さらに、観察力が鋭い人は、その風景を鮮やかに復元することができる。
地井散歩で有名であった地井武男さんなどは、その能力を十二分に発揮していたと思う。
一般に、写生のうまい人は、観察力がすぐれていると思う。


○三つ目の理由は、感受性が不足していることである。
さらに、その風景や光景を見つめて、どのように感じるかである。
同じものを見ても、語彙力の乏しい人は、表現力に劣る。
一方、感受性の強い人は、受けとめた気持ちを素直に表現できる。
喜怒哀楽や季節感を持って適切に表現するスキルを身につけている。
松尾芭蕉など俳人は、観察力に加えて、感受性の能力も優れている人であろう。
だから、奥の細道のようなすぐれた作品を後世に残すことができたのだと思う。


このように、「話す能力」をちょっと考えるだけでも、奥が深い。


●1年後が楽しみ

将来、講演者を目指す者の課題が明らかになった。

そのためには、毎日1分間スピーチを行うことである。
毎日、行うことで慣れることができる。
スピーチにまとめることで、観察力を養成することができる。
さらに、感情的表現を加えることで、感受性を高めることができる。

毎日毎日、通勤途上で1分間スピーチをやろう!!
毎日、行うことで、スキルアップを図ることができる。

1年後が楽しみである。


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