hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

ほめて育てる

2013-02-06 | スキルアップ

最近、柔道界を含めてスポーツ界では、選手の育成方法が話題になっている。

 ●スポーツ界の育成方法

今回の話し方教室では、「育成方法」が話題となった。

Uさんの1分間スピーチでは、

日本の柔道界は、選手の「欠点」を修正するやり方である。

一方で、海外では、選手の「長所」をほめてのばすやり方をしている。

また、Y先生の話では、相撲界でも同じだそうである。

その昔、武双山という力士がいた。

アマチュア時代には、タイトルを総なめして角界に入門してきた。

しかし、そこでの指導方法は、欠点の修正である。

左足の親指の力の入れ方が芳しくなく、指導の親方はそこばまり指摘したそうである。

その結果、強みである押し相撲に磨きをかけることがなく、ただの力士で引退したということである。

 

●話し方教室も良い点をほめる

 Y先生は、常に笑顔である。

その笑顔を見ながら、あっと言う間に、2時間が過ぎてしまう。

それだけ、中身が充実しているし、人間的魅力があるのだと思う。

その証拠に、Y先生の音調はいつも明るい。

明るい音調は、心が明るいことを証明している。

その結果、顔も明るくなるという連鎖が起こっている。

 

指導方法の極意は、相手の良い点を見つけてほめること。そして明るく話すことである。

 

これが意外と難しい。

人間の欠点は、誰にでも容易に見える。すぐに口に出して指摘すれば、人間関係が崩れる。

昔の私を言われているようで、穴があったら入りたい。

 

対策は、逆をやればよい。

良い点を見つけてほめる。そうすれば人間関係が良くなる。

 

この当たり前のことをするのも、スキルと考えた方がよさそうだ。

頭で解っていても実際に実行できないことが多い。

この「長所をほめる」もその一つである。

 

●Y先生の指導方法 

Y先生のすごいところは、忍耐強いところである。

どんな生徒でも、優しく指導する。

決して生徒の欠点を言わない。

できない生徒に対しては、同じ目線に立ち、繰り返し優しく理解できるまで教える。

横から見ていると、その忍耐力には頭が下がる。

おそらく今話題になっている柔道界では、頭ごなしに叱りつけると思う。

Y先生は、絶対に叱らないし、良い点を見つけて、ひたすらほめる。

先生の話によると、良い点が伸びることで、欠点が隠れるという。

例えば、「え~」「あ~」という言葉が多い人が、言葉を言い切ることで、その欠点が見事に治る。

まさに、練習の成果が見えてくるから、この話し方教室は面白い。

 

このように、「ほめて育てる」方法は、素晴らしいスキルである。

Y先生は26年間、話し方教室の講師をしているそうだが、このスキルが強みとなり、他者との差別化となっていることは言うまでもない。

 

私も、Y先生のような「ほめて育てる」スキルを身につけて、研修講師、講演講師を目指したい。

 


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