hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

話し方教室 3回目 話題の集め方

2012-10-05 | コミュニケーション
先日の話し方教室のテーマは、「材料の集め方」である。
ポイントを、テキストから引用する。


●話しの材料の集め方

話を料理に例えてみましょう。どんな名コックでも材料がなければ料理はできません。
腕が少々劣っていても、材料がふんだんにあれば、なんとか料理はできるものです。
話しもまったく同じで、まとめ方がどんなに上手でも、材料がなければ話はできません。
聴き手を納得させ、日常生活に役立つ、生きた材料を集める工夫をしましょう。

1.準備の大切さ

練りに練り、考えに考え抜いて、もうこれ以上準備のしようがないほど、準備をされた話は、話をする前にすでに90%成功しています。

2.準備の仕方

1)普段の準備・・・・・普段から材料を集めておく
2)話すことが決まってからの準備・・・・・あらすじを作り、練習をする

3.材料がないのが、話せない大きな原因

4.材料はどこにあるか

1)自分の体験
2)人の話
3)書かれたもの

5.どうしたら集めることができるか

1)意欲を持つこと
2)観察力を磨くこと
3)問題意識を持つこと
4)自分の意見を持つこと

6.どのようなものを集めるか

1)自分の仕事に関係のあるもの
2)自分の趣味や好きなこと

7.集めた材料を整理しておく

1)封筒式整理法を活用する
2)切抜き専用ノートに貼る


●材料集めもスキルである

ここに書かれていることは、もっともなことである。
だが、スキルである。

特に、5番目に書いてある「どうしたら集めることができるか」が大切である。
「意欲」「観察力」「問題意識」「自分の意見」
これらは、数多くこなすことで、レベルアップを図ることができる。
逆に言えば、
話す材料を集めることができない人は、これらの能力が未開発である。
私も反省することが多々ある。
昨日、瀬戸川先生の講演の中で「日本理化学工業」を題材にして、理念について話された。
実は、私は以前この「理化学工業」社長の大山氏著の「利他のすすめ」を読んでいる。
しかし、私は、話の題材にしていなかった。
ただ、本を読むだけであって、文章にするとか、話す材料としてポイントを要約するなどはしていなかったのである。


●日本理化学工業

「日本理化学工業」はチョークを作っている会社であり、多くの人が小学校の時、お世話になっている。
そこの従業員の7割が知的障害者である。
今回、瀬戸川先生は、「林さん」という68歳になる従業員を例にとって、15歳からの彼女の人生について語ってくれた。
1959年、今から53年前の話である。
2人の知的障害者に、「働くことを教えてくれないか」と学校の先生に頼まれて2週間引き受けたそうである。
当時、知的障害者は中学をでると、施設に預けられ、一生働くことをしなかったそうである。
この出来事と、企業理念の関係について、瀬戸川先生は、淡々と語ってくれた。


●新たな課題

同じ材料でも、料理の仕方は、
料理をする人の「意欲」「観察力」「問題意識」「自分の意見」
によって全く異なる、
ということを改めて知った次第である。。

今回の講演を聴いて、また話し方教室に参加して、新たな成長課題を発見できたことは喜ばしいことである。
将来の自分のために、その課題を克服していきたい、と思う次第である。