クッカー

数年前にエスビットのクックセットを買った。
小さい方。
取りあえずお湯を沸かすのにいじゃないかと。

そして、山に冷凍のうどんを持っていって煮てみようと思った。
冷凍うどんを保冷剤としても使いつつ粉末のつゆの素やネギなんかと一緒に持って行き
山で煮てみた。
ちょうどうどんも程よく柔らかくなっており
煮ることはできたし、おいしかったが
小さすぎることに気がついた。（遅いっ）

そして、「山でものを煮て食べて、後でお湯を沸かしたい、って思ったら
もうひとつ鍋が要るんじゃないか？」

もうひとつ、要る？

そして１年後、今度は悩みに悩んでプリムスのトレック ケトル&パン
を買った。
それからしばらくの間、プリムスの中にエスビットや固形燃料やマッチを入れて
背負ってたが、全然使うこともなく重いだけだったので
今現在はエスビット一つにしている。
本当は山でラーメンなど煮て食べたいんだけども
おばばが落ち着かなくて、のんびりお茶を飲もうともしないので
（あたしは水でいい、などとふざけた事を言う）
鍋など出そうものならイライラしだすのだ。
それどころか最近はお昼ご飯を楽しもうという気持ちさえなくなってきているようで
梅干し入りの塩むすびだけ、ということもある。

いよいよボケが始まったのか・・・と少々不安もある。

そんな感じだけども、今年の秋は是非とも山で何か作りたいので
エスビットをやめて、プリムスに変える予定。
その時はウッドストーブに固形燃料でよいじゃないかと思っている。

アルコール固形燃料

冬になると忘年会とかのひとり鍋の燃料として使われている、あれ。

エスビットのクックセットを買った時、燃料もエスビットと考えていた。
しかし、Amazonとかのレビューを読むと「煤がついて鍋底が黒くなる」
とか、「ニオイがある」
とか、あまり良さそうではなかった。
「煤がつくのは困るなあ、使ってすぐにしまえんじゃん。」

そこで他に燃料を探していて鍋用の固形燃料を見つけた。（１００均で）
これはニオイもないし、煤もつかないので仕舞うのも楽だ。
欠点は１００均の３個入りのパックなどでも１度に使いきってしまわないと
いくら厳重に封をしても時間がたてば空っぽになってしまっていること。

まあ、それでも安いしきれいに使えるし明るいうちに山を降りられなくなった時は
火を起こす為の着火剤としても使えるかも、と必ず１パック持っている。
畳むとぺしゃんこになるウッドストーブも持っているので
いざとなったらそれで火を焚いてもよいかもしれない。

一度、そのクックセットで固形燃料を使ってみたが
お湯が沸くのに結構時間がかかった。
エスビットの燃料よりも高さがあるために炎の頂点がちょうど鍋底にあたって
いないせいなのか・・・
炎の温度はその頂点が最も高い・・・
って昔理科の実験かなんかの時に習ったような気がする。

まあ、のんびりお湯を沸かしたり煮物をしたりするのもいいかもしれんから
それもいいかもしれない。

しかーし、この燃料とライター、防水マッチは必需品となっております。