ある山ブログを読んでいたら
「最近の山の3種の神器は“ 雨具、ザック、登山靴 ”なんだそうだ。嘆かわしい!」
と書いてあった。
へえー?そうなの?
「日帰り、低山登山者は特にその傾向が強くヘッドランプなどほとんど持っていない。」
とか。
まさか!
山へ入るのにそこまでお気楽な人はいないだろうと思っていても、たまに耳にしたり読んだりした事は
今までもあったが、最近は特にその傾向が強いらしい。
何故ならヘッドランプやコンパスは靴やザックに比べたら売り上げにならないから、らしい。
だからと言って売る側が「3種の神器はレインウエア、登山靴、ザックです。」
なんて言うのはダメだよ。命がかかってるんだよ。
買う方もそんなことを平気で言う店からは逃げ出すくらいのお勉強はして行かないと。
よく荷物が多いのを指摘されて「レインウエア、ヘッドランプ二人分と予備の乾電池」
とか言うだけで一緒に行くおばばにさえ薄ら笑いを浮かべられる、ということがあったけれども、
全く知らないおっさんにも「日帰りだし、たいした山じゃないんだからそんな荷物要らないじゃん!」
と“ ドシロウトだなー”みたいに言われたりした事もあったけど、
「おまえが責任取れるんかーい?」
と内心ツッコミながら今まできたっけ。
それにしても山の知識を持って山用品の店に勤め、あるいは山岳雑誌に関わっているひとが
「山の3種の神器は レインウエア、登山靴、ザックです。」
なんて平気で言っちゃあいかんよね?
本人本気でそう思ってるんだったら、その業界にいてはいけないとシロウトの私は思う。
別のブログでは山へペットの犬を連れて入ることのリスク。
ペットが持っているウイルスが野生動物に及ぼす影響や、その逆について。
また、他の登山者へ危険が及ぶ場合などと、それを想像できない飼い主への疑問とか。
今までお愛想で「可愛い!」などと言っていた自分を恥じた。
(決して犬は嫌いではない、むしろ犬も猫も好きな方だ)
でも、登山道をノーリードで犬と一緒に走っているトレイルランナーがいるとか聞くと、
それは違うでしょう、と思う。犬を連れて走るのもどうかと思うけど、ノーリードはアウトー!
救助犬や猟犬は仕事のために入っているのだから、「救助犬や猟犬だって入っているんだからいいでしょ」
というのは「違うだろ」
と書いてあった。
ううううう。
む、難しい。
難しいんだけど、ペット同伴で国立公園の中を歩くのも違和感を感じていたのはあった。
特に御神体の山(地元なら本宮山)に犬連れで登るのは「いかんよね」とおばばとも意見が一致していた。
しかし、この方はウイルスとか細菌とかそれらが野生動物に及ぼす影響について
「もう少し考えてくれ」と書いている。
一般的な山雑誌についても「もう少し化学的に検証してきっちりした記事を書いてくれ」
と言っている。
うううう。
知識のない私は結構鵜呑みにしちゃったり、雰囲気だけで読み飛ばしたりしてきたけど
もうちょっと賢い読者にならんといかんなあ。
と山へ行けない、林道すら歩けず終わってしまった今年のゴールデンウィークの反省中。