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芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

農協ばかりでなく、協同組合というものの実体

2010年03月02日 | Weblog
生活協同組合は、自主的な組織であると思っていたら、犬を殺された恨みで殺したとい事件で、殺された元年金局長が、生協の理事長だったと報道されて、生協も厚労省の単なる利権団体になりさがっているから、中国の毒入り餃子を日本に輸入して高く売っているのだと分かった。農協ばかりでなく漁協などの協同組合も同様にそれぞれが管掌する省庁の利権団体と化しているから、本来は、農協と同じような立派な綱領を掲げているのであろうが、実際は、官庁の天下り先と化しているだけで、その業界をそれゆえにかえって立ち行かなくしているのだ。
戦後、米国マッカーサー司令部の下で、それまでの軍国主義教育を排するためにおかれた小中高の教育委員会も国立大学協会と同じで、文部省の言いなりであり、同じ司令部の下で作られたPTAも自主、自立、参加を標榜しているのかもしれないが、単なる名前だけの団体に堕している。
日本を未曾有の焦土と化した軍国主義教育も困りものだが、敗戦国ゆえに、戦勝国の制度に皆合わせて行くのもそれが、与えられて60年以上経つのに、日本国民にはしっくり当てはまっていなくて、敗戦後も生き残った元軍国主義官僚の単なる利権団体に堕しているのは、国民に与えられた民主主義が機能していないばかりではなく、官僚に利用されているだけと言える。