チャンデリーは、私には初めての町で、その他にデリー門、ニザームッディーンの一族の廟、シャハザーダ・カ・ローザなどを観た。まだ観る所があったが、それほどの町と知らなかったので、一泊で、夜10時発のジャバルプル行き汽車に乗るため、宿の前からバスが出ているというので、待ったがなかなか来ず、たまたま来た二人連れのムスリムのジープが停まってくれたので、それに乗った。助手席のムスリムがこれはパーキスターンから買ったというコラーンの朗読と解説を聞かせてくれ、来る時の路とは違う田んぼ路を走り、暗くなってラリットプルに着いた。600ルピーを請求された。態のよい、白タクだったのだ。往路の500ルピーよりは高かったが、バスが本当に来るのか分からないので、乗れただけでも良かったと言うべきか。
汽車の出発時間、10:07まで3時間もあるので、駅前の食堂で食事をした。この町の特産のお菓子というペルヴィーというのを買ったが、それをあとで確認すると、大きな町ではどこでも売っているマラーイー・ワルキーというものであった。一時間前になったので、駅に入り、2番ホームにスーツケースを押して行ったが、階段の横の坂を押していて、荷物が倒れたため私も転び、膝をしこたま打った。おまけに、汽車は2時間以上おくれて、0時過ぎに着いた。