登米病院に母の入院代を払いに行って来た。土日切符を利用して行った。登米市になってから、路線バスが廃止され、市民バスになり、一率100円になったのはいいが、柳津から登米への連絡が悪くなり、土日はうまく連絡するのが、14:54柳津発登米経由黒川行き一本だけで、しかも JR気仙沼線で柳津に着いてから30分待ちである。帰りは、一日やはり一本だけで、JR柳津発9:10の快速に連絡するバスはなくなった。前回登米に行った時、輝ちゃんとカラオケしていた飲み屋で前登米町長中沢氏と出会い、その話をしたところ、「11月半ばから登米、仙台直通バスが三陸道経由で一日六本走るようになり、往復2000円だ」とのことだった。「片道一時間半だが、三陸道が完成すると一時間で仙台まで行ける」と云う。鉄道より道路優先である。私には長旅は鉄道のほうが楽であるが、日本中こうなるのだろうか。バスは時間が当てにならない。今回も柳津駅にバスが10分遅れて来た。40分待ったことになる。全国の町村が目の前に融資の餌をぶら下げられて、合併に走り、「効率」と云う実は「不便」をかこつことになる。国家も市町村も財政をスリム化しないで「効率」を追い求め、税金を増やすだけでは、先が思いやられる。明治維新の失敗がこんなところにも表れている。
インドのヒマーラヤの山道をジープで悪路に揺られて、疲れ果てて帰って来たが、日本は、キノコ採りに行く道までも鋪装されていて、普段使われない道路が舗装される、道路と自動車中心の行政だ。田圃の鋪装道路にもいずれぺんぺん草が生える時が来るだろう。国民の税金が道路と車にすり減らされているのだ。かつては、鉄道省と云う独立した省がある鉄道中心の行政だったが、自動車・道路省と云うのを作ると国民には分かりいいかもしれない。
輝ちゃんとカラオケをして、日曜の朝、9:10の快速に乗るため彼の車で柳津駅に送ってもらうことにして別れた。朝、姉が植えた野菜が伸びきっているので、たくさん収穫しているところに植木屋と草取りのおばさんたちが突然4人も来た。前回来た時に私の植えた野菜が芽を出しているので、それまで雑草と間違えられて摘まれないように注意したり、畑に置いた銀杏の皮肉を取ったりして草取りからの防御をしているうちに輝ちゃんが迎えに来て、慌てて家を出た。
快速電車の中で、野菜とゆで卵をガス台に載せたままで来たことを思い出した。火を消して来たかどうか不安になり、新幹線から姉が頼んだ植木屋にガスの元栓を止めさせてくれるように姉に電話した。新幹線のカード電話はNTT以外のカード電話にかからないことが分かった。駅に最近設置された灰色公衆電話は、以前に求めたテレホンカードが使えないことも分かった。テレカが使える緑色公衆電話を探して、輝ちゃんからもらった瓦煎餅の大きな包みと大量の野菜をぶら下げて仙台駅の新幹線ホームを走り回った。結局緑色公衆電話は見つからず、新幹線に滑り込みで乗ってから中で見つけた。昔買ったテレホンカードはこれでは私蔵させられることになるのだ。NTTは、民営化してから電話債権も反古にしようとしている。これも国家的詐欺だ。国営だった企業を効率優先という名目で民営化しては、安全と国民の権利を破棄するのが最近の国家政策だ。
土日切符の予約席は、4号車という乗り場から遠く離れた不便なところにあった。はやてにやっと乗って10号車から列車の中を歩いて4号車にたどり着いた時には、私の席には隣席の人が荷物を置いていて座りにくくなっていたので、私も荷物が多いから、空いている席に荷物を置いて姉に電話してきてから座った。やれやれひと安心と思う間もなく検札が来たので、思わず、「予ヤグしてるせぎさ隣の人が荷もづ置いでだがら、こごさ座ってもいがすか?」といいそうになった。前夜から輝ちゃんとばかり話をしていたから、すっかり登米弁になっていたのだ。この検札は登米弁を解さないかもしれないと思い登米弁を飲み込んだ。もう、標準語と云う共通語で話さなくてならないのだ。
インドのヒマーラヤの山道をジープで悪路に揺られて、疲れ果てて帰って来たが、日本は、キノコ採りに行く道までも鋪装されていて、普段使われない道路が舗装される、道路と自動車中心の行政だ。田圃の鋪装道路にもいずれぺんぺん草が生える時が来るだろう。国民の税金が道路と車にすり減らされているのだ。かつては、鉄道省と云う独立した省がある鉄道中心の行政だったが、自動車・道路省と云うのを作ると国民には分かりいいかもしれない。
輝ちゃんとカラオケをして、日曜の朝、9:10の快速に乗るため彼の車で柳津駅に送ってもらうことにして別れた。朝、姉が植えた野菜が伸びきっているので、たくさん収穫しているところに植木屋と草取りのおばさんたちが突然4人も来た。前回来た時に私の植えた野菜が芽を出しているので、それまで雑草と間違えられて摘まれないように注意したり、畑に置いた銀杏の皮肉を取ったりして草取りからの防御をしているうちに輝ちゃんが迎えに来て、慌てて家を出た。
快速電車の中で、野菜とゆで卵をガス台に載せたままで来たことを思い出した。火を消して来たかどうか不安になり、新幹線から姉が頼んだ植木屋にガスの元栓を止めさせてくれるように姉に電話した。新幹線のカード電話はNTT以外のカード電話にかからないことが分かった。駅に最近設置された灰色公衆電話は、以前に求めたテレホンカードが使えないことも分かった。テレカが使える緑色公衆電話を探して、輝ちゃんからもらった瓦煎餅の大きな包みと大量の野菜をぶら下げて仙台駅の新幹線ホームを走り回った。結局緑色公衆電話は見つからず、新幹線に滑り込みで乗ってから中で見つけた。昔買ったテレホンカードはこれでは私蔵させられることになるのだ。NTTは、民営化してから電話債権も反古にしようとしている。これも国家的詐欺だ。国営だった企業を効率優先という名目で民営化しては、安全と国民の権利を破棄するのが最近の国家政策だ。
土日切符の予約席は、4号車という乗り場から遠く離れた不便なところにあった。はやてにやっと乗って10号車から列車の中を歩いて4号車にたどり着いた時には、私の席には隣席の人が荷物を置いていて座りにくくなっていたので、私も荷物が多いから、空いている席に荷物を置いて姉に電話してきてから座った。やれやれひと安心と思う間もなく検札が来たので、思わず、「予ヤグしてるせぎさ隣の人が荷もづ置いでだがら、こごさ座ってもいがすか?」といいそうになった。前夜から輝ちゃんとばかり話をしていたから、すっかり登米弁になっていたのだ。この検札は登米弁を解さないかもしれないと思い登米弁を飲み込んだ。もう、標準語と云う共通語で話さなくてならないのだ。