日本に帰国迄あと一ヵ月を切った。去年の今ごろは、もう帰りたくて、帰りたくて、帰国便に乗るのが待ち遠しい時期であったが、今年は、それほどでもないのはなぜか。去年、早く帰りたかったのは、食べ物のせいもあり、帰ると直ぐ、大衆食堂で刺身や寿司を食した。恐らく、日本にいれば、それほどのうまさでもないのであろうが、食べるもの全てがうまく感じられた。近海の魚や、東京湾の魚など、放射能汚染なのであろうが、そんな事には眼をつぶって食べた。ストロンチュームは、カルシウムと同じように、骨に入ると言うから、骨を食べなければ、セシウムを食べるだけかも知れないが、何しろ、公的機関は、そんな数値を調べて出してはいないのだから、恐らく、葛西水族館のマグロの背骨が折れて殆ど死んでいるのも、ストロンチュームのせいであろうが、いまだに、原因が分からない事にしてある。この世の中のなんという隠蔽体質。福島では、１００万人に一人しか見つからない甲状腺癌になって既に肺などに転移している子供達が、１００人以上もいるというのに、原発によるものとは考えられないと、福島医大の医者が発表している始末だ。これの結末は日本人自ら引き受けなければならなくなるであろう。
授業はあと２回で、終わりにしようと思っている。本来なら、もう授業も試験も終わっていたのだが、邪魔が入って結局、４月にまたがってしまった。教室を他の授業に取られても、自分の研究室で授業をすれば、恐らく、６、７日に試験も終えられるであろう。今週は、先日の金曜日に渡した私の大学の成績表で、契約更新が決まると、ドィヴェーディー氏が言っていたから、それを確認して、来週以後、帰国の前にデリーに出かけて、来年の事を相談して来ようと思う。それにつけても、この大学に来る時は、そんな成績表など必要なかったのに、契約更新の今ごろになって提出させられるのは変だ。しかも、一年しか延長しないようだから、その後も勤められるかどうか分からない。それなら、早めにデリーで次の就職先の可能性を聞いて来たほうが良い。なければ、帰国ということになる。
しかし福島原子力センターは、今頃になって、猛毒のストロンチューム９０が基準値を遥かに上回っているのを福島各地で発見したなどと発表。東電は、２０１４年４月～２０１５年２月の３１４日間に流失した汚染水の総量を、ストロンチウム９０などのベータ線を出す放射性物質が港湾外に２兆２０００億ベクレルも流出し、雨水等を流す排水路からもこの１０分の１に匹敵する量の汚染水が流れていることが判明、セシウム１３４と１３７は、それぞれ１３００億ベクレルと３８００億ベクレル、水溶性の放射性物質であるトリチウムは４兆８０００億ベクレルで、排水路を通じた外洋流出は４０００億ベクレルと天文学的な滅茶苦茶な数値を平気で公表している。こう言う出鱈目は、外国で、真剣に報道され、日本人の信用を落とすことになっている。汚染地下水により港湾に流出したセシウム１３４と１３７は、それぞれ１３００億ベクレルと３８００億ベクレルだともいう。これに相当する汚染が空中にもいまだに放出されているという事なのにだ。原発は完全に制御されているなどと、世界が注目している場で、嘘をつく首相も首相だが、その嘘をマスコミを始め、政治家が皆で後押ししているのだ。それに反することを云う人物を皆で叩くと言うのも困った性格だ。
昨日から今日にかけてラーム・ナワミーというヒンドゥー教の祭りで、ヒンドゥー教の神社はイルミネーションで飾られている。大学は土曜日で休みだが、一般の学校は休みになっている。昨金曜日は、良き金曜日で、休みだと学生課のアショーク・クマール学生係り監査官に言われ、水曜日に学生に休講を宣言したが、家に帰って手帳を見ると、良き金曜日は、来週の３日であることが分かり、アショーク・クマールに金曜日の私の授業時間帯に、試験などないだろうねと聞いたのに対して、良き金曜日で休みだから心配ないといったのだ。しかし、学生たちに休みでないから授業をすると電話連絡して、金曜日当日教室に行くと、私の教室は、授業日には全て確保してあるはずなのに他の授業に使われていた。学生課が、私に断らずにほかの授業に割り振ったので、それを隠すために、私に金曜日は、休日だと嘘を言ったようだ。このアショーク・クマールは日本語授業の初日のオリエンテーションを知らせるメールを打たせたとき、学生に届かないように打ったため、学生が来ず、２度も無駄足を踏まされた。結局、別の係りに打たせて、１週間遅れの授業開始になってしまった、その原因を作った下手人である。そのため、３月中に日本語試験をしようと思っていたのが、出来なくなった。恐らく４月初旬に試験をすることになる。
山本太郎が、国会や、渋谷で頑張っているらしい。安倍首相の嘘を暴いているそうだ。結構な事である。そのアカラサマな嘘は、オリンピック招致のブラジルのときに世界的に有名になってしまったが、それを放置しているマスコミも世界の信頼を失っているのは、先日のドイツのメルケル首相の来日でも一層、世界に確信を与えたようだ。皆、眉にツバをつけて見ている。
金曜日の夜から水が出なくなり、土曜日の朝に係を呼んだが、午前中に来ず、何度も電話して、３時に出たと言われて、５時になっても来ず、 今回も、ビンを持って大学に行き、水を汲んで、授業の後、持って帰った。今回は、元、大学が借りていた隣りの水道をホースで小生宅の屋上タンクにつないで、水が出るようになっていた。しかし、壊れたポンプは月曜日にならないと直らないと言う。前からいる警備員が活躍して、その様な応急措置を講じてくれた。しかし、最近来た中年の警備員は、口ばかりで、何もしないどころか、来て数日しかたっていないのに、ホーリーの祭りの祝金を要求した。それを言いながら、私にヒンディー語で、自分が言っていることが分かるかなどというので、「分かるが、来て、まだ大した仕事もしていないくせに、そんなことを要求した警備員は初めてだ」とも言ってやった。この警備員は、当然のようにお茶をくれとか、いちいち要求ばかりする。インド人の何人かに一人はこういうのがいるので、インド人全般のように取られることになる。
原発事故以前にも、癌罹患が多くなっていたが、それは戦後原発を造ってからだという事を米国の科学者が米国の原発の近くに癌患者が多くなっている事を発表していて、福島原発事故のあと、日本に来て癌の罹患率が増えると言っていた。その科学者は、もう相当の年齢でアインシュタインなどとも交流のあった人だったが、名前を想い出せない。多分以前にここでその事を書いたかも知れない。
チェルノブイリの場合は、７００キロ圏内だったかの住民を強制移動させたソ連政府は国民にやさしい政府である。その後に出来たウクライナもベラルーシも国家として食事による内部被曝を出来るだけ小さくするよう、基準値を厳しくしている。
ところが、日本政府は、逆に、基準値を甘くして放射能内部被曝を奨励している。しかもそうしておいて、避難している福島県人を元に戻す政策である。元の家に戻らない住民には保証を打ち切るということであろう。発想が、被曝の補償する金を払いたくないというケチな考えである。そう言いながら、外国に出て行っては、自分だけ気持ちのいい、援助金の大盤振る舞いである。
国土が狭い日本でソ連政府の取った避難政策は取れないのだから、せめて、原発再稼働は止めるべきであろう。西で再稼働すれば、国民の避難先は全くなくなる。西の原発事故が起これば、ユダヤ人と同じ流浪の民となるしかあるまい。或は、今も病気がちなベラルーシやウクライナの子供達のように、いつも病気に悩まされる病弱な子孫しかいなくなる国だ。
以前にご紹介したアーワーズが原発再稼働を認めない判決をするよう求める嘆願書を提出する運動をしているので、下記のウェブを開いて、嘆願書にメールをしてくださるよう要請。
初めての方は、氏名などをご登録ののち、メールアドレスを入れて送信。
https://secure.avaaz.org/jp/stop_takahama_restart_now_loc/?tBFVUcb
一昨日、make my trip に明日電話するようにと言っておいたのに、昨日電話して来ないで、今日になって、残りの９８０ルピーを払うようにと言って来た。いつも同じ若い女性の声だが、数日前に、電話がかかって来た時に、イシカというので、石川かと思い、日本語で話してくれるように言ったが、インド人だと言う、日本人と結婚しているのでもないと言う。日本人に似た名前なだけだと分かった。そのインド女性は、ポイント分９８０ルピーが足りないから、払うようにとしか言わない。その足りなくなった原因が君の会社のポイントの仕組みが悪く、コチラの持っているポイント分の２倍を総額から引いたから、ポイント分９８０ルピー足りなくなったのだ、この仕組みの悪いのを上司に話せと言っても、悪いところがないと言う。悪くないのでは、何を話すことになるのか、理解していないのだから、私の支払った、軌跡を見るように言い、支払済になっているのを確認するように言ったが、結局分からなかったようだ。しかし、払わなければキャンセルすると脅すので、そのあと直ぐ払った。結局７回も支払いを繰り返したのだ。
ところで、私が、インドの友人達から、放射能汚染を避けてインドに来るように誘われてから４年経ったので、放射能汚染の被害がどの程度かを人口で見ると、下記のようになる。チェルノブイリが５年めから７年めにかけて、出生率が減り、死亡が増えて、人口が異常に減ったので、今以上に来年、再来年に人口が急減すれば、それに鑑みて、日本の人口減も、チェルノブイリと同じ説明出来ると思われ、一応、政府の統計を上げてみる。総人口は福島原発事故以前は、十年で１００万人増えているが、そのあと、４年で１００万人減っている。ウクライナ、ベラルーシは、それぞれ１９８６年当時、およそ５千万、一千万の総人口だったが、それぞれ２０年でおよそ１００万人、５０万人減っている。
★日本の１０月１日現在総人口統計（単位：万人、出典：総務省統計局）
◇２０００（平成12）年 １億２６９３万人（前年から２５万人増）
◇２００１（平成13）年 １億２７３２万人（前年から３９万人増）
◇２００２（平成14）年 １億２７４９万人（前年から１７万人増）
◇２００３（平成15）年 １億２７６９万人（前年から◇２０万人増）
◇２００４（平成16）年 １億２７７９万人（前年から１０万人増）
◇２００５（平成17）年 １億２７７７万人（▼前年から２万人減）
◇２００６（平成18）年 １億２７９０万人（前年から１３万人増）
◇２００７（平成19）年 １億２８０３万人（前年から１３万人増）
◇２００８（平成20）年 １億２８０８万人（前年から５万人増）
◇２００９（平成21）年 １億２８０３万人（▼前年から５万人減）
◇２０１０（平成22）年 １億２８０６万人（前年から３万人増）
・・・・ここで、福島原発事故が起こる・・・・
◇２０１１（平成23）年 １億２７８０万人（▼前年から２６万人減）
◇２０１２（平成24）年 １億２７５２万人（▼前年から２８万人減）
◇２０１３（平成25）年 １億２７３０万人（▼前年から２２万人減）
◇２０１４（平成26）年 １億２７０９万人（▼前年から２１万人減）
夕方、大学構内の銀行で、お茶をごちそうになりながら、make my trip 旅行代理店の引き落とした金額を記帳してもらっていたら、丁度そこにmakemytrip から携帯に電話がかかって来て、全額の支払いのうち９８０ルピーがまだ未払いだと言う。９８０ルピーはポイント分を引いた金額で、まだそのポイント分が引き落とされていないのではないかと聞くと、ポイントは使われていると言う。なんどかやり取りしても埒があかないので、今、仕事に出かけていてインターネットで、金額を確かめられないから、明日また電話をくれるよう言った。
教室に行くと、時間になっても学生が一人も来ない。学生の一人に電話で聞くと、昨日の学園祭で疲れて、今日は、出られないと言う。それでは休講にしようという事で、待っていたタクシーで帰宅した。
ネットでmakemytripの支払いを見ると、代金からポイントが２重に引かれているので、旅行代理店のポイントを引く仕組みが悪いことが分かった。インド故の事なのか、単にこの旅行代理店の支払いの仕組みが悪いのか分からないが、最後迄支払いに悩まされる。
日曜日、一時半に軍隊のボートのクラブのラーオというひとが来るというので、１時から待ったが、結局、５時迄待ったものの、来ず、これからでは暗くてボートなど無理なので、来ないことが分かった。
インドも軍人同士では、約束など守るかもしれないが、一般人にはその様な規律は及ぼさないようだ。日本も、沖縄戦では、一般人を盾にして、多くの一般人の戦死者を出していることが分かっているので、軍隊に対する信用はゼロであり、そもそもが、盧溝橋事件をでっち上げて、戦争を始め、謀略に次ぐ謀略で、南京事件ばかりでなく、多くの、中国、朝鮮の一般人をころしている。韓国軍も、ヴィエトナムで、多くの村の女達を強姦してから証拠を消すために村ごと焼き払っていることが分かっているが、ヴィエトナムはそれについての責任を追及はしていない。米国は、もっとひどい事をヴィエトナムでばかりではなく、イラーク、アフガーニスターンでしているが、その責任は勿論追求されていない。イラークに戦争をしかけた理由の大量兵器がなかった事についても、米国は勿論、英国でも、取り上げただけでその責任を追求するふりをしただけで終わった。日本に至っては、その米英のイラークでの暴虐を支援しても、戦争の理由であった大量兵器がなかったことについて、当時の首相とその内閣は何らの追求もされていない。マスコミもまるで飼い犬そのものだ。そんな、無責任なマスコミと軍隊＝自衛隊の海外派兵を簡単に決められている状況は、日本が米国、イスラーエル同様に国民がどこでも敵視される事を意味する。日本人は身の安全を手放してしまった。
昨日、土曜日の昼過ぎに電話がかかって来たので、また、旅行代理店からかと思ったら、いかにも親しげにボートを見に来るかというので、やっとボートの関係者から電話がかかったことが分かった。セティー大左にシン司令官のところに連れて行かれて紹介されたのが２月初め、一ヵ月半以上何の音沙汰もないから、もう殆ど諦めていた。明日一時半に迎えに来るというので、２時に食事に来るという日本語の学生たちを断った。